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2013/06/27

座骨が床に触れない股割り

これまで股割りをするにあたって、開脚して座骨で立つように、座骨を足代わりにしてエアテッポウや攻めの型、防ぎの型をやっていました。
でも、あまり上体が前に倒れるようになりません。
・・・うむ、なんか変。

という今日この頃。
股割りをしているぼくの姿を見て、プラバさんが「座骨で立つんじゃないみたいよ」と仰います。

むむ。
「座骨」という名称があるように、座る時地面に当たるのが骨盤の座骨部分じゃないの?

「座骨で座ると骨盤(腰椎)が後弯して腰が入らないんですって」

な、なんと。(@o@)
でも、本当でしょうか。
・・・と、半信半疑なオヂさん。

で、実際に座骨から転がして恥骨方面を付けるように・・・。
ん?
今までより簡単に前に倒れます、何故か。

開脚したまま、座骨と恥骨の間で立つようにし。
エアテッポウや攻めの型をやってみると、更に少し前に倒れます。
あらま。

これまでは、開脚して座骨で立つようにし、そこから腰を入れるように前に倒れようとしていたのですが。

01

少し高い所にある腰椎付近を前に倒すようにではなくて、接地面を座骨から恥骨方面にするべく、直接骨盤を前に転がす方が直接的で無理がなくてぜんぜん効率的なんですね。

Photo

ビックリしたです。

 

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反りの型:相撲体操

最近よくやっている相撲体操が「反りの型」。
胸腹部や側腹部が伸びる感じもいいですし、腰椎が後弯(本来は反っている腰椎が前に丸くなっている)気味なぼくには、腰が入ってシャンとする感じがするのです。
湿度の高い梅雨の季節、体が重くなったりダルくなり勝ちですが、反りの型を2、3回やるだけでも腰が入ってスっと体がまとまる感じがします。

今回セカンドライフ内でアバターを動かすためのアニメーションを作っていて気づいたのですが、実は今まで実際の「反りの型」より反り過ぎてやっていたことが判明。

アニメーションを作ってからDVDやWebで動きを確認してみたら、意外と反りは大きくないのですね。
というわけで、アニメーションを作り直してアップ。
獏さんアバターは何故か体を反らした時に髪の側面が薄くなってハゲが出来ちゃう不具合発生で(^^;、シャツの表示がおかしかった女の子アバターをなんとか修復し、今回は女の子アバターで画像を作成。

参考は、旧・大日本相撲協会の「相撲基本体操」と現・日本相撲協会「相撲健康体操」、国技館「相撲健康体操DVD」、ベースボール・マガジン社Webサイト「相撲体操に挑戦してみよう!」。

・相撲基本体操(大日本相撲協曾)参:Awakening the Body:町の按摩さん.com
http://anmasan.com/sumo-taiso/sumo-taiso3.htm

・相撲健康体操 イラスト図解(pdf):日本相撲協会
http://www.sumo.or.jp/kyokai/goannai/0016/sumo_taiso.pdf

・相撲体操に挑戦してみよう!:portsClick:相撲:ベースボール・マガジン社
http://www.sportsclick.jp/sumo/03/

Sorinokata

  1. 両手を図頭上に差し上げ、腰をシッカリと入れ、指先を見る。
  2. やや体を反らしながら斜め後方に捻り落とします。 片手は肘を曲げながら、もう一方は伸ばしたまま、両手の平は前に向いています。 目は下になっている指先を追い、最後はカカト見ます。 この時、少し膝が曲がり体側が伸びる側にやや重心が移動します。
  3. 捻り落とすと同時に、膝のバネを使って最初の姿勢に戻します。
  4. 1、2の繰り返し。

斜め後ろに何かを置きにいくような感じで、下にぶら下がる腕側の肩甲骨がズルっと落ちていく感じが面白いです。

日本相撲協会の解説は以下。

  • 捻り、反りによって、脇腹、腹筋を鍛え、腰肩に良い運動です。
    腹部のダイエットにもなります。
    肩、腕を伸ばしましょう。
    気合いを入れてやりましょう。

大日本相撲協会の解説。

  • 本運動は對手の攻撃力を防御し得ず自己が危地に陥つた場合に施すべき臨機応變の術策であつて身を反らし腰の捻轉して敵の急鋒を防ぐ微妙な動作である。
    故に本運動に於いても出來得る限り全身を反らすことを原則とする。

ベースボール・マガジン社の解説に「この反りは打っちゃりの形です」とあり、相撲音痴なので(^^ゞ「うっちゃり」を検索。

  • 土俵際に寄り詰められたとき、腰を落とし体を反って相手の体を腹に乗せ、左右にひねるようにして土俵外に投げ捨てること。

なるほどです。
使用場面を想定すると、またひとつ型の動きが見えやすくなりますね。

 

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2013/06/24

エアテッポウ(相撲)の工夫

相撲の基本的稽古であるテッポウに惹かれたのは、その構えの基本が重力や体重を効率的に利用した腰割りであり、その動きもまた筋力や力によるものではなく、重力や体重を効率的に利用した動きであること。

元・一ノ矢さん著「お相撲さんの“テッポウ”トレーニングでみるみる健康になる 」は何度か読み返しているのですが、再度メモを取りながら復習してみます。

  • 完全に体を右と左に分けて、片方を軸にして残りの体半分をドーンと投げ出す  (p44)
  • 腕(かいな)を返すことによって、腕(うで)の動きが肩甲骨から背中さらには全身へとつながってきます。 (p145)
  • 腕(かいな)を返したとき脇は大きく開きます。 左の腕(かいな)を返したとき左脇は大きく開きますから、突くほうの右手、右肩、右腰、右足は、一体となって左前方へ動けます。 (p145)
  • 後ろの軸足に体重を残して突いたほうが、ブレーキをかけずに運動量がすべて伝わるというわけです。 (p146)

片側半身を軸にして肩甲骨(かいな)を開きながら、もう一方の半身は肩甲骨が斜め下にスライドしつつ前方に投げ出される感じですね。

肩甲骨の動きを強調したエアテッポウの図を以前アップしていますが、もう一度。

これを更に、それぞれの半身を強調するとこんな感じでしょうか。

1306241

肩甲骨を開く側が軸になるので、体側が伸びながら重心もこちら側に少し移動します。
開く側や押し出される側の肩甲骨や肘の動きとともに、開く側に重心が移動するのを意識しながら動くと、より一層下腹部に重心がまとまり、動きの密度が増して身体全体の有機的な動きになっていきます。

