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2009/05/19

技の伝承

鍼灸学校2年生の時。
友だちに誘われて、鍼灸治療院にマッサージ師として勤めることになりました。
院内治療や普通の家庭への出張マッサージもありましたが、主な仕事はホテルへの出張マッサージ。
同じ学校の仲間や鍼灸マッサージでは卓越した技術を持つ先輩もいて、アットホームで和やかな職場でした。

仕事がない時は、治療室横の待合室で仲間同士だらだら過ごしているのですが。
時折、先輩が「伏見くん、ちょっと揉んでくれる?」とうつ伏せになることがあります。

ぼくごときが先輩の体を揉むのも恐縮しきりなのですが、兎にも角にも揉みはじめ。
しばらく背中を指圧したり揉んだりしていると。
「ありがとう。じゃ、今度は寝てみて」と言う先輩。

ぼくが揉んだ先輩の背中と同じ箇所を、今度は先輩が揉んでくれます。
何も言わず。
最後は「うん。こんな感じかな」で終了。

治療院に勤務していた数年間、こんな感じで数人の先輩から無言でマッサージを学びました。
体に、感覚に、刻み込まれたマッサージの感触。

最近フト、懐かしさや感謝とともに、その時のことを思い出しています。

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