心と体

2017/08/05

ただ、しあわせでいること

あなたもただ幸福でいなさい
 そうすれば愛する人がやってくるだろう
ただ幸福で在りなさい
 そうすれば友だちがきてくれる
ただ幸福で在りなさい
 そうすればすべてがそれに従ってくる

……略……

まず結果を創りだして
 それから何が起こるか見てみるのだ
 原因がすぐにでもあなたを取り巻く、ついてくる
原因を待ってはならない
あなたがたはもう充分長く待ってきた

幸福を選ぶがいい
 そうすれば、あなたは幸福になる

─OSHO『マイウェイ 流れ行く白雲の道』─

まあ、よく聞く話ではあります。
とはいえ、「よろこび」とか「幸福」ってどんな状態だったっけ、みたいな。(^^;
考えると、分からなくなっちゃいますね。(^^ゞ

こういう時は、体から、感覚から入るのがお手軽、簡単。
お散歩しつつ、ゆっくりと深く呼吸しながら、体全体もゆったりとくつろいで歩き。
心地好い空気に包まれているとイメージしてみる。
イメージしていると、実際に心地好い空気が体を包んでいるのが感じられます。
その感触を、呼吸と共に、体の内と外で味わいつつ歩く……。

心地好い空気は、呼吸と共に、流れたり、拡がったりもし。

なんだかしあわせ。(^^)

思い出したら、「結果からいってみようか」と、この感じでお散歩していますが。
その日から、心地好い「原因」が訪れています。

と、共に。
時々、しばしの間、心地好くない「原因」も生じたりし。(^^;
そこはそれ、「結果よね」と思い出し、心地好い空気を思い出し、それともに呼吸して、くつろいでいると。
心地好くない「原因」だと感じられていたものが、ただ普通の出来事、またはちょっと可笑しな出来事に、変わったり変わらなかったり。笑)

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2017/06/25

お散歩しながらの全身呼吸

以前出版した覆刻本「霊療術聖典: 斯界権威十五大家」(各霊療術のメモ)の中からいくつか呼吸法を試してみましたが、かなり参考にはなったものの、なかなか自分にフィットするものがなく。
その後、本棚にあった藤平光一著「氣の威力」にあった一九会みそぎ修行の呼吸法、「藤平式氣の呼吸法」がなんだか自分がやりたい呼吸法に近いような感じがして。
しばらく試していたのですが、「う~ん、何かが違う。なんだろう?」とモヤモヤしていたある日。
「あ。これだ」と納得出来る呼吸法が見つかりました。

霊療術や氣の呼吸法は、いわゆる鍛練法です。
大抵、呼気や吸気の頂点で息をしばらく止めます。

藤平式呼吸法でも。
まず口を軽く開き「ハー」と音を小さく出しながら静かに息を吐きます。吐き切ったら軽く上体を前傾させながら最後の息を静かに吐き切る。
次に上体は前傾させたまま、鼻からスゥーっと静かに吸いはじめる。つま先から脚、腰、腹、胸と順に満たしていき、満ちたら上体を起こし最後は頭頂まで息を吸い入れる。吸い終わったら臍下の一点に心をしずめて五秒ほど待つ。

といったように、吐き切ったら更に吐き、吸い終わったら五秒ほど保ちます。

ぼくの解釈の仕方が間違っているかも知れませんが、この「更に吐く」や「五秒ほど待つ」というのが、どうも緊張に繋がりやすい気がするのです。
なんというか、一個の有機体として、伸び伸び自由にくつろいだ、十全な呼吸がしたいのです。

自分なりに、十全な呼吸を試みていて気付いたのは。
吸気の頂点や呼気の頂点近くでは、呼吸は止まっているかのように見えて、実はその頂点付近では微妙にじわじわ更に膨張、収縮し続けているという事。

その呼吸の頂点で、微妙にじわじわ膨張、収縮し続けている感触を味わいながら、呼吸のマックス近くになったら、呼気、吸気を反転させる、その繰り返しがよいみたい。
これだと、体に聴きながら、体に委せた有機的な呼吸になりやすい感じ。

最初の頃は、やや頑張って十全な深い呼吸を試みていたのですが(欲張りw)、これだと、ゆっくり歩きながらやっていても、しばらくすると息が苦しくなって来たりします。(^^;
まあ、だんだん慣れては来ますが、なんだか鍛錬してる感じで、ちょっと違うんですよね。

