相撲基本稽古

2014/04/10

お相撲さんの四股はやっぱりスゴイね

というわけで、久しぶりにYouTubeでお相撲さんの朝稽古動画を見てました。

基本的に自分の体感覚で試行錯誤するのが好きな人なので、最初は本や動画を参考にしたりしますが、あとはもう完全自己流。(^^ゞ
今回あらためて動画を見て、やっぱりお相撲さんの四股はすごいなと思いました。

淡々と続けるその四股が、何しろドッシリと安定してます。
もう、まるで日常の動作のように、淡々とチンタラ(というか、この場合"無駄な力みがなく"というのがまっとうな表現だと思われるのですが、敢えて"チンタラ"にも敬意を表したく・・・)と続けられる四股。

・・・と。
その、ふと浮かんできた「日常の動作のように」という言葉。
なるほどです。
あたかも日常の動作であるかのうような、しごく当たり前の動きでないと、あのドッシリ感は出てこないのかも。

というわけで、朝の150回はそのままに。
暇な時や思いついた時、そんな時に20~30回、おもむろに四股を踏むようにしています。

むふふ。
何やら良い感じです。

え~と、例えば股割りをする時。
お尻のほっぺがある辺り、その奥に中臀筋というやつがあるのですが。
そこを収縮させるようにしないと、うまく股が開かないのです。
伸びストレッチの要領で、いろいろな角度で伸びをするようにその部を収縮させるように開いているのですが。

実は、四股をする時にその部が気持ちよく収縮するんですよね。
股関節が股割りの時のようにも開いてくれるし。

こんな動きはなかなかないので。
日常の折々にする四股は、けっこう楽しみ。(^^)

今日は既に朝から250回四股を踏んでしもた。
晩酌後もやっちゃうかも。

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2014/04/06

股割りと四股と身体側面

毎朝淡々と、相撲の基本的な稽古というか体操を続けているわけですが。

はじめの頃のように「おお!」というインパクトある発見や気づきがあるわけでもなく。
とはいえ、「ん?・・・こんな感じかな」とかいう地味な何かは確実に蓄積されていっている今日この頃。

つくづく、筋力トレーニングとか心肺機能強化とは違って「淡々と、チンタラ、チンタラ、続けるのがいいよね」と納得してます。

ガシガシと前向き意欲的積極的にやっていると、どうしても無駄に表層筋が緊張し。
逆に効率が悪い気がするのです。

ダラダラと、動きや姿勢や感覚を、確かめるようにやっていると。
最低限必要な、抗重力筋というか深層筋というか、そういった部分から動いているような気がし。
その分、無駄な緊張がなく効率的に動いているように感じます。

そう、そう。
床に両足を開いての股割りが、そろそろ床にお腹が付きそうな所まで開くようになりました。

両足を開いて、(上体を前に倒すように)骨盤を前傾させていくわけですが。
その時に、大殿筋や中臀筋を縮めつつ倒していくわけで。
骨盤の横や大腿骨周り内部の筋肉が、前より使えるようになってきました。

そして、それとともに。
四股で足を上げる時の、足から上体にかけての身体側部も、前より断然使いやすくなってきました。
当然、同時に四股も安定して踏めるようになり。
はじめたての頃は10回程度だったのが、今では毎朝150回くらいを目安に踏んでます。
淡々と四股を踏む感覚が、前よりかなり楽しいのです。

自己流の伸びストレッチでは、体の縮んでいる部分をより縮ませるように、そこに呼吸が入るように息を吸って、息を吐くときに脱力するのですが。
四股の時は、足を上げるときに息を吸い、足を降ろすときに息を吐いてます。
そして、足を上げる時は、主に脇腹のやや後ろが縮むように、そこに呼吸が入るよう意識してます。
そうすると、反対側の脇腹が気持ちよくスムーズに伸び、安定して足が上がります。

1404061

脇腹真横を縮めたり呼吸を入れるようにすると、体が前傾しやすいので、脇腹やや後ろが丁度良い感じ。

上体を片側に倒しながら、片足に充分体重を乗せ。
重心の移動でもう片方の足が自然に上がりはじめたら、脇腹やや後ろを縮ませるように息を吸う。
そうすると、自然に脇腹の下あたりの股関節周りも縮み。

