業者にセッティングを依頼する
前回はバーチャル会議をセカンドライフ上で行う場合のコストを調べてみました。
一番気軽なのは、該当業者さんに一任するのが便利なのだと思います。
どの程度のコストが発生するのかはわかりませんが、ぼくが思いつくのはポジカルさん。
2007年あたりに、セカンドライフへの企業参入ラッシュが起きましたが、結局話題性先行で実りのある企業参入はほとんどなかったです。
2008年でほとんどの企業は撤退しちゃいましたし。
そんな中、セカンドライフを使用した企業の採用支援を現在まで堅実に行ってきたのがポジカルさんです。
セカンドライフ上でのバーチャル会議を検討している企業やグループで、セッティングしてくれる会社を検討している場合は、ポジカルに問い合わせてみるとよいと思います。
・新卒採用支援 教育研修支援 ベンチャー企業に強い採用コンサルティング株式会社ポジカル[posical] 各種仮想空間・バーチャルワールド内で新しい採用活動を
http://www.posical.com/
ところで、セカンドライフ参入支援会社にセッティングを依頼するとしても、結局は担当者がセカンドライフをある程度使いこなす必要があると思います。
おそらくポジカルさんでは、そういったところまで指導してくれるのではないかと想像していますが、どうせだったら企業自ら自力で担当者をセカンドライフに放り込んで、会議やミーティングまでセッティングするのがシンプルでいいんじゃないかなぁ、などと思ってしまうのです。
とはいえ、この不景気なご時世に、コストをかけてまで実験的にそういった試みをするのも難しいかな、なんてことも思ってみたり。
実際、セカンドライフで会議やミーティングをおこなってみたものの、イメージしていたものとは全く異なり撤退、ということもあり得ますよね。
セカンドライフを使用するデメリット
最近のパソコンであればほぼ大丈夫だとは思うのですが、それでもやはりセカンドライフが要求するマシンスペックは高いです。
今ではほぼすべての家庭がネット接続可能になったと言ってもよい状況でしょうが、ネット接続可能なユーザー全員がセカンドライフの要求するマシンスペックをクリアー出来る訳ではないです。
おそらく、ほんの数割程度ではないかと・・・
以下にセカンドライフの動作環境を挙げておきますが、「必須動作環境」とは「これくらいでやっとセカンドライフが見れるかも」程度。
「推奨動作環境」は「これでそこそこ動くでしょ」程度だと思ってよいかと。^^;
■必須動作環境
・ネット接続:ケーブルまたはADSL
・OS:Windows XPまたはWindows Vista
・CPU:800 MHz Pentium IIIまたはAthlon以上
・メモリ:512 MB以上
・画面解像度:1024x768
・グラフィックカード
--XP
-NVIDIA GeForce 6600 以上
またはATI Radeon 8500、9250以上
--Vista(最新ドライバ必須)
-NVIDIA GeForce 6600 以上
またはATI Radeon 9500以上
またはIntel 945チップセット
■推奨動作環境
・ネット接続:ケーブルまたはADSL
・OS:Windows XPまたはWindows Vista
・CPU:1.5 GHz (XP)、2-GHz (Vista) 32-bit (x86)以上
・メモリ:1GB以上
・画面解像度:1024x768以上
・グラフィックカード
--XP
-NVIDIAグラフィックカード
6000シリーズ:6600, 6700, 6800
7000シリーズ:7600, 7800, 7900
8000シリーズ:8500, 8600, 8800
GeForce Goシリーズ:7600, 7800, 7900
-ATIグラフィックカード
X800, X900, X1600, X1700, X1800, X1900
x2600, x2900
x3650, x3850
--Vista(最新ドライバ必須)
-NVIDIAグラフィックカード
7000シリーズ:7600, 7800, 7900
8000シリーズ:8500, 8600, 8800
GeForce Goシリーズ:7600, 7800, 7900
-ATIグラフィックカード
X1600, X1700, X1800, X1900
x2600, x2900
x3650, x3850
例えば会社説明会や一般向けのセミナーをセカンドライフ上で実施しようと思った時、対象である学生さんや一般の方がかなりの割合でセカンドライフにアクセス出来ないPC環境だったりすることもあり得ます。
これはかなり痛い状況ですよね。
そもそも知人に質問されて考えはじめたバーチャル会議、バーチャル・ミーティングですが、ぼく自身もけっこう興味のある分野だったしりて。
いろいろ考えちゃいますねぇ。
という訳で、セカンドライフに限らずに、ネット会議やネット・ミーティングの方法を調べてみたくなりました。
スカイプを使用した会議、ミーティング、セミナー
スカイプのバージョンが3.0になってから(現在はバージョン4.1)同時会話人数が25人になったとか。
これくらいの人数が同時接続出来れば、ちょっとした会議やミーティングには充分ですね。
とはいえ、ライブ映像をともなうビデオ会話は1対1にしか対応していないようです。
・Skypeを最大限に活用 - 無料および格安料金でのインターネット通話
http://www.skype.com/intl/ja/welcomeback/
先日はじめてスカイプをやってみたのですが、電話とはまた違ったテイストで面白かったです。
これで同時会話25人が無料で出来るのはすごいですね。
ちなみに、ヘッドセットは知人にAmazon経由で用意してもらったのですが、780円という値段も超お手軽。
・ELECOM マルチメディアヘッドセット MS-HS58V \780 Amazon
そういえば知人は、「出来れば描画した図を修正したりする様子をライブ動画で見せたい」とも言っていました。
ライブ映像配信がなくちゃいけませんね。
スカイプ+スティッカム
そこで、ザッとライブ動画配信サービスを検索し「スティッカム」というライブ動画サービスを見つけ、さっそく登録してみました。
・Stickam JAPAN! - 無料のライブカメラコミュニティ スティッカム
http://www.stickam.jp/
ライブ映像の公開は「友達のみ」という設定も可能なので、毎回の会議やミーティングに参加する人のみを友達登録し、会議やミーティング後に削除するようにすれば、毎回限定した人のみにライブ映像を公開出来そうです。
下は130万画素、接続:USB2.0のWebカメラでスティッカム配信した絵です。
(いつもスズメさん映像を映しているカメラ)
映像のサイズはデフォルトのサイズ。
こちらは同じWebカメラでA4サイズの参考書を写したところ。
映像のサイズは「拡大」を選択して大きくしたもの。
スカイプ用とかで販売されている廉価版のWebカメラは、映像はボケ気味で動きもかなり遅くて使用に耐えませんでした。
ちなみに画素数は30万画素、接続:USB1.1。
接続はUSB2.0が必須で、画素数は最低130万画素が欲しいところですね。
これくらいあれば、ホワイトボードを使用した映像も配信出来そうです。
今は200万画素、300万画素のWebカメラも売っていますから、そうれくらいのものを用意すれば完璧でしょうね。
スカイプで複数人が同時会話しながら、プレゼンターがリアルタイム動画で説明、進行する会議が出来そうです。
また、参加者それぞれがWebカメラを準備してスティッカム登録しておけば、参加者全員のスティッカム映像をリアルタイムで見ながら会話出来かも知れませんね。
試していないのでわかりませんが。
でもね・・・
やはりお互いの映像(アバター:化身ではありますが)を共有する、3Dバーチャル空間でのコミュニケーションがほしくなります。
セカンドライフ内ではリアルタイムの動画を別途配信することは出来ませんが。
ある程度セカンドライフに慣れて、セカンドライフへの画像アップロードが出来るようになれば、Webカメラでキャプチャした手書きの絵や解説図などをその場でアップロードし、お互いにプレゼン出来たりもするのですが。
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