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2009/03/21

首の横の凝り


ストレスにさらされたり、眉間にシワを寄せるように深刻に考え込んだり悩んだり、自分を守るように身を固くしたり……。
そんな体の状態が継続したり無意識なクセになっていたりすると凝るのが首の横。
繊細だったり過敏だったりする人もよく凝っています。

ここが凝ると同時に胃やお腹のあたりも凝るのですが、ず~っと以前から興味を惹かれるのはやはり首の横の凝り。
胃やお腹の凝りよりも、より繊細で敏感な層というか感性、感覚が緊張して凝っている感じがします。
本来は「豊かな感性」だったものが「過敏」のような鋭角的な感じになったような。
ここの凝りが緩むと、集中的で過敏だった感性に余裕が生まれ、視野が拡がる、そんな感じもします。



実際に首の横の凝りに触れた時、主に触れるのが上図の前斜角筋だと思われ、このすぐ奥には中斜角筋があり、この前斜角筋と中斜角筋で出来る隙間=斜角筋三角を腕の主動脈である鎖骨下動脈や頸椎から出た腕の神経群が通っています。
ですから、この斜角筋が凝ると腕の神経や動脈への影響も考えられますよね。


以前、呼吸も全身が微妙に連動しつつその働きを続けていると書きましたが、多くの場合全身が協調的に連動せずに胸部付近で局部的に浅い呼吸をしていることが多いです。
斜角筋は首の骨から一番上の肋骨に付いていて、息を吸う時、それも肺の頂上部に吸い込む時に活躍するのですが、凝りや感覚の無さ故に活躍出来ない斜角筋が多いみたいです。
また、人は体の周囲に拡がり感や開放感を感じることが出来るのですが、肩や首周囲が凝っていて感覚が鈍っていたり仮死状態に近くなっていたりすると、肩から上の拡がり感が感じられなくなります。

という訳で、主に斜角筋のことを書いてきましたが、要するに首や肩周囲の凝りを和らげて、感覚を活き活きと蘇らせたいのです。
その為にも毎日前屈で呼吸してます。

呼吸を拡げる・前屈(1)」は、この肩や首周囲、特に首の横と前の感覚を蘇らせるよい機会です。
(ちなみに、感覚が蘇れば凝りは自然に緩んでます。前にも書きましたが、按摩やマッサージで凝りが緩むのは、凝っている状態をありありと感じられるように触れることで感覚が蘇り、結果として凝りが緩むということです)
息を吸いながら詰まり感や凝り感のあるところをじっくりと縮ませて、吐く息とともにリラックスする。
無意識に緊張していた部分を、意識的に更に緊張させることで感覚を蘇らせていく。


意識的に緊張させる時、前屈の姿勢で縮んでいる部分、首の横の部分や肩の盛り上がっている部分、腕の三角筋付近などをより緊張させてみる。
緊張させながら、両肩や両肘を内側に回すようにしたり、首を微妙に左右に傾けたり回したりすると、緊張する部分(斜角筋群等の深層筋も)が微妙に変化し、目覚める部分も多くなります。

そして、吐く息とともにリラックス……。

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2009/03/20

人体3Dの秀逸サイト

以前人体3Dのソフトを探していた時に見つけた「Visible Body」というサイトですが、英語ということもあり登録することなく通過していましたが、今回首の深層筋を調べたくて登録してみました。
登録して実際に使用してみると、予想以上に詳しくわかりやすいです。

以前ぼくが使用していた人体解剖3Dソフト「Med:Lips」について書いたことがありますが、その数倍は役に立ちます。
「Med:Lips」自体はどうやら開発も終わったらしい随分古いソフトですし、もともと整形外科的筋肉系が弱いので比較するのもなんですが。
ともあれ、とにかく秀逸な人体解剖3Dサイトです。

