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2009/05/31

3D指圧アニメーション

ふぅ~。
セカンドライフで指圧のアニメーションを作るのは大変だ。(^^;

ぼくが使っているフリーのアニメーションソフト「Qavimator」には、ポーズとポーズの間を補完する機能があるのですが。
人の動きって、ソフトで補完するだけではうまく表現出来ないのです。

単純な動きや補完機能に適した動きの場合は便利なのですが、いろいろな関節が個別に独自な角度に連動している動きの場合は、ひとコマひとコマ各関節の角度を修正しなければならず、かなり根気の要る作業。
根気のないぼくには……。

ともあれ、ひとまず背中をひと押しするところまでのアニメーションまでは出来ました。
体の動き的にはかなり不満が残るのですが、取りあえずセカンドライフ内で「指圧する動き」を見てみたかったのです。


0905311


手の指の動きは、開いているか握っているかしか設定出来ないので、なんとなく手の平全体で押している手根圧迫っぽい感じではありますが、まあ、なんとか指圧してるっぽく見ることにしましょう。
本当は背中を上から5点くらい指圧したいところですが、目標は3点にしておきましょう。
上から3箇所指圧してその動きをループさせれば、指圧をし続けるアニメーションになります。
あとは、背中を上から下に撫でおろすような軽擦するアニメーションを別に作り、クリックするとアニメーションが切り替わるようにする、ていうのが当面の目標。

たぶん、途中で指圧の動きを修正したくなったりするだろうし……。
完成はいつのことになりやらです。

ここに投稿した人体3Dの記事をまとめたページ→「鍼灸マッサージ師・手技療法家のための人体3Dソフト

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2009/05/30

思考とクオリア

まだまだクオリアの定義がよくわかっていないのですが。
どうやら思考もクオリアに含まれる現象のような気がします。

思考もクオリアだとして。
現実の時間軸内で身体感覚を強く意識している時と。
例えばインターネットに浸っている時のように、意識が思考中心なっている時と。
脳科学的には同じ質のクオリアとして捉えているのでしょうか。

按摩師的には、仮想世界内クオリアと現実世界内クオリアの違いが気になります。

まだまだ勉強しなくては。

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2009/05/29

クオリアの深み

友だちのsanちゃん(sandesh)からコメントがあり、長くなりそうなので表でレス。
お久しぶり、sanちゃん。(^^)

>脳に関心もったきっかけは、最近物忘れがひどくなってきたこととか、知人がパーキンソン病になったこととかです。

そうだったんだ。
歳取ると、確かに物忘れひどくなるね。
って、最近はそれがあまりに当たり前で気にならなくなってきたけど。

>そうだよね、茂木さんが言ってるけど人間が感じているいるクオリアはほんの一部だってことに、妙に納得している所です。

そう、そう。
クオリアの広大さと質の深さに関しては、ぼくが認識しているのはそのほんの一部なんだと、ホント、そう思います。

治療中に触れているその手や体には、ものすごく広大なクオリアが拡がっているのだけれど、認識出来ているのはごく一部な訳で。
例えば。
肩の深部の凝りに触れている親指は、深部の凝りと同時に指の側面で皮膚や皮下組織の触感も同時に感じており。
皮膚や皮下組織の弾力は、ある振動として身体周囲に拡がっているのが感じられ。
凝っている筋肉に沈めた指を微妙に進めていくと、硬くなっている筋肉全体の質感や弾力だけではなくて、胸郭上部の質感や弾力も感じられ。
これら個々のクオリアとともに、それを総合して感じられるクオリアもあり……。

こうして文字にしているだけでも、認識しているクオリアの一部しか記述出来ていなかったりする訳で。
そこに生起しているクオリア全体のことを思うと、無限の可能性が拡がっているようで果てしなく魅惑的です。


ところで操体法の創始者である橋本先生は、身体が病気になっていくプロセスを以下のようなモデルで表しています。

1・A=歪み(こり、しこり)

2・B=感覚異常(苦痛、つっぱり感 etc)+(A)'

3・C=機能異常(肩が動かない、下痢 etc)+(A)"+(B)'

4・D=器質破壊(胃潰瘍 etc)+(A)'"+(B) "+(C)'

上記の1~4へのプロセスは可逆的で、治癒のプロセスは4~1を辿ることになるのですが。
おそらく操体法では、主に2や3の感覚異常、機能異常を「気持ちよく動く」というアプローチで正常化プロセスに向けるのだと思います。

