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2013/06/07

腰割りの要諦を肥田式強健術に学んでみる

というわけで、いつもお世話になっている国会図書館近代デジタルライブラリーで検索してみたら、なんと昭和11年発行「聖中心道肥田式強健術 : 天真療法」がヒットしました。
786頁もの大著です。

・近代デジタルライブラリー - 聖中心道肥田式強健術 : 天真療法
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1106811

肥田春充氏が天真療法を創出するにあたって要諦としたことも書かれており。
四股やテッポウ、すり足などは結局「腰割り」に集約にされると思われるのですが、天真療法の指針は腰割りにも当てはまるような気がしたので、以下にメモしておくことに。


・理想的体育法
◇運動は倦くまでも、自己の嗜好に適したものでなくてはならない。厭々ながら義務的にやる様なものであつては、到底其の効果を擧げることは出來ない。
◇強健となるべき目的である以上、運動は何處までも、積極的のものでなくてはならない。
◇運動が、技術の末に堕してはならない。運動は、運動其れ自身で、効果を収め得るものでなくてはならない。
◇運動に金銭を要してはならない。運動に機械を要してはならない。健康は身體それ自身を以て、贖うべきものである。
◇最後に、最も、最も――、大切なことは、運動に多大の時間を要してはならないと云ふことだ。時間を多く要することは、徒に疲勞を招くのみならず、最も恐るべきことは、どうしたって、永續實行を妨げると、云ふことである。

・理想的體育法の内容と『完全なる理想的人體』とは
1.筋肉の發達
2.内臓の壮健
3.皮膚の強靱
4.體格の均整
5.姿勢の調和
6.動作の敏捷
7.氣力の充實
8.精神の平静


而して、實行上の要領としては、中心力を基礎とすることを、凡ての練習法の通則となし、それに脚の働を使つて、速度を応用し、他に、中心力と部分との調節、自然體を基本姿勢とすること、運動と呼吸の調和を圖ること等に就いて、肝要な注意事項がある。
これ丈けの目的と條件とを備へて、其の方法がタツタ十種類時間は一日僅に十分間で充分である。
金銭も要らない。
機械も要らない。
相手も要らない。
場所も要らない。
我等の身體こそは、直にこれ錬磨の武器である。
書齋でも縁側でも庭前でも直にこれ我が修養の道場である。
豈簡ならずや。
易ならずや。


運動というものが若し、無趣味な一種の苦役であつたならば、私共は運動を以て、『強健』を贏(あな)ち得べきが當然であるとする。
其の義務感さへも、厭わしきものである。
スペンサーの、『健康を保つは、一の義務なり』と云う言葉は冷たい桎梏の壓迫を、私共に感じさせる。
『強健は美なり』と云ふ、エマーソンの言葉の中にこそ、無限の励と喜とがある。
更に運動が乾燥無味なる理屈詰め丈けで、課せられたものであるならば、啻(ただ)に其の効果を充分ならしめないのみならず、多くの場合、寧ろ有害無益である。


而して現在は、完全正確なる大中心力の發動、僅々二十回、…………時間はタツタ――――四十秒時に、短縮されて仕舞つた。

次に來たるべきものは――無……無爲……平凡……常道……行住坐臥、凡てこれ悉く中心に活くる、只そのままの姿に歸着することであらう。
然り、その時の來たることを、私は信じて疑わないのである。

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