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2011/03/17

東京電力の発電量は現在約80%かも

昨日、東北電力の予想発電量を調べてみましたが、昨晩東京電力の設備被害状況が出ていたので、東京電力の現在発電量も調べてみました。

ところで、Wikipediaで調べれば東京電力各発電所の発電量はサクッとわかるんですね。
気づかなかった。orz
というわけで、東北電力の時より具体的な数字が出せます。^^

・東京電力:Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%9B%BB%E5%8A%9B

・東北地方太平洋沖地震における当社設備への影響について【午後10時現在】
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11031617-j.html

※茶色字は各発電所停止中号機の発電量

16日午後10時現在

【火力発電所】
・ 広野火力発電所 2、4号機 地震により停止中 60万kW 100万kW
・ 常陸那珂火力発電所 1号機 地震により停止中 100万kW
・ 鹿島火力発電所 2、3、5、6号機 地震により停止中 60万kW 60万kW 100万kW 100万kW
・ 大井火力発電所 2号機 地震により停止中 35万kW
・ 東扇島火力発電所 1号機 地震により停止中 200万kW

【水力発電所】
・ すべて復旧済み

【流通設備等への影響】
・ 地震により停止した変電所はすべて復旧済み

【当社サービスエリアにおける電気の安定供給確保にむけた取り組み需給状況】
・ 新信濃変換所からの応援受電 60万kW
・ 佐久間変換所からの応援受電 30万kW
・ 東清水変換所からの応援受電 10万kW
・ 北本連系設備からの応援受電 60万kW

ちなみに、地震前に稼働していて現在停止中原子力発電所と発電量が以下。

・福島第一原子力発電所
1号機 46.0万キロワット
2号機 78.4万キロワット
3号機 78.4万キロワット

・福島第二原子力発電所
1号機 110万キロワット
2号機 110万キロワット
3号機 110万キロワット
4号機 10万キロワット


東京電力管内の発電所と発電量(2004年3月末現在)、及び現在停止中発電所と発電量(3月16日午後10時現在)。

■東京電力・発電所
・水力発電所:160箇所(852万kW)
・火力発電所:26箇所(3,683.1万kW)
・原子力発電所:3箇所(1,730.8万kW)
・風力発電所:1箇所(500kW)
・地熱発電所:1箇所(3,500kW)
合計:6,266.3万kw

■停止中発電設備
・原子力:542.8万kw
・火力:815万kw
計:1,357.8万kw(21.7%)

現在可能な最大出力
 6,266.3万kw - 1,357.8万kw = 4908.5万kw(78.3%)

これに、3月16日午後10時現在取り付けている応援受電を加えると
 応援受電 160万kw + 4908.5万kw = 5,068.5万kw(80.9%)

というわけで、通常時の約80%までは確保できている、のかも知れませんね。

※追記
忘れてた。(^^ゞ

現在停止中原子力発電所、福島第一、第二の発電量は全部で542.8万kw。
東京電力全発電量の8.7%でした。

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コメント

しっかり分析できていて、よくわかります。
大きな問題は、最大5000万キロワットでは夏場は越せないということ。
また、応援電力も一時的なもので、それぞれの事情で得有縁時期が限定されるのでは。
また、全国の電源開発もこの度の原発事故でほとんどが開発の一時停止を行っており、住民説明や設計変更など再開には相当な時間がかかるものと思われます。
この状況下、最も問題となるのは、計画停電の長期化です。関東方面の本社機能、主力工場は計画停電ありきでは考えられません。西日本への移転も多くなることでしょう。首都圏一極集中の影響が大きくのしかかってきます。この2~3ヶ月間の間に、この対策を考え、実行してゆかなければならないのです。一緒に考えましょう。

投稿: kajipapa | 2011/03/20 07:46

電気は足りています。数値はすべて東電発表
地震前の発電可能量は5240万kW(定期検査分をのぞく)
地震後の発電量   3060万kW
その後の復旧により 3400万kW(3月21日現在)
消費実績値は    2900万kW(東京電力3月14日発表)
文書名「3月15日(火)の計画停電の実施予定等について」
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11031414-j.html ほか
表はhttp://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110314o.pdf
計画停電を実施していない3月14日に可能量は大幅に余っています。

おまけ:さらに西側からの(周波数変換)送電100万kW
北海道・東北電力からの送電60〜80万kWと東電は発表しています。
3400+160−2900=660 (万kW)

追伸)
そして計画通り停電が実施されました。
翌16日から実績値は発表されなくなりました。
みんなで実績値を出すよう東電に求めましょう。(出せっこないですが。)

私は政府が陰謀をいっていると申しておりません。
1. 東電発表の数字で電気は不足していない。
2. 東電の予測はあたっていないと東電の資料でいっているだけです。

追伸2)東電は22日から消費量を出し始めました。画期的です。
ただし今度は,予測量を発表していません。需要予測の当否がわからないのです。
また、3/16日から21日までの分も未発表のようです。

投稿: 本当ですか??? | 2011/03/22 17:07

計算漏れがあります。
卸電気事業者という発電能力もあります
これは電力会社とは別の会社が発電所を持っていて 電力会社に電気を卸すんですね
そういう会社の設備が結構ありまして
東京798万kw
Jパワーとか東京ガスみたいな会社も作って送ってます。余った分じゃないですよ。始めから送る事前提で作ってます

内訳卸電力事業社の揚水253、火力545。

合わせて798万Kwです

これも計算に入れて下さい

投稿: 腹へり | 2011/07/12 19:33

電力開発の概要、経済産業省発行で発表されてる数字から計算すると
勿論被災した止めてる原発の分を引いて、卸電力事業社の分(これも電力開発の概要に示された数字)と緊急設置電源というのは地震があった時に設置した物なんですけど
合わせるとこんな6207もあります。
今年のピーク予想は5500なので余裕で夏を越せますよ

去年並になっても企業が5%節電すれば間に合うそうです

投稿: 腹へり | 2011/07/12 19:42

電力開発の概要、経済産業省発行で発表されてる数字から計算すると
勿論被災した止めてる原発の分を引いて、卸電力事業社の分(これも電力開発の概要に示された数字)と緊急設置電源200万Kwというのは地震があった時に設置した物なんですけど
合わせるとこんな6207もあります。
今年のピーク予想は5500なので余裕で夏を越せますよ
*名古屋大学
高野 雅夫准教授の試算(数字は電力開発の概要をそのまま使って止まってる分を引いただけで変な物は足してない)
去年並になっても企業が5%節電すれば間に合うそうです

投稿: 腹へり | 2011/07/12 19:45

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