操体法のアプローチの面白さは、例えば感覚異常に対して異常さにフォーカスを当てないことだと思われ。
そもそも異常な感覚(痛みなど)には、否が応でもフォーカスが当たってしまっているので、反対の気持ちよさや感じやすさにフォーカスを当てようという試み。
太極から観た陰陽で、陰だけではなくて陽にもフォーカスを当て全体性を回復する試み、といえるかも知れないです。

クオリアでいえば。
感じやすさや心地の良い快的クオリアの幅と質を深めていくことは、個人の全体性の幅と質を深めていくことにもつながるのではないか、と思ってみたりし。
更に全体性という意味では、ポジティブな快的クオリアを深めることは、ネガティブな不快的クオリアへの理解にもつながるのではないか、とも思ったりもします。

ともあれ、治療師としての経験的理解では「感覚の回復→凝りの正常化」は事実だと思われるので、自分の体で鋭意実験中。
自分を按摩する訳にはいかないので、日常の様々な場面で感覚を意識化することで感覚回復を図ってます。

身体全体の皮膚感覚の回復、覚醒は、身体全体の軽さ、風通しの良さにつながるのは体験済みで。
上半身、特に首や肩、足の筋肉感覚の回復で凝りが減少するのも体験済み。
今は、上記のものに加えて背中と腰の深部の凝りにチャレンジ中。

>色、音、香り、は当然として五感では感じることのできない、でもすごいリアルに感じる形而上のクオリアもあるよね。

うん、うん。
例えば、感謝とか愛とか呼ぶような。
リアルな、拡がり感をともなうような、ある感触。

>アートしている人って、すごく敏感なのは「クオリア」をとても大切に扱うので、すごく「わがまま」に見えるんだな。でもそんな人に限って、とても何かが「輝いて」見えるのはぼくだけかしら。

同感です。
そしてクオリアを大切にしている人が好き。(^^)

ところで、クオリアという言葉を知ったのは昨日だったのですが、哲学や心理学、ロボットや物理学とかでは、微妙にその意味や定義が違ったりするみたいですね。
もちょっと勉強してみます。

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2009/05/28

クオリア(Qualia)

ロボット工学を通した人の知能や意識に関する最先端の研究をインタビュー形式でまとめた書籍「人とロボットの秘密」。

人とロボットの秘密

これが現在「ITmedia News」内で順次連載中です。

人とロボットの秘密:まえがき 自分と同じものをつくりたい業(ごう) - ITmedia News

今日第4章-2が掲載される予定なのですが、現時点ではまだアップされていません。
以下がこれまでのバックナンバー。

まえがき 自分と同じものをつくりたい業(ごう)
第1章-1 哲学の子と科学の子
第1章-2 「アトムを実現する方法は1つしかない」
第2章-1 マジンガーZが熱い魂を宿すには
第2章-2 ロボットは考えているのか、いないのか
第2章-3 アンドロイドが問う「人間らしさ」 石黒浩教授
第3章-1 子どもはなぜ巨大ロボットが好きなのか ポスト「マジンガーZ」と非記号的知能
第3章-2 「親しみやすい」ロボットとは 記号論理の限界と芸術理論 中田亨博士の試み
第4章-1 「意識は機械で再現できる」 前野教授の「受動意識仮説」

人間の知能や意識に関する最先端の研究が垣間見えるのでものすごく興味深いのですが、現時点での最終ページにある前野教授の「受動意識仮説」 に出て来た単語がまた興味深いです。
ぼくたち人間の意識活動の中で感じる「ある感触」のこと。
例えば「痛みの感触」ひとつ取り上げてみても、脳のニューロンネットワークに生じる電気信号は「痛みの感触そのもの」ではなくて単に「脳の状態」を表しているだけであり、ぼくたちが意識の中、心の中に感じている「痛みの感触」とはまた別物であるという事実。

この、人が意識の中で感じている質感、感触のことをクリオア(Qualia)と呼ぶのだそうですが。
これです。
ぼくが、ものすごく惹かれている現象。
これを探求する為に治療師をやっていると言ってもよいかもです。

さっそく「クオリア」で検索してみると、ヒットするのが茂木健一郎氏のサイト「クオリア・マニフェスト」
茂木健一郎氏はたまにテレビで見かける程度で著書も読んだこともなく、「タレントな脳科学者」的に思い込んでいたのですが(すみません(^^ゞ)、立派で素敵な学者さんだったのですね。
Webの「クオリア・マニフェスト」、わくわくしながら読みました。

