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2010/01/10

はり治療直後に女性死亡

昨日の朝日夕刊に「はり治療直後54歳女性死亡」という記事が掲載されていました。

それによると、肩こりの治療に訪れた女性が、はり治療を受けた直後に体調が悪化し死亡したとのこと。

治療直後に気分が悪くなり、院内のトイレで倒れ、市内の病院に搬送。
翌日午前に死亡。

記事にはそれくらいの情報しか掲載されていませんでしたが、今朝検索してみたところ司法解剖の結果が掲載されているニュースもありました。


・asahi.com(朝日新聞社):はりが肺傷つける?治療直後に女性死亡 大阪 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0109/OSK201001090066.html

司法解剖の結果、死因は低酸素脳症。
肺が傷つき、酸素を取り込めない状態になる気胸も確認された。
府警は治療の際、はりが深く刺さって肺を傷つけたのではないかとみて、だれが治療を施したかなど当時の状況を調べる。
同院は取材に対し、「応対できる人がいないので何も話せない」としている。


・はり治療後に死亡、業過致死容疑で針きゅう院捜索…大阪・池田署 ニュース 関西発 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100109-OYO1T00609.htm?from=main3

司法解剖の結果、死因は脳に酸素が十分に供給されないことによる低酸素脳症で、同署は、はりが肺の周辺を傷つけた結果、呼吸不全に陥った可能性があるとみている。


・NIKKEI NET(日経ネット):社会ニュース:はり治療後に女性死亡 大阪の鍼灸院、ミス原因か
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100109AT5C0803C08012010.html

捜査関係者によると、女性は肩こりのため、同院に定期的に通っており、普段からはり治療を受けていた。
昨年12月15日、はり治療を受けて同院を退出した直後、「気分が悪いのでトイレを借りたい」と引き返してきたという。
その後、トイレ内で倒れているのが見つかり、救急車で近くの病院に運ばれたが、16日早朝に死亡した。


”肩こりの治療”だけでは施術内容はわかりませんが、胸郭背部から刺鍼する際、深刺しすると鍼が肺まで達してしまうので、深刺しする際には注意が必要です。
ですが、普通、胸郭背部からそれほど深刺しすることはないと思います。

「刺鍼による気胸」というのはめったにないならがらも耳にしたことはありますが、「治療直後に死亡」というのははじめて聞きました。
こうしてニュースになるというのも、非常に珍しい事件なのでしょうね。


ぼくは鍼治療は行っていませんが、やはり人の体をあずかる職業。
あらためて万全の注意を払う必要性を感じました。

以前、お年寄りをうつ伏せで指圧した後、翌日肋間神経痛様の痛みが生じたことがありました。
幸いそういったことを報告していくれる関係が出来ていたので、対処することが出来たのですが。
これまで約20年の治療経験で、何らかの過誤を起こしながら報告してもらえなかった例が無いとはいえません。

人の体は頑固なまでに頑なな場合もありますが、基本的に非常にデリケートな存在であり。
お年寄りの体は特にそうですが、細心の注意を忘れないようにしたいです。

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