腹部マッサージの透視解剖図 @ Body Browser
ぼくの按摩で、お腹をマッサージすることはあまりありませんが、それでもたまに指圧したりすることがあり。
リバランシングというボディーワークで学んだ、内臓の裏に位置する深層筋、大腰筋や腸腰筋に働きかけるワークを指圧や按摩的に行うこともあり。
腹部の透視解剖図を眺めるのは、とっても魅惑的です。
角度を変えてみたり、ズームアップしてみたり・・・。
飽きることがないです。^^
まずは真横から見た図。
腕が邪魔。(^^;
どうか身体各部を表示・非表示できる機能を追加してください。>Google Labs様
とはいえ、表示シーンをURLアドレスで共有可能にしている手前、新たな機能を付け加えるにしても、それをアドレスに反映させるのは大変なのでしょうね、きっと。
頑張ってアップデートしてください。
でも、こうやってブラウザでお手軽に透視解剖図が眺められるのは有り難いです。
横から見ると、腰椎の前面って思ったより前に位置していますよね。
背骨というと、どうしても背部からイメージしてしまうんですが、こうやって透視図を繰り返し見ていると「身体中央に位置する背骨」が意識しやすくなります。
これがまた、とってもいい絵です。^^
邪魔な腕をすり抜けてズームアップした図。
手前に寛骨(骨盤)が写り、その奥に腰椎5番、4番、3番と積み重なっています。
下大静脈の後ろに腹大動脈が顔を覗かせ・・・。
このまま、ゆっくり横に回転させて、付近の様子を眺めてみるのも乙。^^
ちなみに、腹大動脈は背骨直前にあり、真ん中よりやや左に位置します。
こんなにサクッと簡単に望みの透視図が見られるのですから、「Body Browser」様々です。m( _ _ )m
(別にGoogleの回し者ではないのですが)
リバランシングには、両手握り拳(実際には指は曲げずに力を抜いているだけ)をお腹の正中線上に横に(母指側が隣り合わせ)並べ、背骨付近まで沈めていくワークがあるのですが。
この時、沈めている拳側には腹大動脈の脈動がドックン、ドックンと感じられ、背骨の形もリアルな感触で感じられます。
そのまましばし手を沈めたままにして、ゆ~っくりとお腹から離れると・・・。
突然、受け手の大腿部内側を暖かい液体がドバーっと流れるのを感じたりして。
(おしっこを漏らしたような感じ (^^:)
ビックリされることがあります。
これは、しばしの間流れを止められていた腹大動脈の血液が、一気に大腿部内側を流れるため。
そういえばいつだったか、鼠径部直下で動脈の流れを止めて一気に流す、というテクニックを売りにした治療をTVでやってました。
| 固定リンク
「解剖&Body Browser」カテゴリの記事
- 骨盤と股関節の骨格図(2013.06.05)
- 腰割りと股関節周囲解剖図(2013.06.04)
- あら、個別に解剖部位が消せた:Zygote Body(2012.05.08)
- 人体解剖3Dブラウザ「Zygote Body」を日本語で使う(2012.05.07)
- 骨盤底(腹腔下部)の内臓および筋群(2012.05.07)
コメント
こんにちは~。
自分の中身がこんなんなってるなんて不思議~。
身体って時に理性よりはるかに賢いと思うこと暫し。
もっと人間が体の声を聞けるようになれば突然死なんてしないでしょうに。
それにしてもよく血管って絡まらないですね。
・・・なんて笑われそうな感想。
投稿: 玉兎 | 2010/12/20 16:49
こんにちは、玉兎さん。^^
年末ですね。
先ほど買い物に出掛けたら、それほど寒くなくて、なんか年末じゃない感じ。
掃除の進行も、同じく年末じゃない感じなのですが。(^^;
人の体への興味は尽きないです。
>もっと人間が体の声を聞けるようになれば突然死なんてしないでしょうに。
目的遂行よりも、体の感覚に耳を澄ますことが優先してくれれば、と思います。
そういう思いとともに、ぼく自身も頭先行の現代人として育っちゃいましたから。
もっともっと体に耳を澄ませなければと思うです。
ところで!
玉兎さんに是非とも読んでほしいお勧めの本があっ!!!!
あるのです。
相棒のプラバさんが図書館から借りてきてくれた本で。
まだ1/4程度しか読んでいないのですが。
・マッサージ台のセイウチ
グリエルモ先生の動物揉みほぐし診療記
アンソニー・グリエルモ&ケアリー・リン / 小野田和子 [訳]
動物をマッサージ治療する先生の体験記。
普通のマッサージ治療院を営む著者に、突然ウマのマッサージ治療を依頼する
電話があり。
ウマ科動物マッサージ学校に入るところからはじまって、いろいろな動物のマッ
サージにチャレンジしていくというお話。
読んでいると、「これなんだよぉ」と、涙が出るほど懐かしい気持ちになります。
いつも按摩しながら、触れて語り掛けているのは。
この本に出てくるような動物たちと、なんら変わりない人という動物なんですよね。
一番違うのは、無駄な思考とか理性に占領されちゃっているということ。
無駄な思考や理性にがんじがらめになっていない、ピュアな動物を揉んでみたい・・・。
日本にそんな学校ないかなあ。
というわけで、図書館ででも探して読んでみてください。
お勧め!(^^)/
投稿: puru | 2010/12/20 18:22
「マッサージ台のセイウチ」ってタイトルも想像力をかきたてるインパクトですね。
年内はゴタゴタとしてるので年明けの初図書館で探してみます。
ジャンルは何かしら?
本屋さんでも書棚が分かれそう・・・その書店の担当者のセンスがうかがえちゃえそう。
医学?自然科学?人文学?動物関連?おもしろ。
投稿: 玉兎 | 2010/12/21 13:16