なので、最近はもっと体に優しく、呼気、吸気の頂点付近で微妙に継続している途中で呼吸を反転。
とにかく無理せず、優しく、繊細に。
体が嫌がらない、体が欲する呼吸になるよう、体に聴きながら・・・。

こうして歩きながら、優しく全身呼吸をしていると、体の歩みと呼吸が一体となり、全身が周りの空間に広がった感触になります。

呼気と共に、体の重心は頭の先から順に足裏まで落ちていき、心もくろいでいきます。
吸気と共に、呼吸や感覚が、足裏やカカトから脚、腰、お腹、胸、背中、首、頭だけではなく、体の周りや頭上にまで満ちていきます。

木々の緑はより鮮やかに見え、自分や周囲のエネルギーが高まる感じさえします。

やっと自分にフィットする呼吸法が見つかった感じ。(^^)

しばらく続けてみることにします。

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2014/09/10

「玄米正食批判試論」Kindle版が出ていた

時々「まだ玄米正食批判試論は出ないのかなあ」と呑気に思い出していたのですが。
今年2月に既に出ていました。(^^;

著者の幕内先生が何度かメールを下さったのに、届いていなかったようで。
今回ようやくメールが到着。

お知らせありがとうございます、幕内先生。m( _ _ )m

というわけで、すごい、すごい。
あの幻の名著が電子書籍で復刻です。

『玄米正食批判試論』―『粗食のすすめ』の原点・幻の連載復刻―

昔出していた会員制ミニコミ雑誌「ヒーリング・マガジン」。
ワープロでプリントアウトしたものを切り貼りしてレイアウトし、お店のコピー機でコピーして作っていた手作りミニコミ誌でした。
まだフロッピーディスクもなく、カセットテープが記憶媒体だった時代。懐かしい~

下の内容紹介で「連載させていただいものです」とありますが、これは逆にこちらが「掲載させていただいたものです」が正しいです。
原稿料もなにもなく、先生のご好意で掲載させてもらっていたのですから。

当時は精神世界やボディーワークなどの新しい健康法などがブームだったこともあり、大きな反響を得た著作でした。
幕内先生自身の実体験に基づいた検証作業が中心で、そのあたりも読者の共感を得た大きな一因だったと思います。

玄米食に対する思い入れがあればこその疑問と検証、そして警鐘。
今も常に新たな健康法が生みだされてはブームになりますが、「これさえやっていれば大丈夫」という妄信や「正しさ」とは何だろうかと、深く考えさせられる著書です。

ともあれ、幕内先生の語り口がどこかコミカルでクスクス笑いながら楽しく読めてしまう、町の按摩さんが熱烈にお勧めする一冊です。

【内容紹介】
幕内秀夫氏のベストセラー作品『粗食のすすめ』の原点・幻の連載復刻!!

【特別収録】「20年後のあとがき」より一部抜粋―

この原稿は、二十数年前、伏見治療室を主宰している、鍼灸按摩マッサージ師の伏見起樹氏が発行していた『ヒーリング・マガジン』に連載させていただいものです。
反響があまりにも大きく、勝手にコピーされ続け、私の手を離れたところで議論されることもありました。その後もコピーされ続ける現状をみて、そのままにしておくわけにはいかないと考え、数年前、伏見氏に協力いただき、インターネット上から「原文」を消去させていただきました。

しかし、この二十数年の間にも、さまざまな民間の食養法(食事療法)が登場しては話題になり、消えていきました。消える際には、必ず犠牲者が伴っていることが話題になることはほとんどありません。

最近は、「糖質制限食」がブームになっています。
 本書のテーマである、「玄米正食(菜食)」とは正反対の主張です。それらを紹介した書籍を読んだことがある方は、気づいたと思います。玄米正食と同じで、いくら読んでもその根拠がわかりません。

糖質制限食を提唱する人たちのほとんどが、子どもたちや思春期の女性さえも、継続してもいい食生活だと提案しています。そこに非常に危険性を感じています。
これから先、実践者が増えたとき、どれほどの犠牲者が出るのか、その際も「真面目」に実行した人、あるいは自分では食べ物の選択ができない子どもたちだということになるのでしょう。

過去の繰り返しで犠牲者が出るとわかっていながら、その時を黙って待っていていいのか?
同じ過ちを繰り返してはいけない。
今だからこそ、玄米正食の「教訓」を多くの人に知って欲しい。その思いで、今回、復刻版を発行することにしました。その意味で、内容は古くなっている部分もありますが、あえて、原文を訂正せずに発行させていただくことにしました。これは、何度も繰り返されてきた問題だと言うことを知っていただきたいからです。

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2014/09/07

「自閉っ子の心身をラクにしよう!」という一般の人にもお勧めの本

友だちのだるまさんが本を出しました。

自閉っ子の心身をラクにしよう!