以前、壁テッポウの参考にしようと思いYouTube動画をいくつか探してみたのですが、一般に思い浮かべるテッポウ柱に突き当たるようなテッポウの他に、元・一ノ矢さん著「お相撲さんの“テッポウ”トレーニングでみるみる健康になる 」で解説されるようなテッポウもけっこうありました。
ただ、軸になる側の腕は上げられておらず肩甲骨は開いていませんが。


(1:40あたり)

1306242

腕を突き出す側の足は、すり足のように出されて地面から浮いています。

これをエアテッポウにすると、以下のような感じになります。
体重が完全に片足に乗り、もう一方の足は前面中央付近で浮いている感じです。

1306243

足をその場に固定したままのエアテッポウも、足の位置が固定される分動きが内部で集約されて大好きですが、この片足を浮かしたまま前に出すエアテッポウも、動きが大きくて意識したりチェックする部分が多くて好きです。

ぼくは基本的にエアテッポウは、深く腰を割った状態よりは足幅は狭めで腰も中腰程度でやっています。
この状態で、片足を浮かすエアテッポウを行うと、足が基本の中央に戻った時に膝が若干伸び勝ちになります。
ですので、膝の曲がり具合や腰の高さが変わらないように意識しています。

 

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2013/06/20

お相撲さんの稽古

ここのところ相撲体操も試していて、国技館のWebサイトで購入した「相撲健康体操DVD」を何度か繰り返し見ています。
そして、見る度に「お相撲さんや相撲の稽古ってすごいなあ」と思います。

学校で習う体育やその他俗にいうスポーツトレーニング的な目から見ると、実際の取り組みやぶつかり稽古は別にして、相撲体操も含めたお相撲さんの稽古風景って、なんだかとっても覇気のないたらたらとした動き。(^^;
トレーニングというものは、もっとテキパキとシャキっとガンガン動くように思ったりもするのですが。

相撲の稽古って、無駄な力や筋力を使わない、効率的な動きを体に覚え込ませるための稽古なんですね。たぶん

例えば相撲体操の「攻めの型」を試そうと真似をすると。
最初は、まずは「手」を勢いよく突き出そうとしてしまいます。

でも、お相撲さんの動きを見ると、突っ張りのように突き出す「手」にはぜんぜん力が入っていなくて、足腰の体重移動と押し出す側の肩甲骨(から肘までの”かいな”)を押し出している感じです。

また、「防ぎの型」(守りの型)は体重移動をしながら下に手で突き落とす動作ですが、こちらも「手」に力は入らずに、肩甲骨(から肘)をいったん開くように上げて落とす感じ。

どちらも体重移動と体幹部(胴体)の肩甲骨の運用です。

下のリンクは「ベースボール・マガジン社」Webサイトの「相撲体操に挑戦してみよう!」という相撲体操10項目の動画目次ページと、「攻めの型」と「防ぎの型」動画への直接リンクです。

・SportsClick:相撲
http://www.sportsclick.jp/sumo/03/

・攻めの型動画:SportsClick:相撲
http://www.sportsclick.jp/sumo/03/movie/01_06.wmv

・守りの型動画:SportsClick:相撲
http://www.sportsclick.jp/sumo/03/movie/01_07.wmv

「相撲健康体操DVD」では十数人のお相撲さんが一斉に体操を披露してくれているので、いろいろ個性があって楽しいですし、そこに共通する体操での身体運用の基本形のようなものも見えやすいです。
上の動画はそれに比べると若干シャキっとした動きに見えますが、それでも普通のスポーツトレーニングとは次元が異なる稽古が見えると思います。

重心移動の土台である足腰の養成と体幹部のコアマッスルの運用を覚えるための稽古。
すごいなあ。

あ。
ここに散発的に書いていた腰割りですが、やり方なども書き直して参考解剖図、動画などをまとめてHPにアップしました。
エアテッポウもまとめるつもりですが、興味のある方はお暇な時にでもどぞ。

・腰割りのススメ:相撲の基本稽古に学ぶ:Awakening the Body:町の按摩さん.com
http://anmasan.com/sumo-basic/index.html

 

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2013/06/17

腕の古語(腕・臂・肘・肱)其の二

昭和のはじめに作られた相撲基本体操での肘と臂の区別は、江戸時代の和漢三才図絵からも実際の動作説明を見ても「肘=肘関節部」「臂=前腕部」でよいようです。(「腕の古語(腕・臂・肘・肱)」)

和漢三才図会(3)〔経絡部、支体部、他〕

和漢三才図絵編纂者の医師寺島良安は、その師より「医者たる者は宇宙百般の事を明らむ必要あり」と言われたのが和漢三才図絵を編纂する動機であったのもあり、その経絡部と支体部の正確さには定評があります。

鍼灸の名人故澤田健先生は和漢三才図絵に関して以下のように語っています。

和漢三才図絵ですか。
あれはなかなかいい本です。
あれを書いた寺島良安という人は、なかなか大した学者であった上に、医者で実地に苦労しているので、よく苦労のあとが現れております。
そういう本になると、一通りや二通り読んだだけでは駄目です。
百編でも二百編でも、分からんところのないようになるまで調べんとだめです。

三才図絵の中で、鍼灸に必要なところは経絡の部と肢体の部で、ほんの僅かですが、なかなかよく出来ています。

和漢三才図絵により、江戸時代に腕や肘、臂、臑(かいな)などの言葉が身体部位のどこを表現していたのか、大体の見当はつきました。
(とはいえ、これらの言葉と部位はあくまで辞書的な整理、定義なわけであり、当時の一般的庶民がどのように使用していたかはまた別だと思います。)

ついでなので、もっと遡って平安時代以降の書物では身体部位をどのように表現していたのか、今度は明治から大正に渡って政府により編纂された「古事類苑:人部 一」で調べてみました。
現代語に直した古事類苑の文章を眺めて数日の間は混乱していましたが、和漢三才図絵の説明を参考にするとかなり見通しがよくなりました。

古事類苑の項目は、「腕」「肱」「臂 肘」と並んでいますが、身体の構成に合わせて並び替えると「肱」「肘 臂」「腕」という順になります。
以下に、古事類苑の中でぼくが気になった箇所をザっと現代語に直して項目順も変えてメモしておきます。

和漢三才図絵の図に江戸時代以前の名称を入れて見ると、けっこうわかりやすいです。
(いっとき混乱してたぼくは頭悪い。orz)
江戸時代以降の俗名は茶、江戸期より前のものは黒字。

