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2014/09/10

「玄米正食批判試論」Kindle版が出ていた

時々「まだ玄米正食批判試論は出ないのかなあ」と呑気に思い出していたのですが。
今年2月に既に出ていました。(^^;

著者の幕内先生が何度かメールを下さったのに、届いていなかったようで。
今回ようやくメールが到着。

お知らせありがとうございます、幕内先生。m( _ _ )m

というわけで、すごい、すごい。
あの幻の名著が電子書籍で復刻です。

『玄米正食批判試論』―『粗食のすすめ』の原点・幻の連載復刻―

昔出していた会員制ミニコミ雑誌「ヒーリング・マガジン」。
ワープロでプリントアウトしたものを切り貼りしてレイアウトし、お店のコピー機でコピーして作っていた手作りミニコミ誌でした。
まだフロッピーディスクもなく、カセットテープが記憶媒体だった時代。懐かしい~

下の内容紹介で「連載させていただいものです」とありますが、これは逆にこちらが「掲載させていただいたものです」が正しいです。
原稿料もなにもなく、先生のご好意で掲載させてもらっていたのですから。

当時は精神世界やボディーワークなどの新しい健康法などがブームだったこともあり、大きな反響を得た著作でした。
幕内先生自身の実体験に基づいた検証作業が中心で、そのあたりも読者の共感を得た大きな一因だったと思います。

玄米食に対する思い入れがあればこその疑問と検証、そして警鐘。
今も常に新たな健康法が生みだされてはブームになりますが、「これさえやっていれば大丈夫」という妄信や「正しさ」とは何だろうかと、深く考えさせられる著書です。

ともあれ、幕内先生の語り口がどこかコミカルでクスクス笑いながら楽しく読めてしまう、町の按摩さんが熱烈にお勧めする一冊です。

【内容紹介】
幕内秀夫氏のベストセラー作品『粗食のすすめ』の原点・幻の連載復刻!!

【特別収録】「20年後のあとがき」より一部抜粋―

この原稿は、二十数年前、伏見治療室を主宰している、鍼灸按摩マッサージ師の伏見起樹氏が発行していた『ヒーリング・マガジン』に連載させていただいものです。
反響があまりにも大きく、勝手にコピーされ続け、私の手を離れたところで議論されることもありました。その後もコピーされ続ける現状をみて、そのままにしておくわけにはいかないと考え、数年前、伏見氏に協力いただき、インターネット上から「原文」を消去させていただきました。

しかし、この二十数年の間にも、さまざまな民間の食養法(食事療法)が登場しては話題になり、消えていきました。消える際には、必ず犠牲者が伴っていることが話題になることはほとんどありません。

最近は、「糖質制限食」がブームになっています。
 本書のテーマである、「玄米正食(菜食)」とは正反対の主張です。それらを紹介した書籍を読んだことがある方は、気づいたと思います。玄米正食と同じで、いくら読んでもその根拠がわかりません。

糖質制限食を提唱する人たちのほとんどが、子どもたちや思春期の女性さえも、継続してもいい食生活だと提案しています。そこに非常に危険性を感じています。
これから先、実践者が増えたとき、どれほどの犠牲者が出るのか、その際も「真面目」に実行した人、あるいは自分では食べ物の選択ができない子どもたちだということになるのでしょう。

過去の繰り返しで犠牲者が出るとわかっていながら、その時を黙って待っていていいのか?
同じ過ちを繰り返してはいけない。
今だからこそ、玄米正食の「教訓」を多くの人に知って欲しい。その思いで、今回、復刻版を発行することにしました。その意味で、内容は古くなっている部分もありますが、あえて、原文を訂正せずに発行させていただくことにしました。これは、何度も繰り返されてきた問題だと言うことを知っていただきたいからです。

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2014/09/07

「自閉っ子の心身をラクにしよう!」という一般の人にもお勧めの本

友だちのだるまさんが本を出しました。

自閉っ子の心身をラクにしよう!