編集者の浅見さんと栗本さん(だるまさん)が対談で進めていくという形。
浅見さんの自閉っ子に共通する身体の印象を語ることからはじまり、その印象に対して栗本さんが指導者の立場からその身体的機能的意味を実感的に解き明かしていきます。
この、浅見さんの心の中に浮かび上がる自閉っ子に共通する(例えば)白黒のイメージに対して、何か専門的な知識を付け加えるのではなくて、その白黒だったイメージがカラー映像として鮮やかになっていくようになされる栗本さんの解説。
栗本さんが機能的感覚的謎解きをしていくことで、浅見さんが「そういうことか!」と腑に落ちて納得していく感じ。
この展開が秀逸です。

自閉や多動、自傷、知的障害などを持つ子どもたちが起こす身体行動の意味を感覚的に理解し、それを矯正するのではなくスムーズに経過するように促していくこと。
それが身体作りにつながり、穏やかな成長にもつながるということ。

これは、一見特殊な個性や障害を持つ子どもたちに対する指導とも思えますが。
ところがどっこい普通といわれるぼくたち大人にも熱烈に求められていることでもあります。

睡眠と姿勢、頭の疲れ(オーバーワーク)と頭皮、関節の使い方、土台である足首や足の育て方、汗がかける体についてなど、それぞれ手軽にできる効果的エクササイズも紹介してあり、多くの人にとって役立つ内容が詰まっています。

町の按摩さんお勧めの一冊です。(^O^)/

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2014/09/04

肩甲骨をゆるめる体操のその後

肩甲骨をゆるめる体操は、あれから毎日やってます。
ほぼ10日くらいになるのかな。

「肩甲骨を横に開く体操」では、脇腹に小指側を当てると手首が痛かったり、ヨガのワシのポーズに似た「肩甲骨を開く体操」では、からみつけた腕や肩先が痛かったりしたのですが、それも2、3日で慣れ、なかなか快適に肩周りがゆるんできています。

人の体って、毎日続けていると、ほんと慣れるもんです。
(その分、使っていない部分はどんどん使わない状態に慣れていく(^^;)

あ、そう、そう。
床で転がって遊んでみる」や「バンザイして床で転がってみた」、「床で転がることの効用」などで書いた床で転がるのも毎日やっているのですが、肩甲骨がゆるんでくると、床に当たった肩甲骨が自然に引っ込むようになり、転がりの滑らかさが増してきます。
快適、快適。(^^)

というわけで、けっこう慣れてきたところで、余計で勝手な応用も入れはじめ、その余計なことをいろいろとメモしておくことに。

1.肩甲骨を横に開く体操

上図から両肘を前に出し。
・何回か弾みをつけるよう、両肘を前に出したり開いたり、を繰り返す。
・左右の肘を交互に出したり引いたりする。
・両肘を前に出した状態で、両肩を前から上、後ろ、下、前と回し、それとは逆に回す。

いろいろ遊んでますが、他の体操に比べると今ひとつ手応えに欠けるw

2.肩甲骨を寄せて浮かす体操

これは前回書いたものくらい。
・両腕を頭上に伸ばした状態で、体を左右に倒したり捻ったりする。
 (こうすると、片側に負荷がかかってより腕が頭上側に倒れるので気持ちよい。)
・両腕を弾みをつけるようにより倒したり戻したりする。

3.肩甲骨を開く体操

これ、最初はからめた腕や肩などあちこち痛かったのですが、慣れると肩コリでコル場所の表面がいい感じで伸びたり、かなりお気に入り。

・両肘をおへそに近づけるように下げる。
 (これで肩の僧坊筋上部がむぎゅーっと伸びる。)
・両肘を天井に向けながら、肘が上になっている方の足に重心を乗せて、更に肘を上に向けるようにする。
 (肘上側の三角筋付け根が伸び肩甲骨もより開く)
※肘を天井に向けながら、カカトから伸び上がるようにすると、全身が協調的に連動して伸びるのでかなり素敵。