Hiji

    • 新撰字鏡:肱=「加比奈(かひな)」。
    • 日本書紀:弱肩(ヨワカイナ)。
    • 倭訓栞:「よわかひな」は神代紀に弱肩と書かれており、今にいう「二の腕」のこと。一節には「左の肩」といい「よつかた」と読むべきだ。
  1. 臂 肘
    • 倭名類聚抄:臂の和名は「比知(ひち)」。
    • 箋注倭名類聚抄:思うに、説文では臂を手の上とし更に厷(※コウ、かいな)は臂の上としている。また「厷は肉に从(※したが)う」とし、肘は臂の節だという。つまり、上を肱とし、その関節を肘とし、肘は比知(ひち)と読むべきであり、臂は多々牟岐(たたむき)と読むべきだ。
      古事記仁徳紀御歌に「辭漏多娜武枳(しろただむき)」とあり、臂は白さを表すので「太々牟岐(たたむき)」といい腕ではないと知るべきだ。
      神代紀、雄略紀、天武紀では臂、齊明紀では手臂と書いて「多々牟幾(たたむき)」と読んでいる。俗には「宇天(うて)」とも読む。肱は「可比奈(かひな)」と読むべきであり、今俗にいう「二乃宇天(にのうて)」がこれだ。
      新撰宇鏡では臂を「太々牟岐(たたむき)」と読み、肱を「可比奈(かひな)と読む。
      靈異記訓釋では臂を「可比奈(かひな)」と読み、後撰集戀部三平定文歌小序、榮花物語、狭衣物語でもまた臂と書いて「加比奈(かひな)と読む。まさに中古の時代は混同しており区別していない。今俗にいう「加多加比奈(かたかひな)」は肩肱のことを指しており臂とのことではない。
    • <伊呂波字類抄:臂(タタムキ)。腕(同じ。俗にいうウテ)。/li>
    • 下學集:肘(ヒヂ)、肱、臂の三字の義は同じ。
    • 延喜式:手肱(タナヒヂ)。
    • 古事記:白き多陀牟岐(ただむき)。
    • 日本書紀:生まれた時既に腕(タダムキ)の上に筋肉があり。
    • 倭名類聚抄:腕の和名は「太々無岐(たたむき)」、また「宇天(うて)」。
    • 箋注倭名類聚抄:應神紀では腕を「多々牟岐(たたむき)」と読み、神代紀、允恭紀では「多不左(たふさ)」と読むが、仁徳紀では両者を使用している。
      新撰字鏡では「月辛」字を「太々無岐(たたむき)と読む。
      醫心方では腕を「多々牟岐(たたむき)」と読み、また「宇天(うて)」とも読む。
      古事記八千戈神歌には「多陀牟岐(ただむき)」と書かれている。
    • 伊呂波字類抄:腕=「ウテ」または「タタムキ」。捥(※ワン、も・ぐ、も・げる)を表す。
    • 下學集:腕(ウテ)。

以下は古事類苑で引用されている和書籍の年代や概要。

  • 新撰字鏡(しんせんじきょう):平安時代、892年(寛平4年)に作られたとされる漢和辞典。

  • 日本書紀(にほんしょき):720年(養老4年)。

  • 倭訓栞(わくんのしおり):1777年~1887年(安永6~明治20年)刊。古語・雅語、方言、俗語を収録。

  • 倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう):平安時代中期、承平年間(938年)に作られた国語辞典や漢和辞典、百科事典的な辞書。

  • 箋注倭名類聚抄(せんちゅうわみょうるいじゅしょう):江戸後期、文政10年(1827)に書かれた倭妙類聚抄の注釈研究書。刊行は1883年(明治16年)。

  • 伊呂波字類抄(いろはじるいしょう):平安時代末期に作られた古辞書。

  • 下學集(かがくしゅう):室町中期、1444年(文安元年)。用字・意味・語源を簡単に記した国語辞書。

  • 延喜式(えんぎしき):平安時代中期、927年(延長5年)に編纂された格式。

  • 古事記(こじき):712年(和銅5年)。

もっと調べたくなっている今日この頃^^

 

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腰割りの効果

我流で四股やテッポウをはじめたのは4月中旬頃ですが、腰割りをはじめたのは5月後半。
相撲の基本的稽古にハマったのは、この腰割りをはじめてからです。

まだ1ヶ月も経過していませんが、この腰割りで変化したことをメモ。

はじめたその時から圧倒的に興味を引かれたのは、股関節を動かす楽しさ。
もちろん、股関節周囲が硬くなっていて、動きとともにアチコチ引っ掛かりがあったのですが、その硬さが感じられるのもまた楽しくて・・・。

ところで、ぼくは右股関節の動きが悪くて可動性も感覚も今ひとつ。
同時に顎関節症で、右アゴの奥辺りに常に違和感(凝縮感みたいな感じ)を抱えていました。
大きく口を開けるとガックンと下アゴが横にスライドしたりもし。

それが、腰割りをはじめて1、2週間後には右股関節の動きや感覚もかなり改善し、それと共に顎関節症もかなり改善しました。
右アゴ奥の違和感もほとんどないと言っていいほど改善。
股関節と顎関節は経験的感覚的に相関するのだと思ってはいましたが、ここまでダイレクトに相関しちゃうとは・・・。

腰割りの効用はいろいろあるのですが、顎関節の他は、朝玄関前を掃除する時、横や後ろ斜めなどけっこうランダムに掃き進むのですが、その時の足運びがすごくスムーズになりました。
昨年あたりから「足運びがぎこちないけど、歳かな」と感じていたのが、いつのまにか解消。

あと、季節に関係なく体が冷えてくると、ふくらはぎが収縮して体が若干重くなっていたりもし。
そんな時にはふくらはぎをストレッチする動きなどをして対処していたのですが、そのふくらはぎ収縮度合いが激減。
というか、常に足や体は軽くて軽快な感じが持続しています。

日常の室内での移動動作も以前よりスムーズで軽快。
精神的な部分や思考の動きも、ゴツゴツ動いていたのがスムーズにス~っと動いている感じがします。

(ただ、文章を書くのが前以上にすんごく下手になった感じがするのは何故?(^^;)


股関節や体が円滑に動くようになると、心身ともに円滑になるみたい。

 

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2013/06/13

腕の古語(腕・臂・肘・肱)

