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2017/02/23

Kindle〔復刻版〕盤珪禪師

これまで旧字体&旧漢字の本は新字体&一部新漢字に改めて復刻していましたが、今回のKindle『〔復刻版〕盤珪禪師』は、すべて原文のまま旧字体&旧漢字で製作しました。

繁体字テイストの旧漢字を探すのが意外と大変で、最終的に「尊」の旧漢字(上が「やつがしら」というもの)だけは見つけられず。orz

ともあれ、富士川游撰著、新撰妙好人伝第十二編「盤珪禪師」が販売開始になりました。

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〔復刻版〕盤珪禪師: 富士川游 撰著 (500円)

富士川游といえば、按摩関連の歴史について調べるにあたってお世話になった「日本医学史」の著者で、日本医学史の大先達としてしか知らなかったのですが、仏教書もけっこう出しているんですね。
今回はじめて知りました。

盤珪禅師は、苛酷な修業の果て、死ぬ寸前ぎりぎりの所で「不生の仏心」を悟り、その後没するまで、修業や禅の型にはまることなく、「不生の仏心」のままでいることを唱導し、方言交じりの親しみやすい言葉で広く一般庶民に法を説いたお方。

この富士川游撰著の「盤珪禪師」は、そもそも「新撰妙好人伝」という念仏者の宗教的生活に関するシリーズの中の一冊で、自己意識、私といった思慮分別を離れた所に在る盤珪禅師を紹介しています。


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2017/02/08

〔復刻版〕「自彊術」中井房五郎著発売

自彊術創案者中井房五郎氏自身による著書「自彊術」のKindle復刻版が発売になりました。

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〔復刻版〕自彊術 360円


実は同書のKindle復刻版は既にAmazonから発売されており、今回のAmazonへの出版申請が通るかどうか不安でした。
とはいえ、既出の「自彊術」Kindle復刻版は国会図書館デジタルコレクションの画像転載版であり。
今回復刻したものは、国会図書館上の「自彊術」解説画像を修復修正した上で更に文字起こしを行い、あらたに再編集した復刻版。
「おそらく通るであろう」という見込み発車だったのですが、最終判断はAmazon次第なわけであり。
何はともあれ、通ってよかった^^

実は、中井房五郎著「自彊術」は、大正5年初版の相当古い本。
国会図書館に掲載してあるものも、かなり汚れやしみ、かすれ等あり、解説画像も本来ならばかなりカッコイイ絵なのに台無しになっているし、一部判読不能な文章もあったりして。
「せっかくの自彊術創案者自身の著書をなんとか回復させたい」という思いで復刻したのでした。

解説画像は思いの外カッコよく修復修正出来たのでかなり満足。


自彊術創案者中井房五郎
自彊術は大正5年、大文字大元氏の一言をキッカケに、天才的治療家中井房五郎氏によって創案されました。

中井房五郎氏について、十文字大元氏の著書(風戸勝三郎筆録)「自彊術の眞髄」より
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我が自彊術を創案した中井先生は、確に神秘的超人と謂うべき霊智霊能を具有した人であるというても、敢えて間違いは無かろうと思う。何となれば、先生の明敏なる頭脳は、疾患の所在と根源とを透視して誤り無きことは、恰も明鏡で物を照らすが如くであり、又其の驚異すべき治療法は、万病を駆逐し盡して餘蘖(よげつ)だも留めしめない。即ち天下の名医に見放された痼疾でも、先生が診て治ると断定したものは、必ず治るのである。私は大正三年以来、先生に親炙し、その事実の幾百を知って居る。また斯くいう私も、先生の霊術によって救われた一人である。
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自彊術の誕生
この自彊術がどのようにして生まれたのか、その経緯を上記同書から引用。
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先生の治療法が、段々世間に広まると共に、病者は蝟集(いしゅう)するという有様であった。然るに当時、先生は助手も置かず、只一人で診療して居られたのであるから、其の治療に預かれる者は、毎日数十人に制限された。そこで、態々(わざわざ)遠方から来た患者でも謝絶され、空しく帰る者が日に幾人もあり、治療を受けさせたいという病人があっても、如何ともすることが出来なかったのである。そこで私は、或る日中井先生に向かい、私共の如く、先生の治療に預かって居るものは幸福であるが、此の幸福を享(う)けられない彼の病者の心情を察すると、実に情に於いて忍びないものがあるから、門弟を養成なさるか、或いは先生の治療法に代わるべきものを作られては如何ですか。と、諮(はか)った。先生は、それなら一ツ、自分が多年実験した健康法があるから、それを教えようと、いうことになり、即座に示されたのが、三十一種の運動から組み立てられて居る体操法であった。
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自彊術の効果
次に自彊術の効果を、松平康国著「予の実験せる自彊術」の中から、中井先生の言葉を記者が筆記したものを引用。
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この私の法と術とで、全身の各部分や組織、各機関の運動や活動をこの程度までという適度な範囲に限って、骨格なり筋肉なり内臓の諸機関なりを、自由自在に働かせてゆけば、其の人の身体は必ず人間の成育に最も自然な、そして極めて適当な体温を保つことが出来て、ついにはその人の心身共に自由自在となり、身体の運動は飛鳥の如く軽快となり、心神の活動は霊妙なものとなって、更に進めば自由に透視も出来るまでに進むことが出来るのであります。
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自彊術の動きや方法論に猛烈に興味がありながら、まだ一度も自彊術を試していません。(^^ゞ
三十一動すべてを通してやらないと意味がないらしく。
三十一も・・・。
とはいえ、近々試してみることにします。