そういえば少し前、CNNでFMRI(ファンクショナルMRI)を使った実験を見ましたが。
あれはクオリア解明の先端研究だったのかも知れません。(勘違いかも知れませんが)

被験者にいくつかの単純な写真を見せ、FMRIでの解析結果から被験者が何の写真を見たのかを分析するというもの。
例えばリンゴの写真を見ている時、人はその質感や味を思い浮かべているとして、それらが該当する感覚野のニューロン発火の状態から推定するような、そんな実験だったような気がします。
うろ覚えですが。(^^ゞ

何はともあれ、今後もクオリアを追いかけてみるつもり。

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2009/05/27

赤ちゃんに餌付けするお母さんスズメ

相変わらず毎日やって来る赤ちゃんスズメたちですが、今年はその人数が多いです。
多い時には、餌箱周囲に赤ちゃんが5、6羽来ていることもあります。

という訳で、ひとつめは赤ちゃんに餌付けするお母さんスズメ。
左手には、餌をねだらずひとりで食べれるようになったお兄ちゃんスズメがいます。



ふたつ目は、餌箱に4羽同時に入っている図。
赤ちゃんやお兄ちゃんに成鳥やお母さんスズメが交じって、餌付けしたりケンカしたり、ぐちゃぐちゃになってます。(^^;



おまけ。
今年1月に撮れたメジロさんご夫婦の映像です。

メジロさんもかわいいですね。(^^)
目の周りの白が漫画みたい。


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2009/05/24

操体法3DCG

操体法の操法のひとつ、うつ伏せでの膝伸ばしを。
セカンドライフ内で操者、受け手、両者の静止ポーズとして作りたく。
ポーズのアップロードを10回くらい繰り返しつつ微調整し。
ひとまず完成。

両者の体の部位を調整するのに手間取りましたが、まあ、取りあえずはこんなものでしょう。
うふふ。
けっこう楽しい。(^^)

本当ならば、両者の動きがシンクロするアニメーションの動きにしたいところですが。
そこまで手間のかかる作業に踏み込む勇気無し、です。(^^; 今のところ

ちなみに、セカンドライフで作ることが出来るアニメーション(ポーズ)では、手の指の動きまでは作れません。
確か、アニメーションファイル(bvhファイル)をアップロードする時に、指を開くか握るかは指定出来るはずですが。

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3Dなので、いろいろな角度からスクリーンショットが撮れるので便利です。(^^)


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楽しい。(^^)


ここに投稿した人体3Dの記事をまとめたページ→「鍼灸マッサージ師・手技療法家のための人体3Dソフト

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2009/05/22

按摩さん超お勧め・爪ヤスリ

下記は2年前に書いた日記



2007-05-30 (水) 09:38:47

先日、川越に行った時。
雑貨屋さんのような所で、外人さんがいろんな物を売っていました。
中に、ガラス製の爪ヤスリが。


チェコ製のブラジェク・ガラス爪やすりというヤツで、何十年の使用にも耐えるとか。

チェコ製のガラス爪やすり

さっそく購入してみたのですが、その研ぎ感の滑らかさは素晴らしいです。
ヤスリ部分のきめ細かさ故か、研いだ後がツルツルしてます。

う~む、按摩さん用に最適っすね。
毎日の手入れはコレでいきましょう。


上の日記からちょうど2年が経過します。
説明書きには半永久的とか書いていたように思うのですが、事実毎日使用していて2年後の今でも使用感は全然変わりません。

按摩さん超推薦爪やすりです。(^^)

ブラジェクのガラス爪やすりは世界初のガラス爪やすりです。
ボヘミア・クリスタル生みの親『チェコ共和国』で製造しています。
ブラジェク・ガラス爪やすりは、普通のガラスより硬化されたガラスで作られており、長い間使ってもその機能が衰えにくく、きめ細かさを維持できます。
湿気による影響はなく、むしろ湿気を含むとつけ爪の場合には、やすりの機能を高める効果があります。
使用後は水で洗い流すだけという簡便さに加え、洗剤にも強く熱湯消毒や薬品消毒が可能です。
衛生的で使いやすいこのガラス爪やすりは、個人の使用だけではなくビューティーサロンなどでもご使用いただけます。