昨日、大日本相撲協曾による昭和11年「相撲基本体操」のアップが完了したわけですが、その説明の中で何度も臂と肘という漢字が出て来て、読みは同じでもそれぞれ示す部位が違うのかどうかわかっていなかったのですが、調べたらどうやら同じ「ひじ」でも「臂」「肘」「肱」ではその示す部位は異なるようです。

どうせなので、腕から調べてみました。

まずは、愛用の「和漢三才図会(3)」。
この巻は経絡、支体の部が集録されています。
澤田流でお馴染みの澤田健先生絶賛の一冊。
鍼灸按摩師必携ですよね。

古事類苑:人部 一」も、人や人体部位、動作などが掲載されている巻で、手許に置いておくと便利な一冊。
古書しかないですけど。
こちらはちょっと分量が多いので、後ほど。

ザっと眺めるには、和漢三才図絵が図入りでコンパクトなのでわかりやすいです。

和漢三才図絵3 巻第十二 支体部

  1. 手(て)
    Hiji
    • 音は首(シュ)
      手〔和訓は天(テ)〕
      腕〔音は剜(ワン)〕〔和名は太太無岐(たたむき)。また宇天(うて)という〕
      臂〔音は賁(ヒ)〕
      肱〔音は觥(コウ)〕〔和名は比知(ひち)〕
      肱〔音は柱(チュウ)〕


  2. 臑(かいな)
    • 音は脳(ノウ)
      俗に加以奈(かいな)という。
      〔肱を折れば高く上がる。俗にここは力贅(ちからこぶ)という処か。〕
      『類経』には、臑は肩髆(※肩甲骨)の下の内側、腋に対する処、高く起(もりあが)って柔らかな白肉である、とある。
      肩から肘までを臑という〔長さ一尺七寸〕。
      肘から腕(うでくび)まで〔長さ一尺二寸半〕。


  3. 臂(ひじ) 肱〔同じ〕 肘(ひじしり)
    • 肘から腕までを臂という。
      また(手の陽明大腸経経穴)曲池以下を臂という。〔『論語』に「肱を曲げて枕とする」(述而)とあるのはこれである。〕
      臂の中節を肘〔足でいえば膝頭と称する処である。〕という。


  4. 腕(うで)
    • 臂と掌の交を腕という。
      『釈名』に「腕は宛である。宛屈できるという意味である」(釈形体)とある。
      掌の後の節の中を俗に腕首(うでくび)という。
      ここから中指の本節まで長さ四寸。
      手の外踝を兌骨という。

上記をザっとまとめると。

・臑(かいな):肩から肘まで。現在の肩甲骨から上腕部。
・肘(ひじ)(ひじしり):現在の上腕と前腕の間、肘関節。
・臂(ひじ):現在の肘から前腕部。

と理解してよいようです。

古事類苑を引くと、腕=宇天久比(うてくひ)=宇天(うて)=太々無岐(たたむき)=二の腕となっており。
更に、臂=比知(ひち)=多々牟岐(たたむき)とする箇所もあり、腕と臂で「たたむき」がかぶっていたりして、ちょっと混乱しながらもけっこう楽しいです。

 

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新旧相撲体操比較(一)

ホームページへの「相撲基本体操(大日本相撲協曾)」のアップが昨日完了。
これを見ながら、ぼちぼちと気になる体操をやってみるつもりです。

今までやってみた型は、1:深呼吸、2:契り之型、3:四股之型、4:伸脚之型、5:仕切り之型、9:反りの型の六つ。
これらと腰割り、エアテッポウ、壁テッポウは毎日やってます。

大日本相撲協会の旧相撲基本体操と相撲協会による現相撲健康体操とは、名称や動作が多少異なっていたりするので、その比較をメモしておきたいと思います。
型の解説も両者を参考にすると、より動作の意味が明確になったりして興味深いです。


新旧相撲体操比較

  • 深呼吸 / 気鎮めの型
    1. 旧相撲基本体操
      • 名称:深呼吸
      • 動作の違い:呼吸と共に顏を上げ下げ
      • 解説:此の動作は古來相撲の前後に於いて全身の神經を覺醒し且つ自然的深呼吸を促すものである。
    2. 現相撲健康体操
      • 名称:気鎮めの型
      • 動作の違い:深呼吸のみ
      • 解説:これから両者、戦う前に 、たかぶる気を落ち着かせ、それを鎮める。
  • 契り之型 / 塵手水の型
    1. 旧相撲基本体操
      • 名称:契り之型
      • 動作の違い:柏手1回後合掌を左右回旋後戻し更に柏手。
      • 解説:本運動の型は相撲道では土俵上で相互に契り、總ての情質を棄て身命を賭し勝負を決すべき事を天地神明に誓う極めて厳粛荘重な儀禮となつてゐるのであるから、運動を行ふに際しては、沈着、剛健な精神を發揮すべきである。 凡そ競技には此の精神が最も必要な條件であるから、以後の諸運動を行ふ上に於いても、常に此の觀念を精神上に作用せしむべきである。
    2. 現相撲健康体操
      • 名称:塵手水の型
      • 動作の違い:手を揉んだ後に柏手1回。
      • 解説:まわしひとつにて、正々堂々と相撲を取ることを誓う礼儀を表す。 塵は、雑草や木の葉を意味し、手水(ちょうず)は、手洗いを意味する。 手の平でもみ上げるのは、昔、野天で相撲を取った時、雑草、木の葉などをむしり撮って、手を清める為である。 両手を大きく広げるのは、手についた雑草、木の葉などを振り落とす動作、これを「塵を切る」という。

深呼吸(気鎮めの型)は、旧相撲基本体操では呼吸と共に顏を上下しますが、意識的に腰に重心を落としていないと不安定になるので、こちらの方が集注できてよい感じです。
解説は、旧相撲基本体操が「全身の神經を覺醒」に焦点があり、現相撲健康体操では「たかぶる気を落ち着かせ、それを鎮める」となっており時代を感じさせます。

契り之型(気鎮めの型)も、型自体に大きな違いはないものの、旧相撲基本体操の方が厳粛な感じがしてお気に入り。
旧相撲基本体操は勝負を決するにあたっての厳粛な儀礼として、現相撲健康体操は浄めることとして、それぞれ焦点が微妙に異なる解説になっており、どちらも参考になります。

 

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2013/06/12

腰割りとエアテッポウの動画をアップしたよ

というわけで、モーション用ソフトで作成した腰割りとエアテッポウの動きをセカンドライフにアップロード。
うちの獏さんアバターと骸骨アバターに演じてもらって撮影しました。