足が上がりきる時には、軸足の膝は伸びていますが。
膝が伸びる時、その軸足の大腿横や腓骨周囲のやや後ろ側の縮む感覚が、前より断然感じられるのです。

というのも、前は、右足のその部分がほとんど使えなかったのです。
動かなかった、というか。(^^;

前より体側が使えるようになると、単なるお散歩でも、体を動かす感覚が前より楽しく気持ちよいのです。

 

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2013/11/08

胸腹部が伸びると、呼吸も気分も気持ちいい

そういえば、最近エアてっぽうはぜんぜんやってませんでした。
もっぱら壁てっぽう。

時々左右の違いを確認して、変だったり安定しない側を反対側を参考にして修正したりしてます。
左右はそれぞれ反対側の先生になるのです。

以前、左足を軸足にした時の重心が足先寄りになっていて、無駄に母指が力んでいたのを、内踝重心に修正して母指の無駄な力みを排除。
これで内踝から鼠径部までスムーズに伸び、かいなを開いた側の軸も安定。


数日前は右のかいなを開いた時、左側より上げた肘の高さが低いことが判明。
要するに、かいな(肩甲骨)の返しがあまくなっており、それは右の胸腹部が今ひとつ伸びていないことが原因。


壁てっぽう


というわけで、右のかいなを開く時は、前より肘を高くして右胸腹部が伸びるように意識。
徐々に、意識せずに右の肘の高さは左と同じくらいになってきました。

以前よりも胸腹部が楽々伸びるようになり。
スロージョギング中のびよ~んびよ~んな上下動の時も、鳥籠のような胸郭がゆっさゆっさ自由に上下するので、肩も内臓も上下して気持ちよくマッサージされている感じ。
胸腹部がゆるんでいると、気持ちも呼吸も伸びやかなのです。


胸腹部が伸びるイメージ


肩こりや五十肩、鬱々とした気分の予防や軽減には、ぶら下がり健康法で伸びる部位の(脇や胸腹部)のストレッチもよいですよ。

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2013/06/27

座骨が床に触れない股割り

これまで股割りをするにあたって、開脚して座骨で立つように、座骨を足代わりにしてエアテッポウや攻めの型、防ぎの型をやっていました。
でも、あまり上体が前に倒れるようになりません。
・・・うむ、なんか変。

という今日この頃。
股割りをしているぼくの姿を見て、プラバさんが「座骨で立つんじゃないみたいよ」と仰います。

むむ。
「座骨」という名称があるように、座る時地面に当たるのが骨盤の座骨部分じゃないの?

「座骨で座ると骨盤(腰椎)が後弯して腰が入らないんですって」

な、なんと。(@o@)
でも、本当でしょうか。
・・・と、半信半疑なオヂさん。

で、実際に座骨から転がして恥骨方面を付けるように・・・。
ん?
今までより簡単に前に倒れます、何故か。

開脚したまま、座骨と恥骨の間で立つようにし。
エアテッポウや攻めの型をやってみると、更に少し前に倒れます。
あらま。

これまでは、開脚して座骨で立つようにし、そこから腰を入れるように前に倒れようとしていたのですが。

01

少し高い所にある腰椎付近を前に倒すようにではなくて、接地面を座骨から恥骨方面にするべく、直接骨盤を前に転がす方が直接的で無理がなくてぜんぜん効率的なんですね。

Photo

ビックリしたです。

 

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反りの型:相撲体操

最近よくやっている相撲体操が「反りの型」。
胸腹部や側腹部が伸びる感じもいいですし、腰椎が後弯(本来は反っている腰椎が前に丸くなっている)気味なぼくには、腰が入ってシャンとする感じがするのです。
湿度の高い梅雨の季節、体が重くなったりダルくなり勝ちですが、反りの型を2、3回やるだけでも腰が入ってスっと体がまとまる感じがします。

