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2011/04/01

やっぱり計画停電なしで乗り切れるよ(ていうか乗り切ろう)

経団連が、ピーク時電力需要を25%抑える自主的節電計画を7月から実施するよう求める方針を固めたそうです。

操業計画が立てられない計画停電は絶対避けたいですもんね。
というか、個人的には、いち企業の采配で送電を左右されるのはもの凄く気持ち悪いです。

自主的節電で、いち企業の采配による計画停電が回避できるのであれば、みんな頑張って節電しますよね。

・経団連:自主節電 ピーク時の需要25%減
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110401k0000m020171000c.html

日本経団連は、夏場のピーク時の電力需要を25%程度抑えるため、業界や企業に対し自主的な節電計画を7月から実施するよう求める方針を固めた。
福島第1原発の事故で、電力需給の逼迫(ひっぱく)が長期化する中、経済活動への影響の大きい計画停電の回避には、産業界全体で節電に乗り出す必要があると判断した

主に

・工場の操業を夜間や休日に移す
・関東以外への一時的な生産拠点の移転
・業務時間の分散化

などを軸に、節電目標を4月中にまとめるとのこと。


ところで、2003年には東京電力による原子炉自主点検の不正が明らかになり、結果として原子炉全17基すべてが点検のため停止。
夏場の電力供給に深刻なダメージを受けたわけですが、地方公共団体や産業界、市民による節電の努力、また原子炉7基(ピーク時は4基のみ)の運転再開により大規模停電などの問題もなく経過しています。

・東京電力の不正問題と電力需給の逼迫:資源エネルギー庁
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2004/html/160g0020.html

2003年4月には、東京電力(株)の原子炉17基全てが点検のため停止し、同年夏の関東圏の電力供給に懸念を生じさせる事態に至りました。
「東京電力(株)の供給区域内においては、早ければ6月30日の週からピーク時間帯に電力の需給ギャップが発生する可能性がある」との認識を示し、東京電力(株)に対して需給両面の対策を求めるとともに、関東圏の地方公共団体の協力を得て、国民各層及び産業界に対し、広く節電を呼びかけました。
 一方、2003年夏の最大需要電力は6,450万kWに達することも想定されていましたが、供給力面で地元の理解を得て点検を終えた7基の原子炉が再稼働し、需要面では気温が低いレベルで推移し、また、国民各層に節電の取組が広がったことから、最大電力は5,736万kW(9月11日)にとどまり、需給上の問題は生じませんでした。


東京電力による今年7月末の供給能力は4,650万kW。
平年並みの暑さでピーク時需要予測が5,500万kW。
猛暑だった昨年ピーク時は6,000万kW。

2003年と比べて電力供給状況はかなり厳しいですが、この危機的状況ですし、実際に超ストレスフルな計画停電を体験した今では乗り切れない状況ではないと思います。

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