ホントに東京電力の電力は足りないのかなぁ
電力が足りないというのが、いまひとつピンと来ない今日この頃。
また調べてみました。
資源エネルギー庁の統計データというものを見つけたので、そちらを参考にしてみるテスト。
・集計結果又は推計結果:資源エネルギー庁
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/denryoku/result-2.htm
ひとまず東京電力の発電設備出力を見て、昨年夏のピーク時の電力供給実績から発電率というか供給率を出してみようかと。
・発電所認可出力表
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/denryoku/resource/h22/1-1-H22.xls
・月間最大電力(一般電気事業者)
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/denryoku/resource/h22/2-2-H22.xls
まずは昨年7月時点の東京電力発電所最高出力。
発電所許可出力 2010年07月水力:898.7万kW
火力:3,819万kW
原子力:1,730.8万kW
新エネルギー等:0.4万kW
合計:6,448.8万kW
昨年で一番電力の多かった7月の電力量。
行末の(%)は、発電所最高出力に対する電力量の割合。
昨年の実績(他社受電も含めて)を参考にすれば、現時点での発電所最高出力からの電力量も推測できるかも。
月間最大電力 2010年07月水力:437.5万kW(48.7%)
火力:3,407万kW(89.2%)
原子力:1,070.2万kW(76.4%)
新エネルギー等:0.2万kW(50.0%)
合計:4,914.9万kW(76.2%)
他社受電:1,083.9万kW
総合計:5,998.8万kW
各発電や合計の電力の割合が興味深いです。
水力が約半分で火力が9割近く、原子力が76%で全体が76%ですか。
発電所許可出力の統計データで直近の2011年01月のものから、地震により現在停止中の発電所出力を差し引いたのが以下。
発電所許可出力 2011年01月水力:898.1万kW
火力:3,869.6万kW - 360万kW = 3,569.6万kW
原子力:1,730.8万kW - 1,239.3万kW = 491.5万kW
新エネルギー等:0.4万kW
合計:4,959.6万kW
これに2010年07月の発電率を掛け、なおかつ同月他社受電を足したものが以下。
推定最大電力水力:898.1万kW(48.7%)→437.4万kW
火力:3,569.6万kW(89.2%)→3,184.1万kW
原子力:491.5万kW(76.4%)→375.5万kW
新エネルギー等:0.4万kW(50.0%)→0.2万kW
他社受電:1,083.9万kW
合計:5,081.1万kW
地震で停止した発電所を除いても、昨年同様の発電率+他社受電で推定して約5,000万kWの電力供給力がありますね。
休眠火力の復活やガスタービン発電の増設、その他海外からの発電機提供等、電力量の底上げもあることですし。
企業や一般家庭の東京電力不買運動、じゃないや(^^;、節電努力があれば、充分夏のピーク時を凌げると思うのですが・・・。
所詮は素人の見当外れな推測かもです。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 一年振りw(2021.08.25)
- 大晦日の朝(2017.12.31)
- 秋、朝のお散歩(2017.10.17)
- 雨に佇むカラスの親子(2017.07.24)
- 電話の難(2017.06.19)
コメント
大丈夫平気平気!
みんなで節電すれば火力発電所が休業してたとこ動きだせば。
二酸化炭素より放射能の方がよっぽど地球にダメージ。
植物植えて空気もよくしましょ。
投稿: 玉兎 | 2011/04/10 15:33