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2016/06/29

Kindle版「按摩の歴史」ついに出版!

というわけで、自著「按摩の歴史 Japanese Traditional Massage」をAmazonにて販売開始しました。
ただのお調子者が電子書籍とはいえ本をお気軽に出版出来るとは、なんとよい時代になったのでしょう。

昨晩からAmazonで335円で販売しているのですが、まだ買わないでね。(って、買う人いなさそうだけどw)
もし万が一にも興味ある方は、明後日7月1日(金)午後5時~4日(月)午後5時まで無料キャンペーンを実施しますので、その時に是非無料でゲットして下さいませ。

Coverthum

按摩の歴史 Japanese Traditional Massage (Amazon)

以下が目次です。

「按摩の歴史 Japanese Traditional Massage」
・日本の按摩とは ~中国伝来の按摩 現代日本の按摩 開国以後の日本の按摩
・大宝律令 ~『大宝律令』職員令 『大宝律令』医疾令 『大宝律令』の按摩
・江戸時代以前の按摩 ~少彦名、足名稚、手名稚@ 『古事記』『日本書紀』 腹とりの女@ 『栄花物語』 腹などとる女@ 『枕草子』 御足などうたせ@ 『栄花物語』、御あし給う@ 『宇治拾遺物語』 足力@ 『福富草紙』
・按摩の故郷、~江戸時代 按摩さんのいる風景:俳句・小説 按摩さんのいる風景2:浮世絵 按摩さんのいる風景3:喜多院「五百羅漢」 盲人按摩史 按摩の笛 江戸期按摩書籍
・江戸時代までの参考資料 ~『嬉遊笑覧』に見る按摩さん 『古事類苑』に見る按摩
・古法按摩 ★ 杉山流、★ 吉田流、★ 大久保流 ~★ 杉山流按摩 ★ 吉田流按摩 ★ 大久保流按摩
・明治時代の按摩さん ~明治36年『横浜繁昌記』横浜新報社著作部編 明治45年『熊谷百物語』酒井惣七 著 埼玉新報社
・昭和の按摩 ~家庭の按摩 昭和のとある按摩伝承
・あとがき ~著者プロフィール puru製作既刊電子書籍

あまり需要のない内容だと思われますがw、一番の読者である本人はかなりご満悦です。
自分が読むために作ったような本ではあります。

数日後には「按摩史料としての『鬼貫論』」という、こちらは最初から無料販売予定の昭和初期に出た著作権保護期間が満了した本の復刻版を出します。
Amazonで無料本を出すにはちょっとした技が必要のようで、うまく無料販売できるとよいのですが・・・。

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2016/06/05

「現代語訳 導引口訣鈔」レビュー

和久田哲司/訳「現代語訳 導引口訣鈔」(\2,160)が到着。
販売サイトやレビューを見ても、今ひとつ本の内容が掴めなかったのですが、参考資料として試しに購入。
購入前には「1.原書の現代語訳のみ」と「2.原書の現代語訳+手技&語句等の解説」のふたパターンを想定していたのですが、結果は前者でした。

「現代語訳 導引口訣鈔」は「現代語凡例」に従って原文を現代語訳したもので、原文から読み込もうと思っている方にはちょっと物足りないかも知れません。
「現代語凡例」は例えば
・「摩する」は「摩擦する」
・「摩転」は「摩擦して動かす」
など、当時の漢字からある程度想像できる範囲ですし、もちろん個々の漢字の意味を調べれば明らかになります。
もちろん、ひとつの資料としてとっても有益です。

ちなみに谷口書店発行、大黒貞勝著「導引口訣鈔 (附)按腹図解」を既に持っている方でも、大黒氏の現代語訳は原文に忠実というわけではないので、和久田哲司/訳「現代語訳 導引口訣鈔」を更に購入するのも吉だと思います。
ただ、大黒貞勝著「導引口訣鈔 (附)按腹図解」には導引口訣鈔原文コピー画像も掲載されているので、その原文も参照している方でしたら「現代語訳 導引口訣鈔」は物足りないかも。

また、導引口訣鈔原文は京都大学附属図書館で公開されています。
「導引口訣鈔」京都大学附属図書館所蔵 富士川文庫セレクト

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