今回セカンドライフ内でアバターを動かすためのアニメーションを作っていて気づいたのですが、実は今まで実際の「反りの型」より反り過ぎてやっていたことが判明。

アニメーションを作ってからDVDやWebで動きを確認してみたら、意外と反りは大きくないのですね。
というわけで、アニメーションを作り直してアップ。
獏さんアバターは何故か体を反らした時に髪の側面が薄くなってハゲが出来ちゃう不具合発生で(^^;、シャツの表示がおかしかった女の子アバターをなんとか修復し、今回は女の子アバターで画像を作成。

参考は、旧・大日本相撲協会の「相撲基本体操」と現・日本相撲協会「相撲健康体操」、国技館「相撲健康体操DVD」、ベースボール・マガジン社Webサイト「相撲体操に挑戦してみよう!」。

・相撲基本体操(大日本相撲協曾)参:Awakening the Body:町の按摩さん.com
http://anmasan.com/sumo-taiso/sumo-taiso3.htm

・相撲健康体操 イラスト図解(pdf):日本相撲協会
http://www.sumo.or.jp/kyokai/goannai/0016/sumo_taiso.pdf

・相撲体操に挑戦してみよう!:portsClick:相撲:ベースボール・マガジン社
http://www.sportsclick.jp/sumo/03/

Sorinokata

  1. 両手を図頭上に差し上げ、腰をシッカリと入れ、指先を見る。
  2. やや体を反らしながら斜め後方に捻り落とします。 片手は肘を曲げながら、もう一方は伸ばしたまま、両手の平は前に向いています。 目は下になっている指先を追い、最後はカカト見ます。 この時、少し膝が曲がり体側が伸びる側にやや重心が移動します。
  3. 捻り落とすと同時に、膝のバネを使って最初の姿勢に戻します。
  4. 1、2の繰り返し。

斜め後ろに何かを置きにいくような感じで、下にぶら下がる腕側の肩甲骨がズルっと落ちていく感じが面白いです。

日本相撲協会の解説は以下。

  • 捻り、反りによって、脇腹、腹筋を鍛え、腰肩に良い運動です。
    腹部のダイエットにもなります。
    肩、腕を伸ばしましょう。
    気合いを入れてやりましょう。

大日本相撲協会の解説。

  • 本運動は對手の攻撃力を防御し得ず自己が危地に陥つた場合に施すべき臨機応變の術策であつて身を反らし腰の捻轉して敵の急鋒を防ぐ微妙な動作である。
    故に本運動に於いても出來得る限り全身を反らすことを原則とする。

ベースボール・マガジン社の解説に「この反りは打っちゃりの形です」とあり、相撲音痴なので(^^ゞ「うっちゃり」を検索。

  • 土俵際に寄り詰められたとき、腰を落とし体を反って相手の体を腹に乗せ、左右にひねるようにして土俵外に投げ捨てること。

なるほどです。
使用場面を想定すると、またひとつ型の動きが見えやすくなりますね。

 

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2013/06/24

エアテッポウ(相撲)の工夫

相撲の基本的稽古であるテッポウに惹かれたのは、その構えの基本が重力や体重を効率的に利用した腰割りであり、その動きもまた筋力や力によるものではなく、重力や体重を効率的に利用した動きであること。

元・一ノ矢さん著「お相撲さんの“テッポウ”トレーニングでみるみる健康になる 」は何度か読み返しているのですが、再度メモを取りながら復習してみます。

  • 完全に体を右と左に分けて、片方を軸にして残りの体半分をドーンと投げ出す  (p44)
  • 腕(かいな)を返すことによって、腕(うで)の動きが肩甲骨から背中さらには全身へとつながってきます。 (p145)
  • 腕(かいな)を返したとき脇は大きく開きます。 左の腕(かいな)を返したとき左脇は大きく開きますから、突くほうの右手、右肩、右腰、右足は、一体となって左前方へ動けます。 (p145)
  • 後ろの軸足に体重を残して突いたほうが、ブレーキをかけずに運動量がすべて伝わるというわけです。 (p146)

