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2010/11/13

皮膚とカワ(2)

そういえば、「和漢三才図絵」にも「古事類苑」「俚言集覧」にも「皮膚」という単語は見つからないので、「皮膚」って比較的最近の言葉かも知れませんね。
少なくてもお江戸のご先祖様たちは使っていなかったみたい。

というわけで、最初から「広辞苑」を当たった方が吉だったかも知れません。

広辞苑

かわ【皮・革】カハ
 覆って外面となるもの。
 動植物の外表を覆う膜など。
 物の表面。うわかわ。
 おもに獣類の皮を剥いでつくったもの。
 皮を肉から剥ぎ取ったもの。あらかわ。毛皮。

ひ‐ふ【皮膚】
後生動物の体を包む外被。体の保護、体温・水分蒸発などの調節、各種の感覚の受容のほか、皮膚呼吸も営む。動物によりさまざまに変形適応する。高等脊椎動物では表皮・真皮・皮下組織、および各種の付属器官から成る。表皮と真皮のみを指す場合もある。

「カワ」とは、身体表面の皮膜というか「身体全体を包むもの」的なニュアンスなのかも知れません。
推測ですが、「カワの操体」は、どちらかといえば身体の全体性を強く意識した言葉なのかも。
「皮膚」は大和言葉ではなく、表面的表層だけではなくて、表皮・真皮・皮下組織までが視野に入った言葉になるでしょうか。

言葉としてだけ見ると、「皮膚の操体」は「カワの操体」より全体性を強調はしていませんが皮下組織までを視野に入れた浸透度のある言葉のように感じます。
もちろん、ぼくはふたつの手技は知りませんから、あくまで言葉上の意味だけからの感想。

こうして、皮膚とカワと並べてみると、按摩としてはその浸透度のある触感からも「皮膚」という単語に親和性があるように思いました。
大和言葉ではなさそうなのがちょっと残念ではありますが。

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