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2017/02/06

「霊療術聖典」十五霊療術各分冊(150円)発売

「霊療術聖典:斯界権威十五大家」の十五霊療術それぞれ各分冊を発売しました。
「十五全部はいらないし」「一個だけ読みたい」という方にお勧め。
各分冊150円です。

人体放射能療法(松本道別)
霊学療法(關昌祐)
清水式精神統一療法(清水英範)
順性療法(伊東淙㟫)
全能精気療法(溝田象堂)
高木式断食霊療術(高木秀輔)
大気養法(三田善靖)
野口法(野口晴哉)
太霊道霊子術(田中守平)
洗心流霊気療法(松原皎月)
病元全療術(澤田進幸)
生道霊掌術(大山霊泉)
森式触手療法(森美文)
小野式血液循環療法(小野乃布子)
霊気と仁術 富田流手あて療法(富田魁二)

各霊療術のぼくの個人的感想というかメモを。

■1.人体放射能療法(松本道別)
野口整体の野口晴哉氏も師事した松本道別氏の人体放射能療法の中には、現在も野口整体に受け継がれている「邪気の吐出」と同様の方法が「深息法」中の「邪気呼出(はきだし)法」として書かれています。

個人的にはその次に書かれている「数息法」が興味深く、数息観と同様な方法論で、その結果として以下の記述があり、なんだかとってもカッコイイ。
『全く体内に雲霧の様なものが充実し、例えば肺に故障あって気の疎通せざるものも、所謂漆桶(しっとう)を抜くが如く疎通して愉快なること譬えるに物なく、内臓機関の運転は誠によく調節して一切諸病は除かれ、寒夜(かんや)火気なき室内に行じていても体内ホカホカと暖を覚え、精神全く統一して湛然として淵(ふち)の如く、寂漠として意識を絶ち、所謂仏の滅盡定(めつじんじょう)や瑜伽(ヨーガ)の三昨地(サマジ)の境地に入り、自ずから歓喜を覚えるのである。』
というかこの記述、以前書いた記事『川合清丸「無病長生法」数息観を試してみる』で引用した「觀念法第四」とかなり似ていますね。

松本道別氏の技法はこの本でしか知らないのですが、活元に相当する自発動運動は載っていません。
ただ「霊動療法」として、自己暗示により「霊動の起こった手掌が患部を打ち或いは按撫する」方法等はあります。
他に気合法に関する記述が後半を占めています。

■2.霊学療法(關昌祐)
ここでは修養法は書かれておらず、主に霊学療法の施術方法が述べられています。
霊手法、霊喝法、霊眼法、念唱法の他に飲水法、反熱法、食養法など。
關昌祐氏の他書を見ると、修養法としては能動法という太霊道の顕動法を元にしたものがあるようです。
しかし太霊道の名前はいろんな所で見かけるのですが、かなり影響力があったのですね。

■3.清水式精神統一療法(清水英範)
座禅の無念無想の境地には誰でも容易に入れるとする清水式精神統一療法。
そのキモは動揺法にあり、正座して首を前後に動揺し、自然にその動揺が納まって精神統一に入っていくというもの。
「霊療術聖典」中、唯一図解があります。
「太霊道霊子術」にも図解があったらしいのですが、書中で編者が「図解を脱落せしことを、読者諒せよ」と断っていますw

