2週間ほど前、我が家にネズミさんがやって来ました。
おそらくクマネズミ。
最初はパンを囓られてその存在が発覚。
なので、食品はネズミさんの餌にならないようすべてビンや缶に封入。
でも、次の日には入れ忘れの食品が囓られていたりし。
パン囓られ事件から2、3日後には、夜中に居間で活動する音がしはじめ。
ひとまず壁中や天井に通じそうな隙間や穴を埋め、室内のみに封じ込め作戦。
とはいえ、その後どのように事を展開させてよいのか皆目見当もついていないのですが・・・。
その数日後、ワゴン裏にネズミさんの「餌保管庫」と今は使っていない備え付け温風石油ストーブ内部に「巣」を発見。
ティッシュでこじんまりと丸く綺麗に出来た巣。
けっこう綺麗に暮らしている感じで、折角のネズミさん作品ですが、撤去。
ここから、家屋内で普段は意識していない家具の裏や物陰の掃除大作戦が始まりました。
ちょっと早めの大掃除です。
心の隅の方に、以前から「掃除しなくちゃ」と思ってはいたものの「ま、その内でいいか」と放置していた箇所が多く含まれていて。
プラバさんと「ネズミさん様々だね」と言い合いながら掃除。
「大体こんなとこかな」と思った翌日には、予想もしなかった物陰あたりに糞があったりし。
「そか、ここも掃除だよね」と。
ネズミさんに導かれるように掃除が進展。
夜中のガサゴソという音でネズミさんの活動範囲を予測したり、連日の物陰や隅々の掃除で睡眠不足と疲労が出てきたものの。
室内の普段はあまり意識していないデッドゾーンが、どんどん綺麗になっていくと。
自分の意識と無意気の狭間にある、自分内居住空間の隅々もクリアーに風通し良くなっていくのが実感され。
ネズミさんには感謝することしきり。
とはいえ、ネズミさんと同居するにはバイ菌やダニ、電線やガス管、光ケーブル被害の心配もあり不可能なわけで。
カップルだったりしたら、それこそ大変な事態になりそう・・・。
かといって、粘着シートや殺鼠剤というアイデアは最初から無し。
ネットでいろいろ調べてみるも、ネズミの駆除はかなり難しいらしく。
ネズミさんに導かれるままに掃除が進み、掃除が終わったらネズミさんはいなくなっていましたとさ、みたいなことはあり得ないわけであり。
でも、頭ではそう思っていても、実はそうなるんじゃないかという思いも強くあったりなかったり・・・。
というわけで、あらかた掃除も終わった深夜12時頃。
居間でガサゴソという音がしたので、台所上の小さい窓を開けて出て行けるようにして寝室で待機。
その数分後、コトッという音と共にガサゴソ活動する音はしなくなりました。
嘘っ。
ホントに出て行ってくれた?
いや、いや。
まだわかりません。
・・・。
いつも一番活動が盛んになる午前3時頃になっても無音。
そして、そのまた次の日。
深夜のガサゴソ音もなく、いつも数カ所にはある糞もなし。
マジっすか。@o@
プラバさんと「ネズミさん、有り難うっ!」と、出て行った窓に向かって合掌したのは言うまでもありません。
教訓。
この世界とネズミさんが導いてくれるままに、謙虚に誠実に生きていこうっ! (^^)/
あ。
この、「世界が導くままに」という感触。
以前操体掲示板に書いたのと一緒。
というわけで、随分前の投稿ですが転載しておくことに。
(一部修正)
===========================
2003/06/24
10年くらい前、友人カップルと4人でインド旅行に行ったことがあります。
お互いに渡印は複数回、滞在延べ日数はいずれも半年以上という、ベテラン旅行者揃い。
その時の旅は、滞在日数2週間という、これまでにない超短期間の旅。
短い滞在期間が故に、ホテルの選択は慎重にやらなくていけません。
ホテルを斡旋するインド人の中には、明らかに法外なマージンを要求する人もいます。
慣れた町の見慣れた人々。
悪質斡旋インド人の選別は容易です。
ですが。
シーズン中だったので、いいホテルは満杯。
なかなか決まりません。
ふと友人が「この際、とにかくインド人が言うことに無条件に従ってみようか」と言います。
げっ。(@o@)
大胆かつ無謀な発言……。(^^;
インド人の言いなりに任せて、ヒドイ目に遭った旅人は数知れず。
ていうか、旅慣れた旅行者が風のようにくつろいでインドを旅出来るようになるのは、インド人を選別する目が出来てくるからなのであり。
その選別する目を、敢えて外すというのは自殺行為です。
とはいえ、インド旅行の目的のひとつが瞑想だったりする四人組。
すべてを受け入れてみる試みは、けっこう魅力でもあったりします。
あとは出会ったインド人の言うがまま。
すべて、にこにこ「オッケ~(^^)」です。
インド初心者が、疑心暗鬼を抱えつつ言うがままになっているのとはちょと違い。
選別する目を捨て、何がやって来るのか好奇心いっぱいで待っている、そんな感じです。
見慣れたはずのインドの風景も新鮮に見えました。
気が付くと。
低料金、快適ホテルに落ち着いている四人。
シーズン中なのに、いつも以上にスムーズに、なおかつ快適に進む旅。
不思議でした。
日本に帰国してからも、ぷらばさんとふたりで「従ってみる」を続けていました。
出会う人をすべて受け入れみる、学んでみる、聞き耳を立てる。
ガード下の飲み屋のママさんの言うこと、身振り、すべてが新鮮で驚いたこと。
酒屋のおやじの語りに感動したり。
あの時期、ぼくたちの目は、子供のように好奇心いっぱいに輝いていたに違いありません。
===========================
なんか、この世界は。
すべてが円滑に風通しよく、至福に満ちて流れているんじゃないか、そんな気がします。
ただ。
あまりにぼくたち自身が、我欲や我執に満ちており。
明後日の方向に願望や期待を傾けまくっているので。
この世界の流れと摩擦や軋みを起こしているだけなんじゃないか、そう思ってみたりしました。
この世界、外界の流れを、謙虚に畏敬の念を持って受け止めた時。
これまでとは違った、素敵な世界が展開しそう^^
最近のコメント