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2013/11/10

マッサージ初心者の罠

マッサージ初心者やマッサージが上手くない人が陥る罠。
それは、コリを探そうとしたりコリを揉みほぐそうとしたりすること。

マッサージをしようと触れる前から、頭にあるのは「コリ」という「何やら硬い筋肉の感触」。
想定してるのは「何やら硬い筋肉の感触」ですから、触れる手は「何やら硬い筋肉の感触」対応の硬さになっています。


マッサージ初心者の罠:硬い手


そして、その硬い手で触れて「何やら硬い筋肉の感触」を探しはじめます。
当然、その想定した硬さより柔らかい部分や状態は感じ取ることは出来ないわけであり・・・。

運良く「何やら硬い筋肉の感触」やそれ以上硬い感触に巡り会えばが、「よしっ!これを揉みほぐせば・・・」とモチベーションも上がるわけですが。
それ以外の場合は、何もない(わけはないのですが)ところを無闇に手探りするだけ。


昔、コリの触診を教えていた時。
多くの人が、まず頭に「何やら硬い筋肉のシコリ」を思い描いて触れるため、その時に思い描いた「何やら硬い筋肉のシコリ」以外の感触はすべてシャットアウトしていることに驚きました。
「思い込んだら試練の道を」とか「猪突猛進」という感じ。

そこには、コリ以外の皮膚の感触や皮下組織の状態を感じ取るという、受動的な姿勢はまったくありませんでした。


いつも思うことなのですが。
見た目の姿勢の歪みや体の緊張具合がどうであれ、「感触」という点では、実際に触れてみるまでは「何も知らない」んですよね。


ですから、「何も知らない」という状態から、謙虚に畏敬の念を持って尋ねるように人の体に触れ。
触れた表層はどんな状態なのか、少し手を沈められるようだったらもっと奥に入ってその状態を感じ取り。
「おぉ、表層はふにゅふにゅしてて健康的・・・」
「下の筋肉は・・・かなり硬直してて・・こんな形かぁ」
「硬さの質は・・・けっこう厚い硬めの木みたい」
などと、常にその感触を受動的に感じ取り続けるのです。


先のコリの触診にしても、このように丁寧に触れていけば、表層から深層までの状態は暗がりに明かりを灯すように見えてきますし、コリがあれば一目瞭然です。

こうして丁寧に感じ取り続けていると、触れられている人のそれまで淀んでいたり麻痺したり眠っていた感覚は蘇り、深い浸透感と充実感をともなって体の感覚が目覚めてきます。
感覚の淀みや麻痺、眠りは、それはそのまま肉体的なコリや淀みとなっており。
感覚が蘇生し目覚めるということは、肉体的なコリや淀みが流れ出したということです。


ですから、マッサージする人に必要なのは、なんといっても体に対する謙虚さと畏敬の念。
そして「何も知らない」ゆえの「知りたい、感じ取りたい」という心だと思うのです。


マッサージ初心者の罠:尋ねるように触れる


尋ねるように触れ続けたい・・・。

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