片側半身を軸にして肩甲骨(かいな)を開きながら、もう一方の半身は肩甲骨が斜め下にスライドしつつ前方に投げ出される感じですね。

肩甲骨の動きを強調したエアテッポウの図を以前アップしていますが、もう一度。

これを更に、それぞれの半身を強調するとこんな感じでしょうか。

1306241

肩甲骨を開く側が軸になるので、体側が伸びながら重心もこちら側に少し移動します。
開く側や押し出される側の肩甲骨や肘の動きとともに、開く側に重心が移動するのを意識しながら動くと、より一層下腹部に重心がまとまり、動きの密度が増して身体全体の有機的な動きになっていきます。

以前、壁テッポウの参考にしようと思いYouTube動画をいくつか探してみたのですが、一般に思い浮かべるテッポウ柱に突き当たるようなテッポウの他に、元・一ノ矢さん著「お相撲さんの“テッポウ”トレーニングでみるみる健康になる 」で解説されるようなテッポウもけっこうありました。
ただ、軸になる側の腕は上げられておらず肩甲骨は開いていませんが。

(1:40あたり)

1306242

腕を突き出す側の足は、すり足のように出されて地面から浮いています。

これをエアテッポウにすると、以下のような感じになります。
体重が完全に片足に乗り、もう一方の足は前面中央付近で浮いている感じです。

1306243

足をその場に固定したままのエアテッポウも、足の位置が固定される分動きが内部で集約されて大好きですが、この片足を浮かしたまま前に出すエアテッポウも、動きが大きくて意識したりチェックする部分が多くて好きです。

ぼくは基本的にエアテッポウは、深く腰を割った状態よりは足幅は狭めで腰も中腰程度でやっています。
この状態で、片足を浮かすエアテッポウを行うと、足が基本の中央に戻った時に膝が若干伸び勝ちになります。
ですので、膝の曲がり具合や腰の高さが変わらないように意識しています。

 

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2013/06/20

お相撲さんの稽古

ここのところ相撲体操も試していて、国技館のWebサイトで購入した「相撲健康体操DVD」を何度か繰り返し見ています。
そして、見る度に「お相撲さんや相撲の稽古ってすごいなあ」と思います。

学校で習う体育やその他俗にいうスポーツトレーニング的な目から見ると、実際の取り組みやぶつかり稽古は別にして、相撲体操も含めたお相撲さんの稽古風景って、なんだかとっても覇気のないたらたらとした動き。(^^;
トレーニングというものは、もっとテキパキとシャキっとガンガン動くように思ったりもするのですが。

相撲の稽古って、無駄な力や筋力を使わない、効率的な動きを体に覚え込ませるための稽古なんですね。たぶん

例えば相撲体操の「攻めの型」を試そうと真似をすると。
最初は、まずは「手」を勢いよく突き出そうとしてしまいます。

でも、お相撲さんの動きを見ると、突っ張りのように突き出す「手」にはぜんぜん力が入っていなくて、足腰の体重移動と押し出す側の肩甲骨(から肘までの”かいな”)を押し出している感じです。

また、「防ぎの型」(守りの型)は体重移動をしながら下に手で突き落とす動作ですが、こちらも「手」に力は入らずに、肩甲骨(から肘)をいったん開くように上げて落とす感じ。

どちらも体重移動と体幹部(胴体)の肩甲骨の運用です。

下のリンクは「ベースボール・マガジン社」Webサイトの「相撲体操に挑戦してみよう!」という相撲体操10項目の動画目次ページと、「攻めの型」と「防ぎの型」動画への直接リンクです。

・SportsClick:相撲
http://www.sportsclick.jp/sumo/03/

・攻めの型動画:SportsClick:相撲
http://www.sportsclick.jp/sumo/03/movie/01_06.wmv

・守りの型動画:SportsClick:相撲
http://www.sportsclick.jp/sumo/03/movie/01_07.wmv

「相撲健康体操DVD」では十数人のお相撲さんが一斉に体操を披露してくれているので、いろいろ個性があって楽しいですし、そこに共通する体操での身体運用の基本形のようなものも見えやすいです。
上の動画はそれに比べると若干シャキっとした動きに見えますが、それでも普通のスポーツトレーニングとは次元が異なる稽古が見えると思います。