骸骨の個々の骨格が動くのを見るのは、動きのイメージを作るのにとっても参考になります。

・腰割り動画

※骸骨の骨格に関して
この骸骨アバターの股関節の大腿骨頭は、実際より前方についています。
本来は、もっと後ろにある骨盤の寛骨臼という受け皿にスッポリ収まっているはずなのですが、この骸骨にはその寛骨臼がないのです。(^^;
とはいえ、股関節の動きがここまで見れるのですから、とってもしあわせ^^


・エアテッポウ動画

※骸骨の骨格の動きに関して
骸骨アバターの肩甲骨は、惜しいかな上下方向に動かきません。
腕(かいな)を返した際の肩甲骨は捻れながらもっと上に上がるはずですし、腕を押し出す動きでは肩甲骨もう少し下がると思います。
また、鎖骨も肩甲骨と共にもっと前後方向に動くはずですが、骸骨アバターの鎖骨は胸郭と一体となって動きません。
でも、やっぱりここまで骨格が動くのが見られるのですから、しあわせ^^

時間がある時にでも、これらの動画にちゃんと解説を入れてアップしてみたいです。
うちの両親にも患者さんたちにも、是非お勧めしたいエクササイズなのですよね。

 

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2013/06/11

自分の相撲基本稽古関連つぶやき・まとめ

自分のツイッターでのつぶやきをまとめメモ。

相撲の四股やテッポウなどの基本的な稽古に興味を持ちはじめたのは4月頃だったんですね。
前に読んだ元・一ノ矢さんの著書の朧気な記憶を元に、我流でテッポウや四股をやってました。

そういえば、その頃に股割り的開脚ストレッチも再開。
上体が垂直だったのが、腰を入れたまま両肘がつくところまではいきましたが、まだまだお腹がつく所まではいってません。(^^ゞ
この頃に股関節の動きの快適さに目覚めたのでした。

その後、Amazonで元・一ノ矢さん著作を購入して、ちゃんと本を参考に仕切り直したのが5月半ば。
6月はじめに、腰割りは膝を伸ばす所まで戻すということに気づき、なおかつ腰を落としたまま左右に移動する稽古風景を見つけ、更に腰割りにハマって今に至る、という感じでしたか・・・。

■13年4月11日 
最近時々相撲のてっぽうとか四股踏んでます。
参考にすべくYouTubeでいくつか相撲部屋朝稽古風景をみたのですがいたく触発されました。
がしがしトレーニング!じゃなくて、時々息抜きしつつ淡々ともくもくと四股やてっぽうをする姿がとっても日常的で、あぁこんな感じがいいよね、と思たのです。
2013.04.11 18:06

■13年4月11日 
相撲のてっぽうは以前図書館から借りた「シコトレ」という本に載っていたエアてっぽう。
うろ覚えでやっているのですがこれがまた足腰のエネルギーを「む~ん」と粘るように使えるので足腰の手応えと充実感がむんむん。
暇つぶしや気分転換にバッチリです。
で、たまに四股踏んだりして満足、満足^^
2013.04.11 18:12

■13年4月15日 
ここ3日くらい四股とてっぽうを暇つぶしにちょこちょこ癖にしてやっていたら股関節ダルイ。orz
歳を考えずにやり過ぎたみたい。(^^; うはは
愉しいんですもん。
今日は国会図書館のライブラリで昭和8年大日本相撲協会「相撲基本体操」見てました。
これもやってみたいけど今度にしよ。
2013.04.15 16:59

■13年4月15日 
四股で上げた足のお尻のほっぺが窪むように内側の筋肉が使えてる感じが出て来たら。
治療中ベッドに足を上げたりする時お股が涼しい。
恥骨と鼠径部周辺が爽やかなのです。
なんか澱んでいた霧が晴れた感じ。
ていうかそれまではお股が澱んでいたってことか。orz
2013.04.15 17:04

■13年4月18日 
もっとのびのび伸びやかに四股を踏むにはやっぱり股割りができないとダメっぽい。
というわけで久しぶりに開脚してみたら前より開く。
四股踏んでると意外と股関節もゆるむんですね。
開脚してペタシとお腹がつくようになりたいゾ。
2013.04.18 11:23

■13年5月3日 
「四股と股関節と腓骨筋」: 町の按摩さん blog bit.ly/154JeF3
開脚が進展してきて気づいた感覚。
開脚でも四股でもそうですが。
足を開く時に、脛の外側、腓骨や腓骨筋を縮めるように意識すると開きやすくなるということ。
2013.05.03 11:35

■13年5月5日 
四股を踏んだり股割りにトライしているうちに、これまで体に記憶していた股関節周りのストレッチやヨガも導入していたら股関節がちょー快適。
空間への感覚も拡がるのはいいけれど、体がハシャギまくってる。(<子供か!?歳考えろ)
やり過ぎで明日か明後日反動がきそうwww
2013.05.05 10:48

■13年5月7日 
四股とインナーマッスル: 町の按摩さん blog bit.ly/129wKHS 
力まず滑らかに美しく動けるようになるには、それだけ表層筋を使わずにインナーマッスル中心で動かなくてはならないし。
体丸ごとがスムーズに連動している必要もあります。
2013.05.07 13:14

■5月19日 
いろいろチェックしたい所があり過ぎで愉しい四股やエアテッポウ。
仕事の合間合間にやってたりしますがちょっとやり過ぎかも?(^^;
エアテッポウのお陰で肩甲骨や鎖骨周りの感覚がけっこう開いてきましたが、もっともっと安定した四股が踏みたい・・・。
2013.05.19 15:41

■5月21日 
我流のエアテッポウから一ノ矢さんのテキスト通りのエアテッポウをやり始めて5日目。
テキストより動きをコンパクトにして、体重移動と肩甲骨の動きをメインにしていたら、体幹や骨盤の動きがクッキリはっきり。
使えてなかった側腹部がめちゃ動いて、別に望んでないウエストがくびれてきたw
2013.05.21 10:44

■5月21日 
・・・Google翻訳。
orz 相撲と四股(sumo shiko)で検索して出て来た英文ページをGoogle翻訳したらshikoを「棟方」って訳してるし。ヽ(*´Д`*)ノ 
ネットでは四股より棟方志功の方が強い。
2013.05.21 14:25