下記で購入出来ますよ。

ブラジェク ガラス爪やすり 90mm両面タイプ

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2009/05/21

心身一如・ダイナミックな体

ホームページに埋もれている日記から、治療関連のものを発掘。
2002年8月16日の日記より。


からだに触れる。
その感触にはいろいろな表情がある。
「凝り」や「張り」だけでは表現出来ない、様々な表情。
皮膚や皮下組織、筋肉、そして骨の感触にまで、いろいろな顔がある。

例えば。
筋肉の表情に「頑張っている」「堪こらえている」という感触があったとして。
その中にもまた、いろいろな声がある。

その、「頑張っている」「堪こらえている」が、外に向かって訴え掛けているもの。
「ぼく(わたし)はこんなに頑張っているんだっ!ガルルルゥーッ!」
みたいなヤツ。

それとは逆に、引き籠もって、ホントに耐えているもの。
「くっ……。くそっ……」

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今日の患者さんは後者だった。
按摩だけでは抜けない感じがあったので、最後に操体法。

うつ伏せで、片足で後ろを押すように、片足で突っ張るように、ギューと押して(伸びて)、「ふぅ~~」と脱力。
脱力した途端、押した足がうろうろ動く。(^^;
「今どんな感じ?」と聞くと。
「あ、足が暴走してる……。 (^^;;」

なので、いそいそクッションを足許に置き。
「これ、蹴ってみて」と言うと。
バシッ! バシッ! バシッ!
と、うつ伏せのまま、勢い良く、ノリノリで蹴る。

うはは。
いいなぁ、こうゆうの。
エネルギッシュでいい。
美しいくらい。

患者さん、気が済むまで蹴った後、「お腹に収まったぁ」とスッキリした顔。(^^)

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2009/05/20

赤ちゃんスズメの餌頂戴攻撃!

今年も赤ちゃんスズメがやって来ました。(^^)
という訳で、今年の赤ちゃんスズメ動画第一弾、「赤ちゃんスズメの餌頂戴攻撃!」。

例によって、お母さんスズメはどっか行っちゃっていません。
赤ちゃんスズメ兄弟ふたり、自分で餌を食べつつ、大人スズメがいると餌をおねだりに行 きます。

最初は、画面右に退避していた大人スズメに強引にダイブ。
まるで、大人スズメを攻撃して追い払っているようです。(^^;

その後も大人を追いかけ回し、結局兄弟2羽だけになるのでした。


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五十肩? (^^;

え~と、現在51歳です。

数日前の朝、左肩関節の痛みで目が覚めました。
筋肉痛のような痛みが肩先に走ります。

その日は「筋肉痛だよね」という感じ。
それでも、ある角度やある動きで「ズキッ」と痛みが走ります。
「も、もしかして、、、五十肩? いや、いや。単なる筋肉痛でしょう。(^^;」

50kata


そして次の日。
痛みは、関節の際から三角筋まで走るようになっていました。
按摩の仕事中、軽擦法で遠方から手前に腕を引く時、左肩三角筋に「ズキッ」。
こ、これって、典型的な五十肩の症状です。(^^;
痛みが出てから、三日後が痛みのピークだったでしょうか。


ところで、これはぼくの経験的推測のお話。
五十肩は、人生の変わり目、価値観の転換期に起こるという印象があります。

例えば、成熟期から老齢期に変わる時、それ相応な価値観の転換が求められると思います。
植物でいえば、大きく花開く開花期から種を作り出す結実期に向かう訳ですから、外向的だったエネルギーは当然収斂する内向的エネルギーへと向きを変えます。
こんな時、相変わらず外向的な価値観を持ち続けていれば、生体としての流れに反しますから、自ずと何らかの葛藤、歪みが生じます。

人によってその葛藤や歪みの出方は異なりますが、それが五十肩や鬱といった症状で現れることもあるのではないか、というのがぼくの経験的推測です。
もちろん、医学的根拠はまったくありません。

ところで人は、価値観の転換を迫られたとしても、なかなか慣れ親しんだ価値観や人生運営方法を手放せなかったりし。
無意識に、脇をギュッと締めるように自らを守る体勢を保ちます。
この結果、肩関節を形成する上腕骨が肩甲骨の関節部に引きつけられるように、脇の下の筋肉が緊張し凝ります。
多くの五十肩に見られる典型的な凝りがこれです。