重心移動の土台である足腰の養成と体幹部のコアマッスルの運用を覚えるための稽古。
すごいなあ。

あ。
ここに散発的に書いていた腰割りですが、やり方なども書き直して参考解剖図、動画などをまとめてHPにアップしました。
エアテッポウもまとめるつもりですが、興味のある方はお暇な時にでもどぞ。

・腰割りのススメ:相撲の基本稽古に学ぶ:Awakening the Body:町の按摩さん.com
http://anmasan.com/sumo-basic/index.html

 

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2013/06/17

腕の古語(腕・臂・肘・肱)其の二

昭和のはじめに作られた相撲基本体操での肘と臂の区別は、江戸時代の和漢三才図絵からも実際の動作説明を見ても「肘=肘関節部」「臂=前腕部」でよいようです。(「腕の古語(腕・臂・肘・肱)」)

和漢三才図会(3)〔経絡部、支体部、他〕

和漢三才図絵編纂者の医師寺島良安は、その師より「医者たる者は宇宙百般の事を明らむ必要あり」と言われたのが和漢三才図絵を編纂する動機であったのもあり、その経絡部と支体部の正確さには定評があります。

鍼灸の名人故澤田健先生は和漢三才図絵に関して以下のように語っています。

和漢三才図絵ですか。
あれはなかなかいい本です。
あれを書いた寺島良安という人は、なかなか大した学者であった上に、医者で実地に苦労しているので、よく苦労のあとが現れております。
そういう本になると、一通りや二通り読んだだけでは駄目です。
百編でも二百編でも、分からんところのないようになるまで調べんとだめです。

三才図絵の中で、鍼灸に必要なところは経絡の部と肢体の部で、ほんの僅かですが、なかなかよく出来ています。

和漢三才図絵により、江戸時代に腕や肘、臂、臑(かいな)などの言葉が身体部位のどこを表現していたのか、大体の見当はつきました。
(とはいえ、これらの言葉と部位はあくまで辞書的な整理、定義なわけであり、当時の一般的庶民がどのように使用していたかはまた別だと思います。)

ついでなので、もっと遡って平安時代以降の書物では身体部位をどのように表現していたのか、今度は明治から大正に渡って政府により編纂された「古事類苑:人部 一」で調べてみました。
現代語に直した古事類苑の文章を眺めて数日の間は混乱していましたが、和漢三才図絵の説明を参考にするとかなり見通しがよくなりました。

古事類苑の項目は、「腕」「肱」「臂 肘」と並んでいますが、身体の構成に合わせて並び替えると「肱」「肘 臂」「腕」という順になります。
以下に、古事類苑の中でぼくが気になった箇所をザっと現代語に直して項目順も変えてメモしておきます。

和漢三才図絵の図に江戸時代以前の名称を入れて見ると、けっこうわかりやすいです。
(いっとき混乱してたぼくは頭悪い。orz)
江戸時代以降の俗名は茶、江戸期より前のものは黒字。