編集者の浅見さんと栗本さん(だるまさん)が対談で進めていくという形。
浅見さんの自閉っ子に共通する身体の印象を語ることからはじまり、その印象に対して栗本さんが指導者の立場からその身体的機能的意味を実感的に解き明かしていきます。
この、浅見さんの心の中に浮かび上がる自閉っ子に共通する(例えば)白黒のイメージに対して、何か専門的な知識を付け加えるのではなくて、その白黒だったイメージがカラー映像として鮮やかになっていくようになされる栗本さんの解説。
栗本さんが機能的感覚的謎解きをしていくことで、浅見さんが「そういうことか!」と腑に落ちて納得していく感じ。
この展開が秀逸です。

自閉や多動、自傷、知的障害などを持つ子どもたちが起こす身体行動の意味を感覚的に理解し、それを矯正するのではなくスムーズに経過するように促していくこと。
それが身体作りにつながり、穏やかな成長にもつながるということ。

これは、一見特殊な個性や障害を持つ子どもたちに対する指導とも思えますが。
ところがどっこい普通といわれるぼくたち大人にも熱烈に求められていることでもあります。

睡眠と姿勢、頭の疲れ(オーバーワーク)と頭皮、関節の使い方、土台である足首や足の育て方、汗がかける体についてなど、それぞれ手軽にできる効果的エクササイズも紹介してあり、多くの人にとって役立つ内容が詰まっています。

町の按摩さんお勧めの一冊です。(^O^)/

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2014/09/04

肩甲骨をゆるめる体操のその後

肩甲骨をゆるめる体操は、あれから毎日やってます。
ほぼ10日くらいになるのかな。

「肩甲骨を横に開く体操」では、脇腹に小指側を当てると手首が痛かったり、ヨガのワシのポーズに似た「肩甲骨を開く体操」では、からみつけた腕や肩先が痛かったりしたのですが、それも2、3日で慣れ、なかなか快適に肩周りがゆるんできています。

人の体って、毎日続けていると、ほんと慣れるもんです。
(その分、使っていない部分はどんどん使わない状態に慣れていく(^^;)

あ、そう、そう。
床で転がって遊んでみる」や「バンザイして床で転がってみた」、「床で転がることの効用」などで書いた床で転がるのも毎日やっているのですが、肩甲骨がゆるんでくると、床に当たった肩甲骨が自然に引っ込むようになり、転がりの滑らかさが増してきます。
快適、快適。(^^)

というわけで、けっこう慣れてきたところで、余計で勝手な応用も入れはじめ、その余計なことをいろいろとメモしておくことに。

1.肩甲骨を横に開く体操

上図から両肘を前に出し。
・何回か弾みをつけるよう、両肘を前に出したり開いたり、を繰り返す。
・左右の肘を交互に出したり引いたりする。
・両肘を前に出した状態で、両肩を前から上、後ろ、下、前と回し、それとは逆に回す。

いろいろ遊んでますが、他の体操に比べると今ひとつ手応えに欠けるw

2.肩甲骨を寄せて浮かす体操

これは前回書いたものくらい。
・両腕を頭上に伸ばした状態で、体を左右に倒したり捻ったりする。
 (こうすると、片側に負荷がかかってより腕が頭上側に倒れるので気持ちよい。)
・両腕を弾みをつけるようにより倒したり戻したりする。

3.肩甲骨を開く体操

これ、最初はからめた腕や肩などあちこち痛かったのですが、慣れると肩コリでコル場所の表面がいい感じで伸びたり、かなりお気に入り。

・両肘をおへそに近づけるように下げる。
 (これで肩の僧坊筋上部がむぎゅーっと伸びる。)
・両肘を天井に向けながら、肘が上になっている方の足に重心を乗せて、更に肘を上に向けるようにする。
 (肘上側の三角筋付け根が伸び肩甲骨もより開く)
※肘を天井に向けながら、カカトから伸び上がるようにすると、全身が協調的に連動して伸びるのでかなり素敵。


4.肩甲骨を閉じる体操

職業柄、前腕手の平側が張りやすいので、上図の状態から更に頭上側に傾むけるようにしています。
前腕の手の平側が伸びてよい感じ。

これはあまり応用する遊びが出てこない。(^^ゞ
腰を更に反らせるようにする、くらい。

肩周りが快適にゆるんでくると、気持ちもゆるやかに広がるのです。

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