YouTubeに紹介動画がいくつかアップされているので、参考までに。

ユーザー登録をしてプラグインをインストールするだけで、フリー(無料)で使用出来るのが有り難いです。

せっかくなので、登録の仕方からメモしておくことに。

・Visible Body 登録ページ
http://www.visiblebody.com/user/register



記入する項目はそれほど難しくなく、それほど厳密にしっかりとチェックしなくてもよいと思いますが、上図事項を記入&チェックしたら「Terms of Use(利用条件)」をよく読んだ上で(^^;、ページ最下部の「I agree to the Visible Body terms of use.*」の左にチェックを入れて「Sign Me Up!」ボタンを押せば登録完了。

登録後しばらくすると、登録したメールアドレスにメールが届くので、その中に記入している長いアドレスをクリックしてサインインしましょう。

「Unity Web Player」というプラグインをインストールする必要があるので、下記ページからダウンロードします。

・Unity Web Player
http://unity3d.com/unity-web-player-2.x.html

これで「Launch Visible Body」ボタンを押せば開始出来ます。

名称がすべて英語なので最初はとまどいますが、テキトーに遊んでいれば使い方は覚えられると思います。



画面左側に人体各部がツリー状に並んでいます。
名称右横の緑色の「Add」ボタンを押すと、その部が骨格に乗ります。
「Integumentary System(外皮系)」と「Muscular System(筋肉組織)」を「Add」しちゃうと身体外側を包んでしまって中身が見えなくなるので、それ以外の「Add」ボタンを押して何が加わるか遊んでみると楽しいです。
で、後で「Muscular System(筋肉組織)」と「Integumentary System(外皮系)」を「Add」すると楽しいですが、いきなりテキトーに全部「Add」しちゃうのもよいです。

全部乗せてから「Integumentary System(外皮系)」をクリックして選択し、丸いコントローラー下にある「Hide」ボタンをクリックすると「Integumentary System(外皮系)」が消え、その下にある「Muscular System(筋肉組織)」が現れます。
あとはこの要領で、「Muscular System(筋肉組織)」のツリーを開き、表層筋を探して「Hide」ボタンを押して消していけば深層筋の位置を確認出来たりします。

人体の回転は人体上でクリック&ドラッグすることで自由に回転出来、好きな角度から眺められます。

今回見たかったのは斜各筋群なのですが、外皮や血管系、頭部の表層筋、胸鎖乳突筋などを外したのが下図。
斜角筋三角から出ている神経も見事に見えます。(^^)


ここに投稿した人体3Dの記事をまとめたページ→「鍼灸マッサージ師・手技療法家のための人体3Dソフト

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2009/03/19

呼吸を拡げる・前屈(2)

前屈したまま片側で伸び

前屈したまま、片側で伸びをします。

1.
まず、右の座骨(お尻で床に接地している部分)を床に押し込むように、床から座骨で伸び上がるようにします。
実際は座骨に充分に重心がかかり、若干右脇腹が伸びるような感じになります。
息を吸いながらゆっくりじっくりと座骨で伸び上がるようにし、吐く息とともにリラックスします。
リラックスした時には、伸び上がった姿勢は若干ゆるむものの、伸びた部分は自然にそのままにしておきます。
これを2~3呼吸行います。



2.
次ぎに、脇腹を伸ばすように、伸び上がります。
以下「2」~「4」すべて、吐く息とともにリラックスした時は、無理に戻さず伸びたままでよいです。
これも「1」同様、呼吸とともに2~3呼吸行います。

3.
今度は右腕を内側に回すようにしながら、肘を上方に伸び上げるようにします。
画像では、両手指先が離れていますが、実際の四肢指先は足の指(足の裏側)にフックのようにひっかけ、両手母指はからめたままです。
ここでも「1」同様、呼吸とともに2~3呼吸行います。

4.
「3」までは伸び上がる右側だけを意識しましたが、今度は「3」を反対の左側を充分縮めるよう意識して行います。
左腕の肘が床につくようイメージするといいと思います。
これも呼吸ととともに2~3呼吸。