■4.順性療法(伊東淙㟫)
活元治病法が興味深いです。
野口整体の活元に似ていますが、書中では仰臥して行う方法が述べられています。
当時の霊療術界は様々な方法論が互いに影響し合っていたのでしょうね。

■5.全能精気療法(溝田象堂)
精気を旺盛にして、自己や他者を治療する方法が書かれています。
精気を充実させる方法としては、正座して十分間手を組む精気充実十分間行、瞬間充実法など。
精気療法の実験として、目の前に背を向けて立った人を引くように倒したり、相手の身体を自由に動かしたり、思念を感応させたりする実験が面白いです。
手のひらで行う患部識別法や他人治療方式も掲載。

■6.高木式断食霊療術
断食中に霊的療法を施すと、最良の自動車に飛行機のプロペラーと翼を装備したも同様、という高木式断食霊療術。
断食の説明の他に、「霊療術の体得」として、霊動を起こすための修養法を記載。
断食による各反応症状に施す霊療術も解説。

■7.大気養法(三田善靖)
「当代無比の大神通力者」と呼ばれた三田善靖氏による大気養法。
下腹部に気力を充実させる為の調息法を詳細に解説。
大気養法の調息法を行い下腹部に気力が充実すると『其の呼吸は単に呼吸器のみの呼吸ではなく、全身の毛穴より宇宙の大気を呼吸する状態に至るのである。茲に於いて精神を統一すると共に、其れを熾さかんに活躍せしめて、神霊の実在を認識し、神人合一の域に到達して、久遠の自己即ち霊的生命を自覚するのである。』とのこと。
個人的には「精神統一法」中に書かれている精神旅行が面白そう。

■8.野口法(野口晴哉)
言わずと知れた野口整体の旧名「野口法」。
十五霊療術中、修養法や治療法に関する記述はなく、ひとつだけ異彩を放っています。
『いのちは全し。
 冒されず、狂わず、欠けず、破るることなし。之が本当のいのちです。
 いのちの真の相を悟ると、人はその時から絶対の健康となるのです。』
『したいからしたのだ。したくないからしなかったのだ。「ねばならぬ」そんなものではない。断じて私はいのちの欲するがままに生きて、自然と調和し、世に適応し、求むるままに生きて、道を外さない。
 ただ楽だ、嬉しい。』
十五霊療術中、一番タイピングや校正が楽しかったのが野口法でした。

■9、太霊道霊子術(田中守平)
一応著者は田中守平となっていますが、当時既に田中氏没後で本書は太霊道小倉別院の中川喜久馬氏の援助により記されたとのこと。
「太霊道」「田中守平」といえば霊療術を調べていると必ず出て来る名称で、その影響力はかなりのものだったらしく、田中守平は当時「霊界の三傑」のひとりとされていたようです。
出生地や年代、その家紋等から臼井式レイキの源流ともいわれているらしいです。
各所に影響を与えた顕動修法が詳しく解説されています。

■10、洗心流霊気療法(松原皎月)
霊気を充実させるための洗心流霊気吐納法が他に比して「最も合理的」とのことですが、そんな気がしました。
けっこうシンプルな合掌呼吸法で、たまに試しています。
「霊気能力試験法」として、「5.全能精気療法」の精気療法の実験と同じような試験法が記載されていますが、こちらの方が応用例豊富。

■11、病元全療術(澤田進幸)
ここに出て来る「邪気吐出法」は「1.人体放射能療法」の「邪気呼出法」や野口整体の「邪気の吐出」とほぼ同様のようです。
「観念息」は「10、洗心流霊気療法」の「霊気吐納法」とほぼ同様。
「顕動と潜動」の項が興味深く、顕動は太霊道的な霊動で粗い波動、表面的。
潜動は繊細な波動故に深部まで達すことが出来、他者治療には潜動を用いなければならぬとのこと。

■12、生道霊掌術(大山霊泉)
正座調息から合掌鎮心に移り霊動に至る、その後自己治療。
運気アップ法ともいえる性相改造法もあり、心身一致瞬間鍛練法は若干正体術に似ているかも的な瞬間脱力法。
心霊光線直接発顕法は全身を震動させる方法で、他方面に効能あるとのこと。
気持ちよさそうなのでやってみたいと思いつつ、まだ試していないw
「5.全能精気療法」や「10、洗心流霊気療法」でも書かれていましたが、ここにも心霊光線の実験として種々の実験法が書かれています。