普通痛みが出るのは、凝っていて痛みが出ている部分が原因だと思われ勝ちですが、その反対側(裏側)に原因があることが多いです。
例えば五十肩だと、脇の凝りや緊張がそれ以上伸びないように、反対側の関節周囲(三角筋など)を緊張させたり痛みを出現させたりする、そんな感じです。


五十肩様の痛み、症状がピークだった三日目の夜。
肩には、痛み、とまではいかないものの、ただ寝ていてもジンジンというような違和感があり。
布団に入ったまま、なかなか寝付けずウトウトまどろんでいました。
すると、青年時代からの思い出が浮かんで来ます。
それも、悲しかったり、悔しかったり、思い残しているような様々なことが。

はじめて付き合った彼女に振られた時のこと、結婚した親友に手作りのランプをプレゼントしたものの自分的には時間が足りずに満足出来ないものを贈ってしまったこと、エトセトラ、エトセトラ……。
後悔の残る様々なことが浮かび上がって来て2、3時間。
それらの思い出を包む空気が変わった気がしました。
試みに、最初に浮かんだ来た彼女に振られた状況を再度思い出してみると、悲しさやつらさという背景感が消えています。
親友へのプレゼントも、我ながら頑張った感に変化しており……。

ん?
と、気がついてみると、肩の違和感がありません。
起き出して、肩をいろいろ動かしてみるも、五十肩様の痛み無し。
次の日の朝、若干痛みの残像が残っていたものの、五十肩様の痛みは消えてしまいました。

あの時の痛みが、本当に五十肩だったのかどうかは定かではありませんが。
そんな興味深い現象がありました。

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2009/05/19

赤ちゃんスズメ来たる!

今年もついに赤ちゃんスズメが来ました!(^O^)
といっても、動画はまだ撮影出来ていません。

数日前から、家の外で赤ちゃんスズメの餌をねだる時の特徴的なさえずり

チュン、、、チュン、、、チュン、、、チュン、、、

という規則的なさえずりが聞こえていたので。
「む? そろそろヤツらが来るか?」と期待していたのですが。
先ほどついにベランダにて、餌をねだりつつ羽根をパタパタふるわせる動きをする赤ちゃんスズメを確認。(^^)

赤ちゃんというにはちょっとお兄さんっぽく、ひとりで来ていましたが。
ヤツは確かに赤ちゃんスズメでした。

うほほ。
これから、楽しみ。o(^^)o

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技の伝承

鍼灸学校2年生の時。
友だちに誘われて、鍼灸治療院にマッサージ師として勤めることになりました。
院内治療や普通の家庭への出張マッサージもありましたが、主な仕事はホテルへの出張マッサージ。
同じ学校の仲間や鍼灸マッサージでは卓越した技術を持つ先輩もいて、アットホームで和やかな職場でした。

仕事がない時は、治療室横の待合室で仲間同士だらだら過ごしているのですが。
時折、先輩が「伏見くん、ちょっと揉んでくれる?」とうつ伏せになることがあります。

ぼくごときが先輩の体を揉むのも恐縮しきりなのですが、兎にも角にも揉みはじめ。
しばらく背中を指圧したり揉んだりしていると。
「ありがとう。じゃ、今度は寝てみて」と言う先輩。

ぼくが揉んだ先輩の背中と同じ箇所を、今度は先輩が揉んでくれます。
何も言わず。
最後は「うん。こんな感じかな」で終了。

治療院に勤務していた数年間、こんな感じで数人の先輩から無言でマッサージを学びました。
体に、感覚に、刻み込まれたマッサージの感触。

最近フト、懐かしさや感謝とともに、その時のことを思い出しています。

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2009/05/13

体感としての想いや情動

昨日、久しぶりに友だちが遊びに来てくれて、宗教や精神世界、心理学等の話に華が咲いたのですが、中でも心理療法「フォーカシング」の話が懐かしく愉しかったです。

今もそうなのかはわかりませんが、以前日本で「カウンセリング」といえば来談者中心療法である「ロジャース派」が有名でした。
「フォーカシング」とは厳密には臨床心理学に位置づけられ、来談者中心療法の創始者カール・ロジャースの共同研究者ユージン・ジェンドリンが体系化した、想いや気分、情動などをリアルな体感として捉えるための技法です。
日本にはじめてフォーカシングを紹介したフォーカシング研究の第一人者は臨床心理学者の村瀬孝雄氏で、氏は森田療法や内観療法の研究者としても有名です。