「1」~「4」まで行ったら、また最初の前屈した状態に戻ります。
この時、左右の感覚差をじっくり味わってみて下さい。
伸び上がった右側だけが緩んで拡がった、なんだか奇妙な感じが味わえると思います。
これだけ右側に呼吸するスペースが生まれたということです。(^^)

左右の感覚が妙に異なる感じを味わったら 、「1」~「4」を左側でやってみましょう。


ここでは、「伸び」または「伸び上がる」感じで行うのがコツです。
ストレッチ等で体の各部を伸ばしたり柔らかくしようとする時、痛みやつっぱり感を無視してひたすら伸ばそうとすると、身体各部には葛藤が生じます。
体としては、それまでの生活習慣上必要な部分だけ効率的に動かしてきたものを、突然習慣から逸脱した動きや姿勢を強制される訳ですから、当然嫌がります。
それを「体を柔らかくする」という大義の元、本人が強制しちゃうんですから、葛藤している部分の感覚は徐々に鈍化していきます。
結果、体のある部分は可動域が拡がるかも知れませんが、感覚の鈍化した使えない部分が増えることになります。

活き活きとした風通しのよい体は、意識を向ける多くの部分が感じられて動かせ、使うことが出来る体です。

ですから、コツは「伸びる」です。
単に伸ばすのではなくて、積極的自発的に「伸びる」。
これ、気持ちいいです。
続けていると、どのように伸び上がれるようになってきたか、その変化や進化、深化の具合がよくわかります。

一応やり方ということで道筋を書いていますが、どんどん自分なりに伸び方を感覚とともに工夫していけたら素敵です。(^^)

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2009/03/17

呼吸を拡げる・前屈(1)

ここ数ヶ月特に「体の風通しがいい~」と感じるようになったのですが、それはず~っと続けていたストレッチをともなう呼吸法と、文字通りの呼吸法、そして感覚イメージを積極的に取り入れてから。
誰かの参考になるかも知れないので、それらをメモしておくことにします。

前屈しながら呼吸を拡げる

まずは床に腰を下ろして前屈します。



背中や下肢の後側が適度に伸びてつっぱり感を感じられる程度の姿勢にします。
痛みが出るほど無理して伸ばさないように。
自然に膝が伸びてしまう人は伸びたままでよいですが、伸びない人は無理のない角度まで曲げておきます。

両手の四指は足先から足の裏にまでフックのように指先を引っかけておき、ブレないように両手の親指をからめておきます。
(ぼくはガニ股なので(^^ゞ、両手親指をからめておかないと、リラックスした途端に両足先や膝が開いてしまいます)


このように体を適度に窮屈にした状態で、3~4呼吸、楽に呼吸をしてくつろぎましょう。
息を吸う時に体がゆっくりと膨らんで、息を吐く時には縮んでいくのを意識すると楽しいです。
また、吸う息の時は特に意識しなくていいですが、吐く息ととももにリラックスするようにすると、よりくつろげます。

3~4呼吸くつろいだら、そのままで緊張しているところや詰まり、多少痛みがあるところを確認します。
背中や下肢の後側は特に気にしないで、主に上半身の縮んでいる側を意識してみましょう。



人によって緊張や詰まりのあるところは異なりますが、股関節の前側(鼠径部)や下腹部、みぞ落ちのお腹内部、特に首の横や肩の付け根、三角筋付近の感覚をじっくりと観察します。
緊張しているところや詰まっているところ、多少痛いところが大体わかったら、ゆっくりと息を吸いながらその部分(複数箇所あればその複数箇所全部)をぎゅ~っと緊張させていきます。
そして、息を吐くと同時に全身をリラックスさせていきます。
風船から空気が抜けていくように、風船がしぼむように。

このリラックスした状態でも、足先にフックのように引っかけている指先は引っかけたままです。
息を吸いながら緊張しているところを意識的に更に緊張させていき、吐く息とともにリラックス……、これを3~4呼吸繰り返します。


