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2005/11/10

民間療法や無免許マッサージの扱い

時期を確認してみたら、ぼくが「あん摩・マッサージ・指圧師」の法律や行政の扱いに興味を持ったのは、2004年の1月頃からでした。
当時、今までにないくらい無免許マッサージの摘発が相次ぎ、あん摩・マッサージ・指圧師免許やその他の民間療法に対する法的解釈に何らかの変化があったのではないかと思ったのが最初でした。

昨日も書いた、内閣府ホームページ内国政モニター・ページの記載日時は2003年4月。
この時点で厚生労働省は、あん摩・マッサージ・指圧以外の整体やカイロ、民間療法の合法性を「人の健康に害を及ぼすおそれのない限度で」という但し書き付きで認めています。
もちろん、国が定める「あん摩・マッサージ・指圧」を無免許で行うことは違法行為です。
ですが、これら以外の整体、カイロ、エステ、アロマ・マッサージ、タイ古式マッサージ、各種ボディワーク等の民間療法は、人の健康に害を及ぼすおそれのない限度であるならば、営業することになんら問題はないということになります。

が、その後、厚生労働省は「あん摩・マッサージ・指圧」の定義を、従来より一歩進める形で発表。

同じ年の11月に、長崎県福祉保健部長の照会に対する厚生労働省の回答として、以下の文章が発行されています。

下記の文章は「クーニーの自前サーバー構築記」(佐々木鍼灸マッサージ治療院)サーバー内 ihan/11/ ディレクトリ seigansyo.pdf ファイルからの転載です。
上記ホームページ内の各ページを探してみましたが、該当ファイルへのリンクは見つけることが出来ませんでした。(Google検索で見つけたファイル)
下記文章の他、厚生労働省・医政医発第1118001号の照会・回答の全文は、ぼくのHP内のまとめページ、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に関する疑義照会について」に取り込んであります。

施術者の体重をかけて対象者が痛みを感じるほどの相当程度の強さをもって行うなど、あん摩マッサージ指圧師が行わなければ、人体に危害を及ぼし、又は及ぼすおそれのある行為については、同条のあん摩マッサージ指圧に該当するので、無資格者がこれを業として行っている場合には、厳正な対応を行うようお願いする。

これにより、整体やカイロ、民間療法の中でも「あん摩マッサージ指圧師が行わなければ人体に危害を及ぼすおそれのある」手技を用いるものは、違法行為として扱われる可能性が出て来ました。
「人体に危害を及ぼすおそれのある行為」の一例として「施術者の体重をかけて対象者が痛みを感じるほどの相当程度の強さをもって行う」手技を挙げていますが、対象者の主観的痛みの証言さえあれば違法行為になるということでしょうか。

今にして思えば、このような厚生労働省の2003年11月における見解を受けて、翌年早々無免許マッサージの摘発が相次いだのですね、きっと。

整体やカイロ、民間療法で営業するには、極力ソフトな手技で行う必要がある、のでしょうか。

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