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2010/04/15

川合清丸「無病長生法」数息観を試してみる

何を調べていたのかは忘れましたが、国会図書館の近代デジタルライブラリーで川合清丸著「無病長生法」を見つけ、PDFファイルをダウンロードし印刷してパラパラと読んでいました。
たぶん、正座とか呼吸法を調べていたのだと思いますが。

以下のページから「無病長生法」で検索するとヒットします。

・近代デジタルライブラリー | 国立国会図書館
http://kindai.ndl.go.jp/index.html

ちなみに、八幡書店から付録の著作も多数合わせた復刻版が出ています。

・白日に昇天した最後の仙人・山中照道大寿真の秘密奥伝を公開!
「仙家秘訣 無病長生法 付録 至道物語」 川合清丸=著


昨日、下半身に重心を落とした呼吸、丹田に気が充ちる感じを味わったので、それに関連した「無病長生法」の中の観念法・数息観を試してみました。


川合清丸「無病長生法」觀念法第四

心は身の本主にして。身は心の影像なれば。此の身を無病長生ならしめむと欲するものは。須(すべから)く先ず斯の心を無事安穏ならしめざるべからず。
凡そ一切の病氣に。斯の心を以て發するものも多ければ。斯の心を以て治むることも亦多からざるべからず。

斯の心の作用に由りては。軽症ををも重く思ふべし。重症をも輕く病むべし。
況や平生無事の日に於いて。斯の心を無事安穏澹湉(たんてん)無爲にし去らば。何の虚隙(きょげき)ありてか。病氣の之を侵すことを得むや。
是れ觀念法の大切なる所以(ゆえん)なり。


此の法を修業する人は。晝夜時間を問はず。腹の空なる時に當りて静室に入り。窓を鎖(とざ)して蒲團を展べ。
枕の高さ二寸五分(※約7.5センチ)なるを其の上に安じて。正身仰向きに臥し兩肩をなだらかに寛げ。兩脚を長く踏み伸ばし。

目を塞ぎ口を閉ぢて。五躰の力みを和らげ。滿胸(まんきょう)の妄想を放下して。

さて惣身の元氣を氣海丹田の處に充たしめて。臍下を鞠の如くに張り詰め。
鼻孔に鴻毛を懸けても動かざるほどの息を。細長く出入し。其の出入の息を數へて。一より十に至り。十より百二至り。百より千に至るべし。

其の間に斯の心其の息に合同して存するが如く亡ぶるが如く。目見る所なく耳聞く所なく。
此の身人間に在りや。虚空に在りや。天上に在りや。人なりや神なりや佛なりや。
生きたりや死したりやをも打忘れて。斯の心の寂然たること虚空と等しからむ。

斯くの如きこと久うして。一息おのづから止まり。湛然として出でず入らざる時。
此の息は八萬四千の毛孔の中より。雲の如くに蒸し霧の如くに散りて謝し去る。

其の時病あるものは五積六聚。氣虚勞役等を問はず。此の息と共に雲蒸霧散し去りて。痕形もなく平癒せむ。
又迷あるものは。百八の煩惱八萬の妄想を論ぜず。此の息と共に雲蒸霧散し去りて。痕形も無く消滅せむ。

此を名付けて數息觀と云ふ。
實に觀法中の王なり。

篤志の行人あり。此の觀法を精修して怠らざれば。歳月を積むの久しき間に。一たびは必ず此の時節あるべし。
尤も最初は此の法の如くに修業して。少しく自得する所あらば。後には行住坐臥とも自在に修し得ることを得む。
勉めよや。勉めよや。


やり方は。
昼夜を問わず、空腹時に蒲団に仰向けに横たわり。

正身仰向きに臥し兩肩をなだらかに寛げ。兩脚を長く踏み伸ばし。

目を塞ぎ口を閉ぢて。五躰の力みを和らげ。滿胸(まんきょう)の妄想を放下して。


横たわったら、目を閉じて全身の力みを和らげます。
「兩肩をなだらかに寛げ」とあるので、まずは一度両肩をギューッとすくめて、ストンと脱力してみます。
1,2度やって、肩を自然で楽な位置に置きます。

「滿胸の妄想を放下し」。
若干胸を反らすように、胸を張るように力を入れて、一気にストンと脱力。
力を抜く時に、胸の中に「ホッ」とした安心感が拡がるようにイメージすると、胸やお腹の中がかなりくつろぎます。


さて惣身の元氣を氣海丹田の處に充たしめて。臍下を鞠の如くに張り詰め。


昨日の丹田に呼吸が充ちる感じには、微塵も緊張はありませんでした。
というか、無駄な力みや緊張があれば総身はくつろがず、どこかしらに緊張が現れてしまいそうです。

ですから、無理をせず、優しく丁寧に丹田あたりに呼吸を充たしていきます。
なんとなく、お腹表面やお腹の両脇、腰の皮膚が、ちょっとでも伸びて充実感があればよしとします。


鼻孔に鴻毛を懸けても動かざるほどの息を。細長く出入し。其の出入の息を數へて。一より十に至り。十より百二至り。百より千に至るべし。


丹田に息が充ちたら、絶対に息苦しくならないように、気持ちのよい程度に、ゆっくりと細く長く息を吐きます。
吸って、吐いて、で「い~ち」と数えました、ぼくの場合。

この数息観をしていると、自然にくつろいでいきますから、息は自ずとゆったりとしてきます。
そして、吸う息と吐く息の間、無呼吸の時間が徐々に長くなります。

ぼくの場合、30数回まで数えたところで、沈没、というか、寝てしまいました。(^^ゞ

でも、眠りから浮上してきた時、心身ともにすごく爽やかに覚醒していてちょっとびっくり。
再度数息観に戻ったのですが、呼吸も沈没以前より滑らかで繊細、身体感覚も明らかにより繊細になっていました。

結局、初回チャレンジは100回程度まで数えたところで終了。
けっこう良い手応えがあったので、またチャレンジしてみようと思ってます。

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