これだけで、身体前面の緊張して呼吸が入らなかった部分にも楽に呼吸が入るようになり、はじめに前屈した時より余裕が出来て楽になっているはずです。


~つづく~

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2009/03/16

パソコンでの目の疲れ

パソコンを長時間使っていると目の奥に塊が出来たように痛くなって疲れたりしますが、テレビを同じくらい見続けてもそうはなりませんよね。
それはたぶん、テレビを見ている時は、映っているものを眺めるように見ていて、積極的に見てるというよりは映っているものを見させられている、そんな状態に近いのではないでしょうか。
意識もそれほど見ることに集中してはいなくて、身体性をともなった日常空間と無理なく行き来できる感じ。

一方、パソコンを見ている時は、身体性をともなう日常空間から思考偏重にシフトしていて、積極的にディスプレイを見にいっている、そんな感じがします。
あまりに集中してディスプレイを見詰めていると、ついつい顔が前に出て首の後(後頭部の生え際、頭蓋骨底部付近)が縮んで緊張しています。



無意識にこんな状態が継続すると、当然後の首や首と頭の付け根付近が凝り、肩も凝ってきます。

ぼく自身はパソコンに向かっている時は、基本的にはディスプレイ画面の映像が目に入ってくるように意識して、眺めるように見ています。
それでも時々「え!?」と思うような情報を目にした時など、上の図のようになったりし (^^;、「いかん、いかん」と基本的な眺めるモードに戻します。
これだと、思考世界ドップリよりはそこそこの身体性は残したまま、首の後を緊張させることなくパソコンに向かえます。



たぶん、数年前はそんなことは意識せず、いつも見にいくモードだったと思われ、長時間パソコンの前に座っていると度々目の奥が痛くなっていました。
でも、基本を眺めるモードに変えてからは、目の奥が痛くなることはほとんどないです。
最初のうちは無意識にけっこう見にいくモードになっていますが、気づく度に眺めるモードに戻していると、数回で眺めるモードが基本になります。

ただ、やはり長時間一定焦点距離の画面を見続けていると、目全体がボ~っと疲れたようにはなります。
なおかつ、ほとんど身体性から切り離された思考世界に浸っている訳ですから、身体感覚もおろそかに。
ですから、適度な眼球運動と焦点を移動する目の体操のようなものを時々行い、ストレッチをともなった呼吸法のようなものは必須です。

思考世界に浸った分、感覚世界にはそれ以上の濃度で浸らないと、どっちがメインなんだか分からなくなっちゃいますよね。

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2009/03/15

最近の治療中BGM

最近治療中に流しているお気に入りの音楽が「Spirit's Journey」。
もともとは、リラクゼーションや変成意識に導く為にヘッドフォンで聴く用に作られているヘミシンクCDですが、実はまだ一度もヘッドフォンで聴いたことがないです。(^^;
専らBGMとして、治療以外の日常でも聴いています。

Spirit's Journey

どこか、昔のOSHOアシュラムで作られたアシュラム・ミュージックにも似た、暖かさと優しさに満ちたアルバム。
この音楽を流していると、患者さんたちもごく自然に思考の世界から感覚や実感している世界にくつろいでいくようです。
いつもより治療が楽。(^^)

ヘミシンク関連の記事は右にまとめてあります→「のたりヘミシンク」

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2009/03/14

風通しのよい体とは

風通しのよい体になるにはどうしたらよいでしょう。

「風通しのよい体」にも書きましたが、呼吸は全身が協調的に連動する全身運動です。



全身が協調的に連動し、呼吸の繰り返しが微妙なうねりとなって収縮・膨張し続けている体。
感覚的には、呼吸が全身に行き渡っている感じ。
体がそんな状態だと、ものすご~く風通しがよいです。
もちろん体も軽いし、感覚も思考も体の外に対して開放的に拡がっています。

全身に呼吸が行き渡るためには、全身の感覚が目覚めている必要があります。
これは別に「100%目覚めていること」が必要とされている訳ではなくて、常に「今まで以上に」ということ。
全身の感覚を目覚めさせようとするベクトル、感覚のネットワークをより濃厚に密にしようとするだけでよいと思っています。
40%の感覚しか目覚めていない体が50%まで感覚が目覚めるようになったら、かなり快適に風通しよく感じるはずです。