■5月24日 
やっぱり四股の基になる腰割りでスネが倒れてる。orz 
股関節を意識的にけっこう開いた状態にキープしなくちゃですね。
ふむ、ふむ。
2013.05.24 13:52

■5月29日 
腰割りで股関節をほぐしたら、ゆっくりと片側のカカトに体重を移動させて、もう一方の足が自然に膝から持ち上がるように四股。
みたいな今日この頃です。
「腰割りと股関節とインナーマッスル」: 町の按摩さん blog bit.ly/13hJhZ7
2013.05.29 16:20

■5月29日 
ブログにセカンドライフ内で夢枕獏さん似のアバターで撮った腰割り画像を入れたのですが。
実はカワイイ女の子アバターで撮りたかったのです。
なのに獏さん似アバターしかまともに描画されず・・・。orz 
もっといいグラフィックボードに換えないとダメなのかなぁ。トホホ
2013.05.29 18:33

■5月29日 
ちなみに、獏さん似男性アバターのシェイプ(顏や体型)をそのまま女性に変更したら、なんかけっこうドスコイなオバさんアバターになり。
「お染めさん」と命名。
そのアバターで腰割りや四股を撮影してみよかな。
そのアバターがちゃんと描画されるといいんだけど・・・。
2013.05.29 18:38

■5月31日 
国技館の相撲銘品館に「相撲健康体操DVD」があったので、ついポチッと注文しちゃった。うほほ
早く届くといいなあ。わくわく
でも、歌舞伎座のように渋い日本手ぬぐいがあるといいんだけど、置いてないのね・・・。
2013.05.31 09:34

■6月1日 
国会図書館近代デジタルライブラリーにある「相撲健康体操」と「古今導引集」の転載依頼を国会図書館投稿フォームから伏見治療室として提出してみました。
許可が得られるとうれしいのですが・・・。
2013.06.01 12:11

■6月1日 
おぉ、昨日注文した「相撲健康体操DVD」が到着。
国技館サービス株式会社さん仕事早い^^
相撲協会ホームページでPDF公開している相撲健康体操パンフレットも同梱。
さっそく今晩見てみましょう。
相撲の基本的な動きすら知らない人なので、きっと参考になるはず。わくわく
2013.06.01 15:33

■6月2日 
それにしても相撲の稽古って、いろいろバリエーションがあって奥深いです。
「腰割りの訂正と股関節の気持ちよさ」: 町の按摩さん blog bit.ly/18IEW6Z
2013.06.02 17:54

■6月3日 
転載依頼への国会図書館からの返答有り。「古今導引集」はテキストとしての翻刻なので転載許可は不要とのこと。
たぶん数ヶ月はかかりそうですがぼちぼち進めるつもり。
「相撲健康体操」の画像の方は申請通り許可がもらえそう。
相撲の稽古や体操はやり方次第では根源的で超効果的メソッドなのです^^
2013.06.03 14:51

■6月4日 
患者さんに腰割りを「股関節の動きを感じながら」と説明。
腰割りをしながらしばらくして「股関節ってここですよね」と言います。
・・・えと、そこは鼠径部。(^^;
そうかあ、普通の人は寛骨臼に大腿骨頭のボールが収まっている図や中臀筋、梨状筋とか浮かびませんよね。
迂闊だった。orz
2013.06.04 06:31

■6月4日 
国会図書館からデジタルライブラリーの該当画像転載の許可がもらえました。
さすが国会図書館、立派な回答&許可文書PDFファイルが添付されていました。
依頼内容に対して配慮ある返信が来たり、対応も迅速でうれしかったです。
有り難うございます。>国会図書館:情報流通係様
2013.06.04 12:08

■6月4日 
今回は男性より横に広い女性骨盤とその股関節周囲の解剖図(Zygote Body)に筋肉の名称を入れて作ってみました。
「腰割りと股関節周囲解剖図」: 町の按摩さん blog bit.ly/18KHRK3
2013.06.04 17:06

■6月5日 
個々の骨を消して単独の骨を表示させて画像加工して図を作ったのですが、股関節の大腿骨頭の受け皿である寛骨臼って恥骨の一部だったんですね。

はじめて知ったかも。
(忘れていただけかな)
「骨盤と股関節の骨格図」: 町の按摩さん blog bit.ly/10XRlwk
2013.06.05 16:50

■6月6日 
人若し、順を逐ふてこの運動を修錬せば、三十六俵の土俵上に、浩然豪快なる氣分と、全身の脈管に高鳴る血潮の躍動とを満喫し、心身頓に爽快を覺ゆるのを經験するであらう。
「相撲基本体操(大日本相撲協曾)をアップし始めたよ」 bit.ly/14iqb7C
2013.06.06 14:06

■6月7日 
次に來たるべきものは―無…無爲…平凡…常道…行住坐臥、凡てこれ悉く中心に活くる、只そのままの姿に歸着することであらう。
然り、その時の來たることを、私は信じて疑わないのである。
「腰割りの要諦を肥田式強健術に学んでみる」 blog bit.ly/11ouV7s
2013.06.07 17:41

■6月8日 
強健術の肥田春充氏は極度の赤面症だったらしい。意外過ぎる。(^^;
強健術の実演は得意だったけど講演となるとひどく苦痛だったとのこと。
ある時、講演の時に練修時の姿勢を応用してみたら解決したそうで。
数年も気づかない「自己の鈍劣迂愚なことを披露」と書いてたけど、なんかカワイイ。
2013.06.08 17:43

■23時間前 
おおっ!腰割りとエアテッポウのセカンドライフ内アニメーションを作ったのですが、それを骸骨アバターで動かすと股関節や肩甲骨の動きがむちゃくちゃわかりやすい!(*^O^*)
きゃ~。
感動ぉ~。
みんなにも見せたいっ!
というわけでそのうちYouTube動画がしよかしら。うひゃひゃ
2013.06.10 10:16

 

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(相撲の)エアテッポウでダイエット!

