« 江戸時代の正座 | トップページ | 川合清丸「無病長生法」数息観を試してみる »

2010/04/15

丹田に気が充ちる時

昨日、友人のだるまさんを迎えて練習会を実施。
練習会といっても特に決まったテーマはなかったのですが、なんとなく最近このブログでも書いていた正座や呼吸に関する練習をしようという主旨。

正座での呼吸や気合い等に関しては、だるまさんが専門家なので彼のレクチャーを受けながらスタートしました。

まずは正座して肩や胸、上半身の緊張をゆるめるワーク。
上半身の緊張がゆるんだところで、背中に手を当ててもらいます。
なにやら丹田に重心や力点が集中するような、そんな手の当て方。
息を吸った時に無理なく丹田付近の下半身に息が充ち、周囲の皮膚が気持ちよく伸びるのが感じられます。

この背中(または腰付近)に手を当ててもらったのは、ほんの数分。
手を放した後でも、息を吸うとき丹田に息が充ちる感覚は継続しています。
ぼくの後は、プラバさんが手を当ててもらいました。

さて、こんな簡単なワークだったのですが。
驚くことに、これだけで空気が一変しています。

視界はクッキリとし周囲のものが鮮やかに見えます。
静謐な空間に、意識が鮮明な状態で「在る」、そんな感じです。

深い瞑想や治療中に入る”アレ”と同じです。
例えば、聖域といわれる場所や神社に佇んでいる時の空気のような……。

日本的な「肚(はら)に気が充ちる」とはこういうことでしたか。
う~む。
かなり誤解していました。

「肚や丹田を練る」というのは、もっとこう、なんというか、中国的気功と似ているものだと思っていました。
練る、鍛え上げる、造り上げるもの、というか。

でも、違いました。
上半身に無駄な緊張がなくて重心が定まれば。
そこには丹田がある。
そんな感じ。

誤解していてすみませんでした。> ご先祖様たち m( _ _ )m


昨日、目から鱗的に体で覚えたことは、上のこと以外にもたくさんあったのですが。
忘れないようにキーワードだけでもメモしておきます。

・はる(張る)
・みちる

上のキーワードや肚のことは、また書くつもりです。

|

« 江戸時代の正座 | トップページ | 川合清丸「無病長生法」数息観を試してみる »

心と体」カテゴリの記事

コメント

puruさん

おはようございます。記事うまくまとめていて、わかりやすいです。さんきゅ~です!

>手を放した後でも、息を吸うとき丹田に息が充ちる感覚は継続しています。


今朝から、私は、この感覚を利用して、数息観を試しています。持続・維持から全身へ「張り」が出てくるようです。

>深い瞑想や治療中に入る”アレ”と同じです。
>例えば、聖域といわれる場所や神社に佇んでいる時の 空気のような……。

からだが弛み、お腹に息が自然と入ると「場の雰囲気」が変わりますね。からだが硬張っていると全然ダメですが・・・・・・

投稿: だるま | 2010/04/16 09:22

こんにちは、だるまさん。
先日はありがとうございました。^^

ひとまず、あの日のさわりのところだけでもメモがわりにアップしてみましたが。

まだまだ咀嚼出来てないものがたくさんあって……。

あの丹田が充ちる感覚を利用して、アレコレと応用していますが、応用が利きすぎて、今日辺りはかなりとっちらかった状態になってます。(^^;

ぼちぼちと検証もしつつ、拡散したり収斂させたりしてみます。

投稿: puru | 2010/04/16 18:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 丹田に気が充ちる時:

« 江戸時代の正座 | トップページ | 川合清丸「無病長生法」数息観を試してみる »