「風通しのよい体」で、マッサージに関して次のように書きました。

>マッサージをした後、体が軽く感じられたり視界のモヤが晴れたようにスッキリしたりしますが、
>要するに風通しが悪かった体が風通しがよくなったからそうなる訳で、感覚的にはとってもわかり
>やすい現象ですよね。

按摩やマッサージでコリがほぐれたり体が軽くなるのは、按摩やマッサージされた部分から感覚が目覚めてくるからです。
凝っていたり澱んでいたり滞っている所は、感覚が眠っていたり仮死状態になっている所。
その感覚が第三者に触れられることで目覚める、それが按摩やマッサージの本質だと、ぼくは思っています。
施術者自身が、そこがどのような状態になっているか感じられるように触れる。



そうすると、受け手は意識的に、または意識と無意識の狭間で「そこがどのような状態になっているか」を感じます。
「感じる」のですから、既に感覚は目覚めはじめてますよね。(当たり前ですね)

なので、必ずしも第三者に触れてもらう必要はなくて、自分ひとりで凝っていたり澱んでいたり滞っている所を見つけ、その部分の感覚を目覚めさせるだけでもよいです。
というか、「凝っていたり澱んでいたり滞っている所を見つけ」た段階で、既に感覚は目覚めはじめているのですが……。


ところで、按摩やマッサージを受けた後、それまでより格段に目覚めた全身の感覚を、積極的に味わい愉しむことが出来れば、効果(感覚の目覚め)はより浸透し発展していきます。
患者さんたちには、もっともっと「感覚」にフォーカスを当て、価値を見出してほしいです。

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2009/03/13

風通しのよい体

自分の体が風通しよくてまわりに拡がっている、そういう状態が気持ちいいです。
単純なことですが、そういう時、しあわせだな、と思います。



逆に、体が澱んでいて重く閉塞的な時、そういう時の体の状態には気づいてません。
たまに気づくと、ものすご~~~く気持ち悪いです。



なので、ほとんど毎日、体に呼吸が行き渡っているか、滞っているところをチェックしたり、全身に呼吸を行き渡らせる呼吸法のようなことをしています。

無意識に吸ったり吐いたりを繰り返している呼吸は、ものすご~く微妙なのですが全身が協調して連動している全身運動です。
体に澱んだり滞っているところがあると、その分呼吸は偏ったり浅くなったりし、そして気づかないうちに体の風通しは悪くなり、閉塞的に重く感じられるようになります。
マッサージをした後、体が軽く感じられたり視界のモヤが晴れたようにスッキリしたりしますが、要するに風通しが悪かった体が風通しがよくなったからそうなる訳で、感覚的にはとってもわかりやすい現象ですよね。

ところで、マッサージ師は自分で自分の体をマッサージする訳にもいかず、日々の体のメンテナンスは自給自足するしかないのですが、実際にはそれほど難しいことではないです。
風通しのよい体の感覚を知っていて、なおかつ体が澱んでいたり風通しが悪いと気づくことが出来れば、あとは何としてでも感覚を風通しよくするしかないですものね。
ただ。
風通しのよい体の感覚を知ってはいてもそれに価値を置いていなかったり、体の澱みや風通しの悪さ、ダルさや重さを、ストレートに気持ち悪いと感じなかったり無視する傾向があったりすると、セルフメンテナンスは難しいです。
って、多くの人がそうなんですけど。(^^;

体が風通しのよいと感じる感覚以上に大切な仕事や目標や成すべき事がてんこ盛りだろうし、多少の体の澱みや風通しの悪さ、ダルさや重さなんかにかまけていられないみたい。
でもね。
人生の変わり目や病気の時、自分や体をもっとあるべき姿にしたいと思った時には。

そういった感覚たちにも目を向けて欲しいと思ったりする按摩さんなのです。

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