「自閉っ子の心身をラクにしよう!」という一般の人にもお勧めの本
友だちのだるまさんが本を出しました。
編集者の浅見さんと栗本さん(だるまさん)が対談で進めていくという形。
浅見さんの自閉っ子に共通する身体の印象を語ることからはじまり、その印象に対して栗本さんが指導者の立場からその身体的機能的意味を実感的に解き明かしていきます。
この、浅見さんの心の中に浮かび上がる自閉っ子に共通する(例えば)白黒のイメージに対して、何か専門的な知識を付け加えるのではなくて、その白黒だったイメージがカラー映像として鮮やかになっていくようになされる栗本さんの解説。
栗本さんが機能的感覚的謎解きをしていくことで、浅見さんが「そういうことか!」と腑に落ちて納得していく感じ。
この展開が秀逸です。
自閉や多動、自傷、知的障害などを持つ子どもたちが起こす身体行動の意味を感覚的に理解し、それを矯正するのではなくスムーズに経過するように促していくこと。
それが身体作りにつながり、穏やかな成長にもつながるということ。
これは、一見特殊な個性や障害を持つ子どもたちに対する指導とも思えますが。
ところがどっこい普通といわれるぼくたち大人にも熱烈に求められていることでもあります。
睡眠と姿勢、頭の疲れ(オーバーワーク)と頭皮、関節の使い方、土台である足首や足の育て方、汗がかける体についてなど、それぞれ手軽にできる効果的エクササイズも紹介してあり、多くの人にとって役立つ内容が詰まっています。
町の按摩さんお勧めの一冊です。(^O^)/
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