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2010/12/05

現実って何でしょね:仮想世界と拡張現実とペリパーソナルスペース

前に「Life 2.0」でYouTubeを検索していた時に見つけた動画。

上の動画で、中盤からはじまるのがいわゆる拡張現実(Augmented Reality)というものの映像化なのでしょうね。
よく出来ている映像ですが、こういう忙しい視覚世界は勘弁してほしい気が・・・。(^^;

WikiPediaを見ると

拡張現実感(かくちょうげんじつかん)とは、現実環境にコンピュータを用いて情報を付加提示する技術、および情報を付加提示された環境そのものを指す言葉。

とあります。

便利さを進めていくと、こういった拡張現実も必要になってくるのでしょうか。

ぼくが子どもだった頃の街の風景と比べると、現代の風景の視覚的情報量は膨大に増えています。
建物や看板、標識など、形や色の洪水・・・。

生き物はそれなりにどんな環境でも順応しますから、慣れてしまうのでしょうが。
それでも、脳のバックグラウンドでは信じられない量の情報処理が行われていそうで、かなりストレスになっているんじゃないかと気になったりします。


ところで、「松嶋x町山の未公開映画を観るTV」の「Life 2.0」で題材になっているセカンドライフですが。
あくまで現実に対しての情報付加である拡張現実とは異なり、他のネットゲームとも同様な仮想世界。
この仮想世界に没入して、あたかも現実であるかのように過ごせてしまうという、人って不思議な生き物です。


以下は「脳の中の身体地図」の「はじめに」にある文。

道具を使うときに生み出されるペリパーソナル・スペースでも、脳はこの肉体の枠を超えた空間を忠実にマッピングする。

  …略…

ナイフとフォークを使って食事をするときは、その周囲にまでペリパーソナル・スペースが拡大する。
普通は指先までの空間しか表象しない脳細胞が、ナイフとフォークに沿って注意の場を延長し、あなたの一部とみなす。
実際には二〇センチもない無機質な金属に触れているだけなのに、切り分けている食べ物の質感や形を指で直接味わえる理由はここにある。
ジョイスティックでマイクロロボットをコントロールしている外科医にも同様のことが起こっている。
軌道上でロボット・アームを操作しているときのNASAの技術者たちも同じだ。
クレーンの操縦を覚えれば、クレーンのフックの先端までがペリパーソナル・スペースになる。

この脳のマッピング機能であるペリパーソナル・スペース。
これもある意味仮想世界ですよね。
現実にはない触覚的空間的感覚を、他の感覚情報とミックスさせながら過去の体験とかを元に構築したバーチャルな感覚。


空気の澄みわたった朝、気持ちよく深呼吸をし、まるで皮膚感覚が周囲にまで大きく拡がるような気がし。
フト、以前、もっともっと拡がったような感覚があったことを思い出した瞬間。
その思い出した瞬間、その感覚が蘇り、その感覚になっていたりし。
これも、現実にはないけれど、記憶にある感覚を重ねて付加した仮想的感覚、ということになるのかも。

現実って、何なんでしょ。
というか、この「現実って、何なんでしょ」と考えさせられる、良い時代になったんじゃないかと思ってみたり。

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