2火力発電所が復旧の見通し立たず:東京電力
朝日新聞の取材により、東京電力のふたつの火力発電所が復旧の見通しが立たないほど壊れていることがわかったとのこと。
相変わらず東京電力は、自ら積極的に現状を公開するという発想はない様子。
・東電の計画停電、今夏・冬も 大規模火力発電所、被害大:asahi.com
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103210361.html
大打撃を受けていた発電所は、広野火力発電所(160万kw)と常陸那珂火力発電所(100万kw)。
上記記事ではふたつ合わせて480万kwとしていますが、東京電力プレスリリースでは停止中発電所は広野火力発電所2号機、4号機となっていますから、それぞれ60万kw、100万kwの計160万kw。
同じく東京電力プレスリリースによると常陸那珂火力発電所1号機となっており、100万kw。
ふたつの発電所合わせて260万kwになります。
おそらく、朝日の記事は両発電所すべての発電機合計出力を掲載していると思われ、実際両発電所すべての発電機合計出力は記事と同じ480万kw。
実際は大打撃を被った発電機の出力合計は260万kwだと思います。
とはいえ、上記記事では「発電所の設備や、石油や石炭など燃料の貯蔵施設が津波で壊れた」とありますから、そもそもふたつの発電設備全体がかなりの被害に遭っている様子。
480万kwで見積もった方が正しいかもです。
東京電力からは、地震による発電機の停止は発表されているものの、発電所内設備の被害状況は報告されておらず・・・。
プレスリリース発表は、現状を正確に理解するためのソースにはなっていないみたい。
いずれにしろ、今後、特に夏場は厳しい電力事情になりそうです。
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