身欠きニシン(本乾):素材の味を活かした食べ方
もう12月になりますが、今年もニシン漬けは仕込まなそうな予感。
身欠きニシンは、ダイコンとニンジン、米麹で漬け込むのがお気に入りなのですが・・・。
ここ数年、「よしっ!ニシン漬けだっ!」という気分にならないのです。
残念。
漬け方などは、以前書いていた漬け物日記の「漬け物日記1 2001.09.30 ~ 2005.12.28」に書いていたと、自分のためにメモ。
漬ける気が訪れたときのために・・・。
ところで身欠きニシンは、素材そのものの味を活かした食べ方が一番美味しいと思うのです。
いわゆる煮付けとかにすると、身欠きニシン本来の味が薄れてしまってもったいないなくて。
なので今年前半までは、カチカチの身欠きニシンをキッチンバサミでひと口大に切り、アルミに乗せてオーブンで焼いていました。
焼いてすぐは、けっっこう柔らかくて、身欠きニシン本来の濃厚な味が楽しめます。
冷めると硬くなっちゃいますが・・・。
そんなある日、故郷の青森から信じられない身欠きニシンが到着。
見た目は普通の本乾身欠きニシン。
なのに柔らかい!
オーブンで焼いたら、柔らかいままでめちゃ旨。
冷めても硬くならないし。
どこで売っているどんな種類の身欠きニシンなのかと、故郷に電話で問うも「え?いつも通りに普通の身欠きニシンを買った」とのこと。
む~。
包装を確認しても、「身欠きニシン(本乾)」とかしか書いていません。
たまたま良いやつを買えたということでしょうか。
というわけで、一度本乾の柔らかい味を体験してしまうと、もう後には戻れません。
普通に売っている本乾身欠きニシンを柔らかくしました。
買ってきたら、身欠きニシンをビニール袋に入れます。
ウチで買うのは、たいてい木枠に身欠きニシンが10本程度入っているものなので、5本づつ二つの袋に分けて入れています。
そして、身欠きニシンが水分を含んで柔らかくなると想像し、どれくらいの水分が必要なのかイメージ。
もちろん他の乾物のように、水でふっくらとは戻りません。
しんなりと柔らかくなる感じ。
それに必要な量をイメージして、日本酒をビニール袋の身欠きニシンに振りかけます。
それを冷蔵庫に入れて、最低3日、理想的には1週間ほどじっくり戻します。
(次の日でも食べられますが、やっぱりまだけっこう硬いです)
あとは、食べる時に冷蔵庫から取り出し、キッチンバサミでひと口大に切り、アルミに乗せます。
お好みでお醤油をかけてオーブンで4~5分。
程良く身欠きニシンの脂とお醤油が混ざってグツグツし、煙が出はじめたら完成。^^
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