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2009/06/23

スロージョギング・その3

スロージョギング・その3

福岡大学、田中宏暁教授が提唱するスロージョギングですが、そのスロージョギングにはふたつの背景があるようです。

■ニコニコペース運動
これは福岡大学が提唱する運動。

息がさほど弾まず、心臓の動悸(どうき)も激しくならずに数時間楽に続けられる比較的軽い全身運動。
笑顔を浮かべ、おしゃべりしながらでもできることから名付けられた。
体力を表す最大酸素摂取量の50-60%ほどのエネルギーを消費する程度とされ、具体的にどのぐらい運動するかは人それぞれ。
福岡大学の運動生理学研究室が約30年前に提唱した。
音楽に合わせて高さ15センチほどの踏み台を昇り降りするステップ運動が代表的で、全国の高齢者施設や健康づくりサークルなどで実践されている。

・メタボ改善もニコニコペース 福大グループ 脂肪燃焼効果を実証 医療・健康 西日本新聞
http://qnet.nishinippon.co.jp/medical/news/kyushu/post_30.shtml

お年寄りが足腰を鍛える「介護予防」のイメージが強かったニコニコペース運動だが、脂肪が気になる働き盛りも挑戦する価値がありそうだ。

上記にあるように、当初はお年寄りの介護予防としてはじまったらしいニコニコペース運動ですが、その研究過程で年令を問わずメタボリック症候群等の改善にも効果があるとわかったようです。

福大スポーツ科学部運動生理学研究室が、ニコニコペース運動の効果を実証するため市民ボランティアを募集して行った第一期(2007年度)の研究。
(第2期2008年度研究は現在進行中:2009年2月現在)

1.食事管理
 (食事の内容を炭水化物60%、脂質25%、タンパク質15%にするなどの食事管理をする群)
2.ニコニコペース運動
 (週に3回ニコニコペース運動をする群)
3.食事管理+ニコニコペース運動
 (食事管理と運動を併用する群)

上記3つのグループをそれぞれの内容で3ヶ月間実施。

その結果、ニコニコペース運動だけをした(2)のグループは、(1)(3)と同様に内臓脂肪など全身の脂肪を減らすことができた一方で、脂肪以外の体重や筋肉は、3群の中で唯一、維持することができた。

ダイエットなど食事制限は容易に体脂肪を減らすことはできても、大切な筋力まで奪ってしまうのです。
筋力は体力そのものですから、結果的にエネルギーの消費量が減り、再び体重が増加するリバウンドと呼ばれる現象を引き起こしてしまうことがあります

食事管理では全身の脂肪を減らすことが出来るが、それとともに筋力や体力が減少すると、エネルギー消費量が減少しリバウンドを招きやすいとのこと。
ニコニコペース運動では食事管理をすることなく、かつ筋力体力も落とさずリバウンドの危険もなく脂肪減少が出来る、ということのようです。

また、メタボリック症候群などでは脂肪が重要な要素になりますが、通常注目される内臓脂肪だけでなく全身を動かす筋肉「骨格筋」細胞内の脂肪も重要だとのこと。
第一期研究により、骨格筋細胞内脂肪が多い人ほど血糖値を下げるインスリンの働きが弱い傾向にあることが分かったそうです。
インスリンの働きが悪ければ糖尿病だけでなく、合併症として心筋梗塞(こうそく)や高血圧などの危険も高まるとのこと。

生活習慣病は内臓脂肪の過剰が引き起こすというのが通説ですが、骨格筋の脂肪も原因として作用し、発症予防には運動が効果があるのです


ニコニコペース運動のWebサイトもあり、図が豊富でわかりやすい解説がありますから、スロージョギングを行う際は是非参考にしたらよいと思います。
基本的な注意事項や禁忌症状、心拍数チェック、腰や膝が痛い人の代替運動、医学的効果、靴の選び方など掲載しています。

・ニコニコペースの運動 ~高齢者にも安心してできる運動 ~
http://www.fsw.or.jp/choju/health/nikoniko/index.htm

※スロージョギングに関する記事は以下のブログにまとめてあります。
のたりスロージョギング

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