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2009/05/28

クオリア(Qualia)

ロボット工学を通した人の知能や意識に関する最先端の研究をインタビュー形式でまとめた書籍「人とロボットの秘密」。

人とロボットの秘密

これが現在「ITmedia News」内で順次連載中です。

人とロボットの秘密:まえがき 自分と同じものをつくりたい業(ごう) - ITmedia News

今日第4章-2が掲載される予定なのですが、現時点ではまだアップされていません。
以下がこれまでのバックナンバー。

まえがき 自分と同じものをつくりたい業(ごう)
第1章-1 哲学の子と科学の子
第1章-2 「アトムを実現する方法は1つしかない」
第2章-1 マジンガーZが熱い魂を宿すには
第2章-2 ロボットは考えているのか、いないのか
第2章-3 アンドロイドが問う「人間らしさ」 石黒浩教授
第3章-1 子どもはなぜ巨大ロボットが好きなのか ポスト「マジンガーZ」と非記号的知能
第3章-2 「親しみやすい」ロボットとは 記号論理の限界と芸術理論 中田亨博士の試み
第4章-1 「意識は機械で再現できる」 前野教授の「受動意識仮説」

人間の知能や意識に関する最先端の研究が垣間見えるのでものすごく興味深いのですが、現時点での最終ページにある前野教授の「受動意識仮説」 に出て来た単語がまた興味深いです。
ぼくたち人間の意識活動の中で感じる「ある感触」のこと。
例えば「痛みの感触」ひとつ取り上げてみても、脳のニューロンネットワークに生じる電気信号は「痛みの感触そのもの」ではなくて単に「脳の状態」を表しているだけであり、ぼくたちが意識の中、心の中に感じている「痛みの感触」とはまた別物であるという事実。

この、人が意識の中で感じている質感、感触のことをクリオア(Qualia)と呼ぶのだそうですが。
これです。
ぼくが、ものすごく惹かれている現象。
これを探求する為に治療師をやっていると言ってもよいかもです。

さっそく「クオリア」で検索してみると、ヒットするのが茂木健一郎氏のサイト「クオリア・マニフェスト」
茂木健一郎氏はたまにテレビで見かける程度で著書も読んだこともなく、「タレントな脳科学者」的に思い込んでいたのですが(すみません(^^ゞ)、立派で素敵な学者さんだったのですね。
Webの「クオリア・マニフェスト」、わくわくしながら読みました。

そういえば少し前、CNNでFMRI(ファンクショナルMRI)を使った実験を見ましたが。
あれはクオリア解明の先端研究だったのかも知れません。(勘違いかも知れませんが)

被験者にいくつかの単純な写真を見せ、FMRIでの解析結果から被験者が何の写真を見たのかを分析するというもの。
例えばリンゴの写真を見ている時、人はその質感や味を思い浮かべているとして、それらが該当する感覚野のニューロン発火の状態から推定するような、そんな実験だったような気がします。
うろ覚えですが。(^^ゞ

何はともあれ、今後もクオリアを追いかけてみるつもり。

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コメント

こんにちは〜heart04

いまね、「脳と創造性」ていう本を読んでいます。
副題が、この私というクオリア!!!です。

脳に関心もったきっかけは、最近物忘れがひどくなってきたこととか、知人がパーキンソン病になったこととかです。

そうだよね、茂木さんが言ってるけど人間が感じているいるクオリアはほんの一部だってことに、妙に納得している所です。色、音、香り、は当然として五感では感じることのできない、でもすごいリアルに感じる形而上のクオリアもあるよね。

ひょっとしたら動物や植物や鉱物も「主観性」を担っていて、クオリアを人間以上に感じているかも知れないね。

アートしている人って、すごく敏感なのは「クオリア」をとても大切に扱うので、すごく「わがまま」に見えるんだな。でもそんな人に限って、とても何かが「輝いて」見えるのはぼくだけかしら。

とにかく面白い言葉だと思います。

投稿: sandesh | 2009/05/28 23:51

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