4.肩甲骨を閉じる体操

職業柄、前腕手の平側が張りやすいので、上図の状態から更に頭上側に傾むけるようにしています。
前腕の手の平側が伸びてよい感じ。

これはあまり応用する遊びが出てこない。(^^ゞ
腰を更に反らせるようにする、くらい。

肩周りが快適にゆるんでくると、気持ちもゆるやかに広がるのです。

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2014/08/25

肩甲骨をゆるめる体操

昨日、日本テレビ「スクール革命」で肩甲骨まわりをゆるめる体操を紹介していました。
指導は”肩甲骨を動かすゴッドハンド”前島敏也さん。

検索してみたら、ヨガとアユルベーダの整体院をやっている先生でした。

・豊島区池袋|ヨガとアーユルヴェーダのニューエイジ
http://www.seitai-yoga.com/

前島式 肩甲骨ウキウキ・ダイエット」や「前島式バストアップダイエット」などの本も出しているんですね。

何はともあれ、肩甲骨まわりをゆるめるに最適の運動、ストレッチでした。
ありがとうございます。m( _ _ )m > 前島敏也さん

おそらく今後毎日やると思うので、やり方を覚えるためにもメモしておくことに。

1.肩甲骨を横に開く体操
これは少しわかりづらいので、順を追って図解してみるテスト。

・横に腕を伸ばし
1408241

・肘を曲げる
1408242

・手先を下に向け
1408243

・手の小指を脇腹に当てる-1
1408244

・両手の小指を脇腹に当てる-2
(手の甲が上を向くように手首は背屈する)
1408245

・両肘を前に出す
1408246

ちょっと手首の小指側がつらいですが、慣れてくれば手首もゆるんでくるかも。
肩甲骨が横に開くのが感じられて、けっこう気持ちよいです。

2.肩甲骨を寄せて浮かす体操
これは単純で動きがわかりやすいですし、かなり快適に肩甲骨が寄ってくれます。
肩甲骨の寄って浮く動きも楽しいですが、肩関節前部、三角筋前部が伸びる感じもよいです。

・体の背面で指を組む(肘は伸ばしたまま)
1408247

・上体を前屈させて腕を天井に向ける
1408248

ちょっとしたアレンジで、腕や上体を左右に傾けると、傾けた側の肩甲骨が更に寄って浮き、肩関節前部も更に伸びます。

3.肩甲骨を開く体操
これはちょっとわかりにくい動きですが、ヨガでこれに似たポーズ、ワシのポーズ(←リンク先:綿本ヨガスタジオ・ポーズ辞典)があり、参考になるかも。
とりあえず細かく図解してみます。

・片腕を前に伸ばす
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・反対の腕で下をくぐらせるように交差させる
14082410

・下になった方の腕の肘を曲げる
14082411

・曲げた腕の親指が自分の方を向き、手の甲が顔に向くように手の平を回す
14082412

・伸ばしていた腕の肘も曲げ、手の平と手の平を合わせる
14082413

・上体を反らしながら両肘を天井に向ける
(両肘は胸から遠ざかるように)
14082414

・左右の腕を入れ替えて同様に行う

これもちょっときついですが、肩甲骨が開き、肩関節(三角筋)の後側面が伸びる感じがよいです。

4.肩甲骨を閉じる体操

・体がコの字になるように背面で支える
(お腹を天井に向け、膝を直角に曲げ、腕は伸して背中側で支え、手の指先は頭上方向に向くように)
14082415

・足先の方に体を移動させ、お尻がカカトに乗るように
14082416

・体が反った状態で5秒間キープ×3セット

これもけっこう楽しい。
肩甲骨が気持ちよく閉じ、肩関節前面や胸部が伸びます。


それぞれ4までひと通り行ったら、再度1と2を行って、肩甲骨の柔軟度の変化をチェックしてみます。
これ、けっこう変化しているので面白いです。

肩まわりが楽になりますし、立って腕をブランブランさせると、今まで以上に腕がフリーにぶら下がっている感が味わえます。

というわけで、今日で2回目。
当分続けて遊んでみます。

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2014/07/24

床で転がることの効用

相変わらず、毎日床でゴロゴロ転がっています。
けっこう上手に転がれるようになりましたよ。

うちには畳部屋がなく、すべて床にカーペット敷き。
なので、身を固くして転がると、角張っている体の部分が当たると、ゴツンとした衝撃とともに、かなり痛いです。
実際、前方回転受け身的な転がりをやると、右肩の肩先が床にぶつかって痛みが走り、続けていたらアザ出来た。(^^;
というわけで、前方回転受け身はその後お休み。

