指圧という題名ですが、治療とかツボに働きかけての効果を期待するというものではないです。
目的は身体感覚(背中の)を目覚めさせることにあり、この指圧的働きかけの間は兎にも角にも体の感覚、実感を大切にして下さい。
自分の握り拳を使うのですが、拳に体重がかかるので、出来るだけ拳を痛めないようにフトンの上でやるとよいです。
床やカーペーットの上ではつらいと思います。
フトンの上でやったとしても、5箇所くらいやると拳が痛くなってくるので、無理はしないようにしてください。
1.拳に背中を乗せる
仰向けに横たわり、腰の一番下あたり、背骨の両脇直下に両手の拳を入れます。
拳は親指は外に出し、拳の背の部分が背中に当たるようにします。
フトンの下から見たとした図
2.くつろぐ
拳の上に背中を乗せたら、まずは「ふ~っ」と全身の力を抜いてくつろぎましょう。
2~3呼吸、まずはくつろぎます。
拳に当たる背中がかなり痛いようだったら、拳をゆるめて高さを低くし、当たりが弱まるようにしましょう。
逆に、当たりが物足りないようだったら、拳自体や手首の角度で高さを調節して当たりが強くなるよう調節します。
3.感覚
さて、背中に拳が入ることで、若干反って伸びているお腹の感じはどうでしょうか。
うまくくつろげると、お腹が反って伸びている感じが味わえると思います。
それどころか、とにかく拳が当たっている部分が痛かったり鈍痛のようなものが走るでしょうか。
背骨の前側、お腹の内側の感じはどうでしょうか。
拳が当たっている部分から響きのような感覚が、下腹部内部や胃のあたり、その他の部分に響いているように感じるかも知れません。
余程の痛みでない限り、それがどのような感覚なのかじっくりと味わい、出来ればその感覚をくつろいで受け容れてみましょう。
※痛みがひどい場合は、無理をせずに止めるか、拳を別の場所に移動させて下さい。
4.呼吸とともにくつろぐ
今度は呼吸とともにくつろいでみます。
①
まず、拳が当たっている部分より足側のお腹に呼吸が入るように息を吸います。
そして、吐く息とともにリラックスしましょう。
吐く息とともに、すべてを手放すような、または「ホッ」とするような感じで、リラックスしくつろぎます。
息を吸っている時も、吐く息とともにくつろぐ時も、すべてにおいて「3.感覚」で味わったように、背中や背骨の前側、お腹の中、お腹の表面などの感覚を味わっていましょう。
ひと呼吸でもよいですし、何呼吸でも満足するまで味わい、次ぎに移ります。
②
次は、拳が当たっている真上あたりのお腹に呼吸が入るように息を吸います。
要領は①と同じ。
③
最後は、拳が当たっている部分より頭側、胸のあたりに呼吸が入るように息を吸います。
要領は①と同じです。
必ずしも①~③を順番にやらなくても、自分の感じでやってみたいやり方でやってよいです。
あとは、拳の当たる場所を変えて、好きなところで試してみましょう。
補足
実はこれ、最初は家にある中山式快癒器(2玉式)でやっていた方法です。
でも、中山式快癒器だと当たりが大きくて当たり感が硬いのです。
とはいえ。
硬いながらも道具があると便利ではあるので、中山式快癒器は一家に一台あってもよいかも知れません。
・中山式快癒器(2球式)
・中山式快癒器(4球式)
拳の方が適度に調整も出来、当たりが柔らかくてシャープなので、拳の方がやはりお気に入り。
でも、拳が痛くなって長時間続けられないのが難なのですが。
とはいえ、朝は時々、目が覚めたらこれをやってから起きあがります。
延々30分くらいやっていることも。
毎回、拳が当たっているところからお腹に走る、あの響き感が大好きです。
多少お腹が詰まり気味な時でも、お腹がグルルを鳴って動き出したり、これをやった後はスッキリ快便。
徐々にですが、背中の感覚も育ってきています。(^^)
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