■13、森式触手療法(森美文)
「治療即祈祷」を謳い、祈りに重きを置く森式触手療法。
この本では特に左右の手を使い分ける診断法を強調しています。

■14、小野式血液循環療法(小野乃布子)
十五霊療術家の中で唯一の女性霊療術家。
この本では敢えて修養法は書かれておらず、詳細な触霊法(施術法)が述べられています。

■15、霊気と仁術 富田流手あて療法(富田魁二)
臼井式霊気を学んだ富田魁二氏による手あて療法。
霊気の発霊のための五日計画が詳細に記され、自己治療法も記載。

以上はあくまでぼくの個人的なメモとして。

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2017/02/04

Kindle復刻版「霊療術聖典: 斯界権威十五大家」

ふぅ~。
やっとKindle復刻版「霊療術聖典: 斯界権威十五大家」の出版に漕ぎ着けました。

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〔復刻版〕霊療術聖典: 斯界権威十五大家 1000円

原書が332ページもあり、これまでの復刻版で一番分量の多い本。
校正だけで一ヶ月以上もかかってしもたw

タイピングから校正も含めて3、4回は読んでいるのですが、かなり勉強になりました。
これから、いち読者としてじっくり読むつもり。

しかし、日本に気功が入って来るかなり前の大正時代。
すでに気功療法にも似た手あて療法や遠隔治療、鎮魂帰神法的というか自発動功的なものや、合掌呼吸法法みたいなものがあったんですね。
あらためてしみじみ。

ともあれ目次を列挙しておくことに。

■斯界権威十五大家「霊療術聖典」
序に代えて
凡例
一、人体放射能療法(松本道別)
 深息法 数息法 霊動法 霊動療法 観念法 観念自動法 観念硬柔法 気合法 整腹気合法 打込気合法
二、霊学療法(關昌祐)
 霊手法 霊喝法 霊眼法 念唱法 飲水法 反熱法 食養法 霊学療法施術の準備
三、清水式精神統一療法(清水英範)
 精神統一の心境 実修法 準備と注意 力を要せぬ運動 其の効果
四.順性療法(伊東淙㟫)
 治療の真理 順性療法の原理 順性療法の実修
五、全能精気療法(溝田象堂)
 精気療法の原理 精気療法の治療方式
六、高木式断食霊療術(高木秀輔)
 断食は最善の霊能開発法 断食者に施す霊療術は極めて有効 断食の指導法 霊療術の体得法 断食の反応と霊療術
七、大気養法(三田善靖)
 調身法 調息法 胆錬吸収の実習方法 胆錬呼吸実習中の観念 神呼吸法 精神統一法 反省と感謝
八、野口法(野口晴哉)
 (一)はじめ (二)健康の実相 (三)全生の道 (四)むすび
九、太霊道霊子術(〔田中守平〕中川喜久馬)
 精神の安立と肉体の健康 霊子術の学理 霊子顕動作用 霊子顕動作用修得上の心身の準備 肉体の準備 時刻の注意 座式顕動作用 座式の型式
十、洗心流霊気療法(松原皎月)
 霊気の治療的活能 霊気能力充実法 霊気放射法(治療法)
十一、病元全療術(澤田進幸)
 腹力の充実は健康の泉 霊性の顕現発揮 霊能開発法 正息練丹法 気養精強法 実修法 正息練丹精神統一法 観念息 顕動と潜動
一二、生道霊掌術(大山霊泉)
 修霊療養法 身心統一訓練法 心霊光線発現及び実験法
十三、森式触手療法(森美文)
 祈祷と触手療法 触手療法の治療及び診断 頭部と背部の診断の場合 胸部と背部の診断 腹部と腰背部の診断
一四、小野式血液循環療法(小野乃布子)
 大自然の療能力とは 血液循環療法とは何か
十五、霊気と仁術 富田流手あて療法(富田魁二)
 修養の順序 修得の仕方 自己治療法


「十五もの霊療術はいらない。興味のある一個だけでいい」とか「気軽に繰り返し読むために一個だけのものがほしい(これは自分的要望w)」という人もいるかと思い、現在十五霊療術それぞれ個別の分冊版を準備中(予定価格各150円)。

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