出来る限り床と仲良く、床に寄り添うように、動物になったように柔らかく。
それを目標に、日々転がるのです。

「仰向けバンザイ」での横転がりははじめからのお気に入り。
肩先が床にぶつかることもなく、床と仲良くゴロゴロ転がれます。

「正座してうずくまり」からの横転がり。
四つんばい状態から横に転がったりもしますが、結局正座のように膝を折ってから横に体重移動をし、床に崩れるようにお尻から接地して。
お尻の重さで横に転がると、床に優しく転がれます。

「両膝立てしゃがみ」からの後ろ転がり。
これは真後ろに転がるのではなくて、右肩寄り、または左肩寄りに、やや斜め後方に転がる感じ。
はじめは、右肩寄りで右肩甲骨に乗っかって転がる時、右肩先(肩甲骨先端、三角筋の付け根後方付近)が当たって痛かったのですが。
少しずつ肩甲骨が前に曲がる(倒れる)ようになって、肩先が床にぶつからないようになりました。
それまでは、なんとなく肩先が前に曲がり込むの拒否して突っ張っていた感じ。

慣れてくると、総じて転がっている時のゴツゴツ感がなくなって、体の各部が床に馴染んでいくのがわかります。
身体各部の無駄な力みがなくなって、存分に床の感触を味わえるようになってきたような・・・。

日常生活の合目的的な決まった動作ではなくて、まったく無駄な普段やらない動きや、転がることで身体全体にかかる重力や感触。
また、普段は就寝時以外は直立したり椅子に座ったりと、重力に対して垂直な平衡感覚のみで生活してますが、横や縦に転がると超日常的三次元的平衡感覚が刺激されたりもし。

この蒸し暑い夏、体がダルかったりボ~っとしたりしている時に床で転がると。
何故か心身ともにスッキリしちゃうんですよね。

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2014/06/29

バンザイして床で転がってみた

というわけで、正座うずくまり的状態から横に転がるのにも慣れてきたので。
バンザイした状態で転がるのも試してみました。

転がる方向に足を交差するように持っていき、腿の重さでゆ~っくりと転がっていきます。
体と床の接地面をよ~く感じながら。
骨の当たり具合とか、無駄な緊張があればゆるめ。
床に優しく寄り添うように・・・。

うつ伏せになった時は、バンザイした両腕の間に顏が乗るようにすると、顏が床に当たらずスムーズ。

気がつくと、何回も何回もむにゅ~んと転がってました。

全身の感覚が開くみたいで、終わった後は妙にスッキリ。

床で転がる。。。病み付きになりそう。

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床で転がって遊んでみる

岡田慎一郎/著「親子で身体いきいき 古武術あそび」を読んで、中にあった転がる遊びをやってみました。

正座しておじぎをするように、お腹と腿、膝と肘がつくような感じで、つぶれたようにうずくまり。
そのまま横に転がってもとの状態に戻る、という単純な動き。

なるほどぉ~。
はじめは、ゴッツン、ゴッツンと転がってしまいますね。
身を固くし、そのままの状態で転がろうとしてしまう。
肩が床にゴツン!
腰骨が床にゴツン!
ゴロッ!ゴロリ。
・・・苦笑。

なんでしょ、「物体が移動する」イメージで動いちゃうんですね。

というわけで、上記の状態で転がると、体のあちこちが痛いし、床も可哀想だし、なんだかすご~くカッコ悪いので。
もっとスムーズにしなやかに転がれないかと試行錯誤。

できるだけ体の力を抜いて、重力や体重の移動に身を任せ、軟体動物になったつもりで転がってみます。
ふむふむ。
まだあちこちゴツンとします。(^^;

右転がりと左転がりでは股関節の硬さやしなやかさが違うので、しなやかな方を手本にしてみたり。
できるだけゆっくりと転がってみたり。
体に優しく、床には寄り添うように・・・。