Hiji

    • 新撰字鏡:肱=「加比奈(かひな)」。
    • 日本書紀:弱肩(ヨワカイナ)。
    • 倭訓栞:「よわかひな」は神代紀に弱肩と書かれており、今にいう「二の腕」のこと。一節には「左の肩」といい「よつかた」と読むべきだ。
  1. 臂 肘
    • 倭名類聚抄:臂の和名は「比知(ひち)」。
    • 箋注倭名類聚抄:思うに、説文では臂を手の上とし更に厷(※コウ、かいな)は臂の上としている。また「厷は肉に从(※したが)う」とし、肘は臂の節だという。つまり、上を肱とし、その関節を肘とし、肘は比知(ひち)と読むべきであり、臂は多々牟岐(たたむき)と読むべきだ。
      古事記仁徳紀御歌に「辭漏多娜武枳(しろただむき)」とあり、臂は白さを表すので「太々牟岐(たたむき)」といい腕ではないと知るべきだ。
      神代紀、雄略紀、天武紀では臂、齊明紀では手臂と書いて「多々牟幾(たたむき)」と読んでいる。俗には「宇天(うて)」とも読む。肱は「可比奈(かひな)」と読むべきであり、今俗にいう「二乃宇天(にのうて)」がこれだ。
      新撰宇鏡では臂を「太々牟岐(たたむき)」と読み、肱を「可比奈(かひな)と読む。
      靈異記訓釋では臂を「可比奈(かひな)」と読み、後撰集戀部三平定文歌小序、榮花物語、狭衣物語でもまた臂と書いて「加比奈(かひな)と読む。まさに中古の時代は混同しており区別していない。今俗にいう「加多加比奈(かたかひな)」は肩肱のことを指しており臂とのことではない。
    • <伊呂波字類抄:臂(タタムキ)。腕(同じ。俗にいうウテ)。/li>
    • 下學集:肘(ヒヂ)、肱、臂の三字の義は同じ。
    • 延喜式:手肱(タナヒヂ)。
    • 古事記:白き多陀牟岐(ただむき)。
    • 日本書紀:生まれた時既に腕(タダムキ)の上に筋肉があり。
    • 倭名類聚抄:腕の和名は「太々無岐(たたむき)」、また「宇天(うて)」。
    • 箋注倭名類聚抄:應神紀では腕を「多々牟岐(たたむき)」と読み、神代紀、允恭紀では「多不左(たふさ)」と読むが、仁徳紀では両者を使用している。
      新撰字鏡では「月辛」字を「太々無岐(たたむき)と読む。
      醫心方では腕を「多々牟岐(たたむき)」と読み、また「宇天(うて)」とも読む。
      古事記八千戈神歌には「多陀牟岐(ただむき)」と書かれている。
    • 伊呂波字類抄:腕=「ウテ」または「タタムキ」。捥(※ワン、も・ぐ、も・げる)を表す。
    • 下學集:腕(ウテ)。

以下は古事類苑で引用されている和書籍の年代や概要。

  • 新撰字鏡(しんせんじきょう):平安時代、892年(寛平4年)に作られたとされる漢和辞典。

  • 日本書紀(にほんしょき):720年(養老4年)。

  • 倭訓栞(わくんのしおり):1777年~1887年(安永6~明治20年)刊。古語・雅語、方言、俗語を収録。

  • 倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう):平安時代中期、承平年間(938年)に作られた国語辞典や漢和辞典、百科事典的な辞書。

  • 箋注倭名類聚抄(せんちゅうわみょうるいじゅしょう):江戸後期、文政10年(1827)に書かれた倭妙類聚抄の注釈研究書。刊行は1883年(明治16年)。

  • 伊呂波字類抄(いろはじるいしょう):平安時代末期に作られた古辞書。

  • 下學集(かがくしゅう):室町中期、1444年(文安元年)。用字・意味・語源を簡単に記した国語辞書。

  • 延喜式(えんぎしき):平安時代中期、927年(延長5年)に編纂された格式。

  • 古事記(こじき):712年(和銅5年)。

もっと調べたくなっている今日この頃^^

 

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腰割りの効果

我流で四股やテッポウをはじめたのは4月中旬頃ですが、腰割りをはじめたのは5月後半。
相撲の基本的稽古にハマったのは、この腰割りをはじめてからです。

まだ1ヶ月も経過していませんが、この腰割りで変化したことをメモ。

はじめたその時から圧倒的に興味を引かれたのは、股関節を動かす楽しさ。
もちろん、股関節周囲が硬くなっていて、動きとともにアチコチ引っ掛かりがあったのですが、その硬さが感じられるのもまた楽しくて・・・。

ところで、ぼくは右股関節の動きが悪くて可動性も感覚も今ひとつ。
同時に顎関節症で、右アゴの奥辺りに常に違和感(凝縮感みたいな感じ)を抱えていました。
大きく口を開けるとガックンと下アゴが横にスライドしたりもし。

それが、腰割りをはじめて1、2週間後には右股関節の動きや感覚もかなり改善し、それと共に顎関節症もかなり改善しました。
右アゴ奥の違和感もほとんどないと言っていいほど改善。
股関節と顎関節は経験的感覚的に相関するのだと思ってはいましたが、ここまでダイレクトに相関しちゃうとは・・・。