思い返せば、鍼灸学校入学と同時に操体法の講習会に通いはじめ、さらにバイオエナジェティックスのワークショップに参加したり、心理療法や精神療法も学びはじめました。
バイオエナジェティックスとは、心理学者ウィルヘルム・ライヒの弟子アレキサンダー・ローエンが体系化した生体エネルギーを開放する技法です。
ローエンの師ウィルヘルム・ライヒはフロイトに破門され、晩年は獄中死するという将に異端の心理学者でしたが、その後今に至るまで生体や情動エネルギーに関わる精神療法全般に渡って、多大な影響を及ぼすことになる基本的な概念、理論、技法を創出した傑出した人だと思います。

ちなみに昔、操体法の創始者橋本敬三先生の治療室で、その書棚にウィルヘルム・ライヒ著「オルガスムの機能」を見つけた時は、「やはり」と思い、うれしくなった記憶があります。

当時、ぼくが参加したバイオエナジェティックス・ワークショップのリーダーは、デイビッド・ボアデラという方で、野口整体にも興味を持ち積極的に研究していたようでした。
その後氏はヨーロッパ・ボディサイコセラピー協会初代会長となり、それまでの研究をバイオシンセシスとして体系化したようです。

ライヒからローエンに受け継がれた生体エネルギー療法ですが、ベジトセラピー、ライヒアン、バイオエナジェティックス、パルセイションという名前で知られ、その他の技法にも影響を与えることになります。
ロルフィングやヘラーワーク、リバランシング、ブレスセラピー(ブリージング)等のボディーワークや、身体に蓄積ブロックされた情動エネルギーを開放するセラピーの理論的背景には、もちろんライヒの生体エネルギー理論があるでしょう。
ぼくのHPにある「チュアカ」も、ライヒの延長線上にある技法です。

OSHOコミューンでリバランシングのトレーニングを受けたり、1990年くらいまでは操体法や東洋医学と平行してボディーワークやセラピーの勉強をしていましたが、90年代からはブレスセラピー・ワークショップを自ら主催するようになりました。
ぼくが学んだ80年代のセラピーはいささか武骨で、情動エネルギーの開放、カタルシスに焦点があったように思います。
本来ならば、抑圧、蓄積された情動エネルギーは、再び受容され咀嚼、昇華されるべきだと思うのですが、情動エネルギーが喚起されるやいなや発散する方向に向かっていた感があります。
今から思えば、80年代という時代がそうだった、とも思います。

90年代、自らブレスセラピーを主催しながら、出来る限り情動エネルギーを咀嚼、昇華する方向性で運営してはいたのですが、どうしても参加者の意識はエネルギー体験や変成意識体験を捕まえてしまう傾向があり。
それは、リーダーの非力さ故なのですが……。
とはいえ、体験を重ねることで、徐々に咀嚼、昇華はなされていきました。

21世紀の今、80年代や90年代に行われていた手法は既に遠い昔のものだと思います。
同じ名前のまま行われているセラピーやボディーワークも、よりデリケートで洗練されたものになっていることでしょう。

そんな今、あらためて「フォーカシング」を思い出すと、現代にぴったりな技法なのではないかと思います。
ひとり静かに、未消化だった想いを、自分のペースとタイミングで、咀嚼し昇華出来る技法。

例えば、ピンと来ない想いや、胸の中に何だかもやもやする気分がわだかまっている時。
それを体感として感じてみる。
胸の中のもやもやはどんな質感、感触のものなのか、形や大きさは、色は……、などなど。
言葉にするとどんな言葉になるか、もやもやがしっくりと来るのか、それともギューッとしているのか、などなど。
自分がもやもやそのものになったとしたら、どんな体勢でどんなセリフを出すのか。

多くの場合、もやもやは不快な情動をともなっており。
反射的にその感覚を抑圧し、もやもやの原因や理由、正当性、取るべき行動などを素早く思考しはじめます。
反射的でオートマチックな、活き活きとした実感から硬直した思考へのシフト。

それを、もう一度実感的なものとして取り戻す。
ピンと来ないことや、もやもやとした想いのない、スッキリと腑に落ちる人生を送るための良いツールになるのではないか、そう思います。

フォーカシング ユージン T.ジェンドリン (著), 村山 正治 (翻訳)  福村出版 ¥ 3,780(税込)

マンガで学ぶフォーカシング入門―からだをとおして自分の気持ちに気づく方法 福盛 英明 (著), 森川 友子 (著), 村山 正治 誠信書房 ¥ 1,995 (税込)

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2009/05/06

日本的なマッサージがないのは何故?