最初よりずいぶん柔らかく転がれるようになりましたが。
まだまだしなやかさが足りないし、床と仲良く出来ていない。

しかし、これ、ちょー面白いです。
全身の感覚をまんべんなく使う感じとか、動物に戻れそうな感じとか。
加齢とともに硬直化していく体にはもってこいかも。

当分これでも遊んでみます。

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2013/11/24

ワセリンで乾燥肌(顏のカサカサ)が治った

不思議。
ワセリンを使い始めて4、5日経過。
この季節、いつもは顏のカサカサがひどいのですが、今はほぼカサカサがない状態。

いつもだったら、口や鼻周りの肌が薄皮が半むけ状態でカサカサしていたのですが・・・。
ひどい時は赤く炎症っぽくなっていたりもし。
その都度馬油やローションでしのいで来たのですが・・・。

それが、ただワセリンを薄く塗布して保護するだけ。
ワセリンに薬効成分があるわけでもなく、基本的に肌の保護だけで。


朝は水浴びの時に流すだけ、夜寝る前はぬるま湯で軽く洗顔。
朝起きて、仕事前に鏡を見、カサカサが目立つあたりだけに薄くワセリンを塗って保護。
3日ほど塗ったかな。
それも日を追う毎にカサカサの面積は減り。
今日は何もしなくてもよいくらいカサカサがなくなりました。


そうかあ。
やっぱり馬油やオイル、ローション等、皮膚に浸透するものは、肌が本来持っている保湿因子を壊したり薄めたり皮膚の水分蒸発を助長していたりするんですね。
原理的にはもの凄く納得するのですが、やっぱり不思議。


というわけで、参考図書の「肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法」を復習。
皮膚の構造図も作ってみました。


ワセリンで乾燥肌が治った:皮膚構造図


まず皮膚は表層の薄い表皮(0.04~0.07ミリ)とその下にある厚い真皮から出来ているとのこと。
この表層の表皮は5~10層の表皮細胞で構成されており、その表皮の表層にあたる角質層が大切らしい。

角質層というのは死んだ細胞、角質細胞の集まりで、その間にあるしなやかな角質間脂質(主成分がセラミド)が角質と角質を包み込み、角質層というありがたい保湿膜を作っている。
この保湿膜である角質層が体内の水分の蒸発を防ぎ、外部からの化学物質や異物の侵入を防ぐ強力なバリアになっている。

表皮細胞は基底層で生まれ、14日ほどかけて角質層の下に辿り着いて死亡、角質細胞となりその後10日前後で角質層最上部に押し上げられる。
皮膚表層に達した角質細胞は3、4日間表層にとどまって乾燥や外界の刺激から肌を守る役目を果たしたあと、垢になって剥がれ落ちる。

この角質細胞1個が剥がれ落ちると、そのシグナルが基底層に伝わり、新しい表皮細胞が1個作られる、という仕組み。

表層に押し上げられた角質細胞が体表にとどまっている3、4日間は、水溶性の角質細胞とセラミドを主成分とした脂溶性の角質間脂質が高度に熟成した保湿因子となっており。
何種類ものアミノ酸やタンパク質、電解質が結合したり、セラミドやコレステロール、遊離脂肪酸などが絶妙なバランスで存在しているそうです。

化粧水に含まれる水分は皮膚の水分の蒸発を助長し、また含まれるヒアルロン酸やコラーゲンは水分が蒸発したあとには粉体となるため更に皮膚内水分の蒸発を助長。
水と油を界面活性剤により混ぜてでできたクリームは、水溶性の角質細胞と脂溶性の角質間脂質を簡単に溶かして保湿因子を破壊。
馬油などのオイルは角質間脂質を溶かし、また皮膚の表層にオイルが付着していることで角質細胞が剥がれ落ちにくくなり、そのため基底層による新しい表皮細胞の生成も少なくなり新陳代謝が低下し皮膚が薄くなる。

また洗顔などで肌をこすると皮膚表層の保湿因子がこすり落ちて皮膚が干からびて、毎日続けていると保湿因子が再生する間もなく表皮細胞の再生も追いつかなくなり皮膚は薄くなり肌の健康は破綻。


ぼくにとって参考になったのは上記のようなこと。
興味のある人は是非「肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法」を手にとってみてください。

毎年乾燥するこの季節には顔の皮膚がカサカサになっていたのですが、今回の改善はどれくらい続くのでしょう。
このまま治ってしまうということはあるのでしょうか。

 

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