なんかコマーシャルっぽいタイトルにしちゃいました。(^^ゞ
エアテッポウの実感的な効果ってこれなんですよね、ぼく的には。

元々痩せている人なのですが、そこはそれ、今年55歳のビール大好きなオジさんなわけであり。
ウェストやおへそ周りにはタプンとした脂肪がつまめたりしていたのです。うはは

それが、エアテッポウをはじめて2、3日後にはベルト穴が一個縮小。早っ
というか、エアテッポウをしてすぐ、そのウェスト周りへの効果は実感していたわけで。

普段なまけ切っている側腹部(特に横よりちょっと前側)がめちゃくちゃ動くんですよね。
腕(かいな)を返してる側の脇から胸腹部が効果的に伸びるのは、ウェスト周りのダイエットにも最適ですが、その部に伸びる余裕が出て来ると、肩こりなくなります。
逆にいえば、腕(かいな)を返す時に開く部位が縮んでいると、肩こりにも五十肩にもなれますし、更年期障害にだってなれるかも知れません。(^^;

(ちなみに、ぼくの按摩では必ずこの部位を伸ばす手技を入れていますが、その手技後は背中から腰も確実に緩むんですよね)

というわけで、エアテッポウのやり方をメモ。
エアテッポウに限らず、本来のてっぽう柱を使ったテッポウも、重心や角度、方向、足の運び方ひとつ変えただけで、体の使い方や動き方がかなり異なってきます。

基本的には元・一ノ矢さん著「お相撲さんの“テッポウ”トレーニングでみるみる健康になる 」を参考にしていますが、微妙に違うかも知れません。(^^ゞ
試してみたい方は、是非元・一ノ矢さんの著作で確認してみてください。


エアテッポウ

  • 足は腰幅よりやや広めにし、つま先の向きは腿から膝へのラインと同じくらい。 膝を軽くゆるめます。
  1. 片手を「あっ!眩しいっ!」的な、肘を曲げて手の平を前に向けて額の前にかざすように置きます。(肩甲骨が開くこの状態を"腕(かいな)を返す"といいます) もう一方の手は、肘を腰骨に当たるくらいの位置に置いて直角に曲げ、手の平を前に向けて軽く反らします(カメハメ波の準備のように)。
  2. 「あっ!眩しいっ!」的な肘を若干上に上げるようにしながら。 カメハメ波的肘を前に押し出すようにします。
  3. 「あっ!眩しい」的肘とカメハメ波的肘の位置をさっきとは左右逆にします。
  4. 2と同様。
  5. 2と3の繰り返し。

Airteppo01

これを左右交互に5回ずつ、気が向いた時にでも。
(慣れたら、好きな時に好きな回数)

手を押し出す時にことさら力を入れる必要はまったくないです。
全体的にリラックスして楽ぅ~に、出来れば肩甲骨(または肩甲骨~肘)の動きを意識しながら行うこと推奨。

元・一ノ矢さんの解説によると、相撲の稽古は本来的には欧米由来の筋力トレーニングとは異なり、ナンバに代表されるような重力や重心を効果的に利用した稽古とのこと。
(リラックスしたくつろいだ動きは、主にコアマッスル(深層筋)を使った動きとなり、力んだ動きは表層筋主体の動きになります)

まずは、基本的な「あっ!眩しいっ!」+カメハメ波準備のポーズを覚え、そこからちょっと肘上げ+カメハメ波実行。
さっきとは逆の「あっ!眩しいっ!」+カメハメ波準備、と繰り返していけば簡単に覚えられると思います。

Airteppo02

テッポウ時の「あっ!眩しいっ!」肘をちょっと上げると肩甲骨がより開き、その側の半身が十分開くことになります。
この半身が開いた側が軸となり、カメハメ波的押し出す腕側の肩甲骨は胸郭に沿って前下方にズルっと落ちるようにスライドする感じになるかと思います。
上半身を捻ってカメハメ波的腕を押し出す必要はまったくなくて、上半身は捻らずに、「あっ!眩しいっ!」側の半身が開いて体側が伸び、それとともにカメハメ波側の肩甲骨から肘がズリ落ちるように(体側も縮みながら)押し出される感じです。

押し出す腕とともに同じ側の足をすり足で踏み出すようにするエアテッポウもあり、またエアではなくて壁を使った壁テッポウも楽しくて効果的ですが、それはまた次の機会にでもメモする予定。

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2013/06/07

腰割りの要諦を肥田式強健術に学んでみる

というわけで、いつもお世話になっている国会図書館近代デジタルライブラリーで検索してみたら、なんと昭和11年発行「聖中心道肥田式強健術 : 天真療法」がヒットしました。
786頁もの大著です。

・近代デジタルライブラリー - 聖中心道肥田式強健術 : 天真療法
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1106811

肥田春充氏が天真療法を創出するにあたって要諦としたことも書かれており。
四股やテッポウ、すり足などは結局「腰割り」に集約にされると思われるのですが、天真療法の指針は腰割りにも当てはまるような気がしたので、以下にメモしておくことに。


・理想的体育法
◇運動は倦くまでも、自己の嗜好に適したものでなくてはならない。厭々ながら義務的にやる様なものであつては、到底其の効果を擧げることは出來ない。
◇強健となるべき目的である以上、運動は何處までも、積極的のものでなくてはならない。
◇運動が、技術の末に堕してはならない。運動は、運動其れ自身で、効果を収め得るものでなくてはならない。
◇運動に金銭を要してはならない。運動に機械を要してはならない。健康は身體それ自身を以て、贖うべきものである。
◇最後に、最も、最も――、大切なことは、運動に多大の時間を要してはならないと云ふことだ。時間を多く要することは、徒に疲勞を招くのみならず、最も恐るべきことは、どうしたって、永續實行を妨げると、云ふことである。

・理想的體育法の内容と『完全なる理想的人體』とは
1.筋肉の發達
2.内臓の壮健
3.皮膚の強靱
4.體格の均整
5.姿勢の調和
6.動作の敏捷
7.氣力の充實
8.精神の平静


而して、實行上の要領としては、中心力を基礎とすることを、凡ての練習法の通則となし、それに脚の働を使つて、速度を応用し、他に、中心力と部分との調節、自然體を基本姿勢とすること、運動と呼吸の調和を圖ること等に就いて、肝要な注意事項がある。
これ丈けの目的と條件とを備へて、其の方法がタツタ十種類時間は一日僅に十分間で充分である。
金銭も要らない。
機械も要らない。
相手も要らない。
場所も要らない。
我等の身體こそは、直にこれ錬磨の武器である。
書齋でも縁側でも庭前でも直にこれ我が修養の道場である。
豈簡ならずや。
易ならずや。


