相反神経抑制
理学療法士でありヨガインストラクターでもある人の著書「ヨガの解剖学」。
この本、体の動きや構造、姿勢に関して、解剖学も含めて立体的にわかりやすく解説されています。
図書館から借りてきたのですが、買おうかな、と思っている今日この頃。
その本の中に「相反神経抑制」という興味深い言葉が出て来ます。
検索してみても、総ヒット数が56件という少なさですから、それほどポピュラーな単語ではない様子。
中でもわかりやすい説明があったのが、以下のPDFページでした。
・平成22年度夢アスリート発掘事業「第19回プログラム」
http://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/71884_288561_misc.pdf
主動筋が働いている時は、邪魔をしないように拮抗筋は緩みます。
これを相反神経抑制といい、脳が管理しています。
これを利用するのが、『コントラクト・リラックス』です。
例えば、太ももの裏を伸ばしたい人は、脚を持ち上げるようにし、補助者はそれを両手で押さえます。
また、ゆっくりと動かし最終域で止めて最大収縮します。
説明を読むと機能的にも「なるほど」と思ってしまうシステム。
無意識に筋肉がそういうシステムで働かないと、軽快な動きはできませんものね。
このPDFページを読むと、この他にも体性感覚を促進するトレーニングなど、感覚的なことに対するアプローチも書かれており。
知らないうちに世間では様々なトレーニングが行われているんだなと。
浦島太郎的な気分になっている按摩のおっさんです。(^^ゞ
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