タイトルに「マッサージ」と書きましたが、日本の治療院やサウナ等で見かけるマッサージのほとんどが手技的には按摩なので、厳密には「日本的な按摩がないのは何故?」というタイトルにした方がいいかも知れないです。
ちなみに、衣服の上から行うのが按摩、パウダーやオイルを使用して皮膚に直接働きかけるのがマッサージ、と思って間違いないです。

日本の鍼治療は、本場中国と違ってものすごく繊細な鍼を使います。
また日本のある流派では、鍼は刺さずに皮膚に接触させるだけで治療したりし。
日本の土壌で育まれると、同じ治療法でもこれだけ繊細なものになるんだと、感心したり納得したりします。

按摩から派生した日本オリジナルの指圧も、コリを揉みほぐすという「攻め」の発想がない、繊細で丁寧な治療法。

なのに。
何故按摩だけは、武骨な技術のまま受け継がれているんでしょう。
もちろん、本場中国の推拿や按摩の受け手の感覚を軽視したような結果重視、効率主義的粗暴さは減ってはいますが、それでもやはりコリを揉みほぐす的発想の「攻め」の技術ではあります。

江戸時代から日本の按摩はこうだったのでしょうか。
おそらく違う、いや、違っていてほしいと思っているのですが、江戸時代から続く吉田流按摩の特徴は線状揉みな訳であり。
今と大して変わらない可能性が高いです。

もっと繊細に、体に優しく問いかけるような按摩が主流にならないものでしょうか。
現状はマッサージに類する業種が増加して盲人の按摩さんたちも大変だと聞きますが、盲人の鋭敏な感覚を活かした日本的で繊細な按摩にしていけば、他のマッサージよりも格段に上質な手技になっていけるのに、と残念に思います。

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2009/05/04

空中浮遊瞑想動画

何だか大それたタイトルですが、セカンドライフで作ったアニメーション動画です。

治療師用フリーWeb素材を作りはじめて、いろいろと試行錯誤。
今、指圧のアニメーションを作っているのですが、指圧の動きってけっこう難しいです。
なかなかはかどらないので、ちょこちょこと別のことをやってみたりして。

という訳で、前から作りたかった瞑想のアニメーションを作りました。
座って瞑想していると、体が空中に浮き空に漂う、そんなアニメ。



取りあえず、座った状態から手足を伸ばしつつ空中に浮き、微かに上下した状態をループします。
この状態で、ふたり並んでぷかぷか漂いながらチャットするのも楽しいかもです。
チャット中のタイピングする手の動きは、そのまま反映されるので。

で、ぷかぷか漂うのに飽きたら、マットを(左)クリックすると、空中で足を組み、そのままゆっくりとマット上に着地。
着地する寸前、少しだけフワッと浮き上がり、再度ゆっくり着地します。
そのまま座った姿勢をキープ。

もしまた浮き上がってぷかぷかしたければ、再度マットを(左)クリックすればOK。

セカンドライフを実行出来る方は、達磨屋スカイハウスにデモを3個並べてありますから、お試しぷかぷかを下記SLurlからどぞ。

http://slurl.com/secondlife/Leiplow/204/11/126

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2009/05/01

操体法実技3DCG

操体法実技入門の画像を作っているのですが、かなり楽しいです。(^^)

先日、治療師アバターとして夢枕獏さん似のアバターを作ったのですが、「ばく先生」と命名しました。
治療師歴20年、専門は按摩師で操体法の下地あり。
独身39才。

で。
なんだか知らないうちに、ばく先生のお母さんも出来ちゃいました。
この道45年、63才のベテラン指圧師。
ご主人はばく先生が3才の時に死別。
その後、女手ひとつでばく先生を育て上げたという話です。
ばく先生には兄弟がいるという話ですが、今のところ不明。

(なんのこっちゃ (^^;)

とりあえず、治療用ベッドと基本的な患者さんのポーズが完成。
今日は操体法で代表的な触診ポイント、膝の裏のコリを確認している施術者側のポーズが出来たです。

0905011

施術者puruさんアバター、患者はばく先生のお母さん。
ちょっと遠目ですが、その内細部の調整が終わった時点でお母さんの正式デビュー予定~。(^^)

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