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2011/03/22

東北電力、最新復旧方針を発表

東北電力から新しい復旧作業見通しが発表されています。

・地震発生による停電等の影響について(22日 10時現在報 )
http://www.tohoku-epco.co.jp/emergency/9/index.html

22日10時現在の停電戸数は216,977戸。

以下が新しい復旧方針。
(カッコ内数字は別添資料より)

(1) 「津波等で当社設備、公共的なインフラ、お客さま家屋等が完全に流出してしまった地域」における復旧につきましては、今後、自治体など関係機関と連携していく必要があるものと考えております。
(東北電力全支店内合計:101,149)
(立入り困難であり現地確認が出来ない個所が多いため,航空写真等から推定した)

(2)「今後の道路復旧や立入制限解除等により、復旧作業に着手可能となる地域」につきましては、今後、道路復旧などにより現地への立入が可能となった時点で、復旧計画を立案し、停電解消に努めてまいります。
(東北電力全支店内合計: 107,563)
(行政等により民間人の立入りが禁止もしくは制限されている地域および瓦礫,漂流物,浸水により進行困難な地域のお客さま,津波による浸水や地震による家屋損壊により屋内配線が漏電している可能性のあるお客さま,不在により屋内配線の安全性が確認できなかったお客さま)

(3)「お客さま家屋、公共的なインフラは健全なものの、当社設備等が水没・損傷等により復旧に一定期間を要する地域」につきましては、既設変電所等の被害が大きく、仮設変電所の設置および配電設備の新設などが必要となります。
(東北電力全支店内合計: 12,859)
(搬入道路敷設,変電所の瓦礫撤去および必要部分の整地後,2週間程)

復旧までの期間については、搬入道路、変電所の瓦礫撤去および必要部分の整地後、2週間程度を要する見込みです。
当社としては、今後とも全力を挙げて復旧に取り組んでまいりますが、当該地域のお客さまの停電復旧には時間を要することから、お客さまへの対応について今後、自治体と相談しながら対応してまいります。

現在、青森、秋田、山形、福島、新潟支店管内の事業所からの応援隊608名を含め、社員、工事会社あわせて総勢約4,200名、電源車86台の体制で懸命に設備被害、停電状況等の確認と復旧作業を行っております。

困難な状況下での復旧作業、大変だとは思いますが、何卒よろしくお願いします。

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コメント

こんにちは。
初めてこのブログを拝見させていただきました。
東京電力・東北電力の発電所についての情報や停電戸数の変化が、わかりやすくまとめられているように思いました。
有用な情報をどうもありがとうございます。

特に停電戸数の変化をグラフで表しているのがわかりやすいと感じたのですが、
横軸に時間を、縦軸に停電戸数をとった散布図(の折れ線グラフ)にすると、
経過時間がより正確に表現できるようになりなり、今よりもわかりやすくなるのではないでしょうか。

投稿: | 2011/03/23 02:00

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