腰割りの効用はいろいろあるのですが、顎関節の他は、朝玄関前を掃除する時、横や後ろ斜めなどけっこうランダムに掃き進むのですが、その時の足運びがすごくスムーズになりました。
昨年あたりから「足運びがぎこちないけど、歳かな」と感じていたのが、いつのまにか解消。

あと、季節に関係なく体が冷えてくると、ふくらはぎが収縮して体が若干重くなっていたりもし。
そんな時にはふくらはぎをストレッチする動きなどをして対処していたのですが、そのふくらはぎ収縮度合いが激減。
というか、常に足や体は軽くて軽快な感じが持続しています。

日常の室内での移動動作も以前よりスムーズで軽快。
精神的な部分や思考の動きも、ゴツゴツ動いていたのがスムーズにス~っと動いている感じがします。

(ただ、文章を書くのが前以上にすんごく下手になった感じがするのは何故?(^^;)


股関節や体が円滑に動くようになると、心身ともに円滑になるみたい。

 

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2013/06/13

新旧相撲体操比較(一)

ホームページへの「相撲基本体操(大日本相撲協曾)」のアップが昨日完了。
これを見ながら、ぼちぼちと気になる体操をやってみるつもりです。

今までやってみた型は、1:深呼吸、2:契り之型、3:四股之型、4:伸脚之型、5:仕切り之型、9:反りの型の六つ。
これらと腰割り、エアテッポウ、壁テッポウは毎日やってます。

大日本相撲協会の旧相撲基本体操と相撲協会による現相撲健康体操とは、名称や動作が多少異なっていたりするので、その比較をメモしておきたいと思います。
型の解説も両者を参考にすると、より動作の意味が明確になったりして興味深いです。


新旧相撲体操比較

  • 深呼吸 / 気鎮めの型
    1. 旧相撲基本体操
      • 名称:深呼吸
      • 動作の違い:呼吸と共に顏を上げ下げ
      • 解説:此の動作は古來相撲の前後に於いて全身の神經を覺醒し且つ自然的深呼吸を促すものである。
    2. 現相撲健康体操
      • 名称:気鎮めの型
      • 動作の違い:深呼吸のみ
      • 解説:これから両者、戦う前に 、たかぶる気を落ち着かせ、それを鎮める。
  • 契り之型 / 塵手水の型
    1. 旧相撲基本体操
      • 名称:契り之型
      • 動作の違い:柏手1回後合掌を左右回旋後戻し更に柏手。
      • 解説:本運動の型は相撲道では土俵上で相互に契り、總ての情質を棄て身命を賭し勝負を決すべき事を天地神明に誓う極めて厳粛荘重な儀禮となつてゐるのであるから、運動を行ふに際しては、沈着、剛健な精神を發揮すべきである。 凡そ競技には此の精神が最も必要な條件であるから、以後の諸運動を行ふ上に於いても、常に此の觀念を精神上に作用せしむべきである。
    2. 現相撲健康体操
      • 名称:塵手水の型
      • 動作の違い:手を揉んだ後に柏手1回。
      • 解説:まわしひとつにて、正々堂々と相撲を取ることを誓う礼儀を表す。 塵は、雑草や木の葉を意味し、手水(ちょうず)は、手洗いを意味する。 手の平でもみ上げるのは、昔、野天で相撲を取った時、雑草、木の葉などをむしり撮って、手を清める為である。 両手を大きく広げるのは、手についた雑草、木の葉などを振り落とす動作、これを「塵を切る」という。

深呼吸(気鎮めの型)は、旧相撲基本体操では呼吸と共に顏を上下しますが、意識的に腰に重心を落としていないと不安定になるので、こちらの方が集注できてよい感じです。
解説は、旧相撲基本体操が「全身の神經を覺醒」に焦点があり、現相撲健康体操では「たかぶる気を落ち着かせ、それを鎮める」となっており時代を感じさせます。

契り之型(気鎮めの型)も、型自体に大きな違いはないものの、旧相撲基本体操の方が厳粛な感じがしてお気に入り。
旧相撲基本体操は勝負を決するにあたっての厳粛な儀礼として、現相撲健康体操は浄めることとして、それぞれ焦点が微妙に異なる解説になっており、どちらも参考になります。

 

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