運動というものが若し、無趣味な一種の苦役であつたならば、私共は運動を以て、『強健』を贏(あな)ち得べきが當然であるとする。
其の義務感さへも、厭わしきものである。
スペンサーの、『健康を保つは、一の義務なり』と云う言葉は冷たい桎梏の壓迫を、私共に感じさせる。
『強健は美なり』と云ふ、エマーソンの言葉の中にこそ、無限の励と喜とがある。
更に運動が乾燥無味なる理屈詰め丈けで、課せられたものであるならば、啻(ただ)に其の効果を充分ならしめないのみならず、多くの場合、寧ろ有害無益である。


而して現在は、完全正確なる大中心力の發動、僅々二十回、…………時間はタツタ――――四十秒時に、短縮されて仕舞つた。

次に來たるべきものは――無……無爲……平凡……常道……行住坐臥、凡てこれ悉く中心に活くる、只そのままの姿に歸着することであらう。
然り、その時の來たることを、私は信じて疑わないのである。

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2013/06/06

相撲基本体操(大日本相撲協曾)をアップし始めたよ

現在の相撲協会が大日本相撲協曾だった頃にはじめて相撲体操が編纂されたわけですが、その初期の相撲基本体操が国立国会図書館近代デジタルライブラリーでデジタル資料として2010年から公開されています。

・近代デジタルライブラリー - 相撲基本体操:大日本相撲協曾
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1098692

先日、その相撲基本体操デジタル資料の転載を国会図書館に申請し転載許可を頂きました。
ちゃんとPDFファイル文書添付で届くんですね。

1306061

というわけで、さっそく昭和8年大日本相撲協曾発行による相撲基本体操をホームページにアップし始めました。

・相撲基本体操(大日本相撲協曾):Awakening the Body:町の按摩さん.com
http://anmasan.com/sumo-taiso/index.html

今のところアップしたのは、序文と11の型の内「深呼吸」「契り之型」「四股之型」の三つ。

現在の相撲協会から「相撲健康体操」として公開普及しているものと、動作(や気合い)が若干異なります。

やはり編纂当時の序文は気合いが入っていて好き^^

此の體操は所謂四十八手入門の最捷径を敎へ、而も其の動作の一つ一つに、斯道の意義ある、精神が織り込まれてある。
人若し、順を逐ふてこの蓮動を修錬せば、三十六俵の土俵上に、浩然豪快なる氣分と、全身の脈管に高鳴る血潮の躍動とを満喫し、心身頓に爽快を覺ゆるのを經験するであらう。
尚之を長時日繼續して、練習する時は漸次身體を柔軟、機敏ならしめ、禮力を増進する効果偉大であつて、國民保健、精力滋養に貢献すること、至大なる國粋體操と言ふべきである。
本體操が大方諸彦の御批判と、御賛同とを得、國民精神の作興、並に其の體位の向上に、貢献するを得ば、誠に光榮とする次第である。

昭和八年五月
財團法人
大日本相撲協曾

相撲体操は四股の他はまだふたつくらいしか試していませんが、今後、現「相撲健康体操」と旧「相撲基本体操」の違いなども確認してみたいと思っています。

 

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2013/06/05

骨盤と股関節の骨格図

前回の解剖図のついでに、骨盤と股関節の個々の骨の解剖図を。

骨盤と大腿骨(股関節)

1306051

骨盤は寛骨と仙骨、尾骨により構成され、寛骨の寛骨臼に大腿骨の大腿骨頭がスッポリと収まって股関節が出来ています。


骨盤の骨格構成

1306052

骨盤は寛骨と仙骨、尾骨により構成されますが、その寛骨自体も腸骨、恥骨、座骨の3つの骨から出来ています。

「Zygote Body」で、個々の骨を消して単独の骨を表示させて画像加工して図を作ったのですが、股関節の大腿骨頭の受け皿である寛骨臼って恥骨の一部だったんですね。
はじめて知ったかも。
(忘れていただけかな。謎)

 

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2013/06/04

腰割りと股関節周囲解剖図

腰割りを行う時、「股関節の動きを感じる」というのが大切になるのですが・・・。
一般の人が思い浮かべる「股関節」というのが、どうも人によってマチマチなようなのです。

というわけで、自分の復習も兼ねて解剖図をアップしてみるテスト。

今回は男性より横に広い女性骨盤とその股関節の解剖図。

1306041

大腿骨の先にある丸いボールのようなジョイントが、骨盤横の寛骨と呼ばれる部位の丸い凹状のお皿に収まっています。

この構造や機能は、肩甲骨端凹状のお皿に上腕骨が収まっているのに酷似しています。
ついでに、股関節の動きと肩甲骨の動きは、いかなる動きも全身が協調的に連動する身体においては、両者は密接に関連しています。

単純な例では、どちらか一方の状態や機能が硬い時はもう一方も硬い、というのは治療師にはよく知られた例です。
また、股関節が顎関節と相関している、というのもよく知られた例です。

以下に前と後ろから見た筋肉の解剖図を、表層から深層まで三段階に徐々に外していった図を作ってみました。

個々の筋肉の機能については触れませんが、図でその大体の構造がイメージできるのではないかと思います。

それにしても人体3D解剖図サイト「Zygote Body」は便利で有り難いです。

・Zygote Body
http://www.zygotebody.com/


前面

1306042

1306043

1306044

後面

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1306047

 

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2013/06/02

腰割りの訂正と股関節の気持ちよさ

腰割りって、膝を曲げて腰を下ろし、そして膝が真っ直ぐになるまで戻す動作だったのですね。
「気持ちよい楽な範囲で上下する」でも間違いではないとは思いますが、基本は上記動作でした。(^^ゞ

というわけで、図もそれを元に修正。

Koshiwari33

あんど。
YouTubeでいろいろと相撲の稽古風景を見ていたら、腰割りの上下動作の後に、左右に体重移動しているものがありました。

実際に試してみたら、これがまた股関節が気持ちよいのです。
また、この左右への体重移動は、このまま体重を預けてしまえば四股へ移行出来ちゃうわけで、四股の準備にもなります。

Koshiwari34

ぼくは右股関節の大腿骨頭が少しズレているようで、今ひとつ動きや可動性に引っ掛かりがあり。
それが、膝を真っ直ぐ伸ばす腰割りをすると、膝を伸ばした状態で股関節の違和感がすごくハッキリと感じられます。
この違和感を感じるのも、なんか心地良いのです。

10回くらい上下に腰割りして、その後10回くらい左右に体重移動。
これがまた楽しくて、今日は仕事の合間に度々やっていました。

(ちょっとやり過ぎかも。(^^ゞ)

それにしても相撲の稽古って、いろいろバリエーションがあって奥深い。

 

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